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「ロングバケーション」のようなドラマ 二度と作れない理由

「ロングバケーション」のようなドラマ 二度と作れない理由
山口智子さん、木村拓哉さん主演の月9の名作『ロングバケーション』はなぜ再現不可能なのか?(写真:共同通信)

今やテレビは4K・8Kの超高画質化、携帯電話も5Gという超高速化・大容量の時代への転換期を迎えています。

もはや「IT革命」なんて言葉も死語になりつつあるほど、情報通信技術そのものが超高速で進化しているわけです。

そんな時代の急速な流れに、世相を映す鏡でもある“テレビドラマ”は、どのように対応してきたのか?……というのが今回のテーマです。21世紀に入ってちょうど20年となる今だからこそ、その進化の歴史を振り返ってみたいと思います。

日本最初の携帯電話はなんと「重さ3kg」

日本における最初の「携帯電話」は、1985年にNTTがサービスを開始した「ショルダーホン」でした。文字通り、肩からぶら下げるタイプのもので、重さは3kg!携帯電話と呼ぶには無理があるほど、端末が重く、デカく、また通信料も高く、まだまだごく一部の人向けのものでした。

「ロングバケーション」のようなドラマ 二度と作れない理由
肩からぶら下げる携帯電話「ショルダーホン」(写真:共同通信)

これが2年後の1987年には、重さが900gと3分の1以下になったそうですから、やはり情報通信技術の進歩のスピードは恐るべしです。

その翌年の1988年にドラマの中で颯爽と携帯電話が登場します。W浅野(温子&ゆう子)主演のトレンディドラマ『抱きしめたい!』(フジテレビ系)。

この中で、早川夏子(浅野ゆう子)や池内麻子(浅野温子)が、ショルダー式の携帯電話を使用していたのです。これがドラマ史上初の携帯電話登場、とは言い切れませんが、当時のトレンディ最前線を見せつけるというインパクトは大きかったと思います。

しかし、まだまだデカく、ゴツい携帯電話。この後、ドラマ界で携帯電話が頻繁に使用されるようになったということはなく、情報ツールとして主流になったのは「ポケベル」でした。

1992年頃から女子高生を中心に、ポケベルを使った数字の語呂合わせのメッセージを送り合うことが流行しました。ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』(1993年/日本テレビ系/企画原案は秋元康)に代表されるように、ドラマ内の通信情報ツールとしてしばしば登場してくるようになりますが、その全盛期は長いものではありませんでした。

ですが、時代が1990年代半ばに突入しても、まだドラマの中の主な情報通信ツールが携帯電話とはなりません。1996年4月スタート、いまやドラマ史に残る名作の一つとも言える『ロングバケーション』(フジテレビ系)では、葉山南(山口智子)も瀬名秀俊(木村拓哉)も奥沢涼子(松たか子)も携帯電話を持っていませんでした。

『ロンバケ』のようなドラマは再現不可能

それどころか、葉山と瀬名が出会ったキッカケは携帯電話が普及していなかった時代だからこそ実現できたもの。

葉山は結婚式当日に彼女を捨てた婚約者とルームシェアしていた瀬名のマンションに押し掛け同居。その理由は婚約者からルームメイトの瀬名に電話がかかってくるかもしれないからというもの……現在では、もはや無理めな設定でしょう。

総務省の統計によると、1995年末時点での携帯電話(PHS含む)普及率は9.6%。10人中9人は携帯電話を所有していなかったワケで、『ロンバケ』製作時の、1996年春頃には、違和感のない設定でした。

また、瀬名は秘かに奥沢に心を寄せていますが、突発的かつ些細な出来事によって2人は何度かスレ違うことがありました。5年後にこの『ロンバケ』が地上波で再放送されたとき、当時の高校生から「どうしてキムタクは、松たか子の携帯に電話をしないのか?」という疑問の投書が新聞社に寄せられたそうです。

『ロンバケ』から5年後の2001年時点での携帯電話普及率は、60.3%。もう携帯電話が一般化していたのですから、高校生が疑問に持つのも無理もないことです。

爆発的な普及率アップに呼応するように、1997年頃からドラマにも登場するようになっていった携帯電話。それと並行して存在感を増していったのが、「メール」です。パソコンへの間違いメールが元で、恋が始まる『WITHLOVE』(フジテレビ系)が登場したのが、1998年。

携帯電話の浸透がうかがえる『涙をふいて』

そして、この2年後の『涙をふいて』(2000年/フジテレビ系/上戸彩のデビュー作)では、メールや携帯電話を巡る状況がさらに進んでいることがわかります。

この作品は、火事で父(木村恵吾)を亡くし、母(岡田奈々)が意識不明の重体になってしまった4人兄妹を引き取った大西勝男(江口洋介)の物語。その4人兄妹の長男・渕上健太(二宮和也)は、使っている形跡のない携帯電話をずっと大切に持っていました。

その理由は、生死をさまよっている母からの、最後になるかもしれないメールが残されているからです。一般的に普及してから3年ほどの時期ですが、既にメールや携帯電話の浸透ぶりがうかがえます。

それから10数年の時を経た2017年頃からは、メールよりLINEが主流化。LINE上のやり取りをそのまま画面に出す演出も時折見るようになり、今では1クールに数本の割合でドラマに登場しています。

通話だと取り留めない内容になってしまうのに、画面上がポップなLINEのやり取りにするとドラマ演出として際立つといった一種の“発見”だったのかもしれません。

2020年の『♯リモラブ〜普通の恋は邪道』(日本テレビ系)では、ドラマの4分の1近くが、このLINEのやり取りになっていたほどです。

情報通信ツールの進化は、ドラマの設定や演出をドラスティックに変えてきました。そんな中起きた、2020年のコロナ禍。

従来通りの撮影・収録が中断を余儀なくされる中、テレビは一斉にリモートでの収録に切り替えます。演者がそれぞれの自宅や事務所から、パソコンやスマホを利用して出演するスタイルは、今もさまざまな番組で採用されています。

これも、情報通信ツールの進化・普及があればこそ。10年前では、こうした方式は採れなかったかもしれません。

コロナ禍に生まれた「リモート収録ドラマ」

そして新作の撮影が困難になったドラマでも、この「リモート収録ドラマ」が登場。先鞭をつけたのは、NHKでした。

まだ全国的に緊急事態宣言が発令されていた5月上旬に『今だから、新作ドラマ作ってみました』というタイトルで、3回にわたって30分枠のリモート収録によるドラマを放送。

宣言解除後の5月29日には、放送を中断していた『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)が、役者同士の絡みがない形で「特別編〜新作つくらせて頂きました」を制作、放送。

以降、『リモートドラマLiving』(NHK総合)、『世界は3で出来ている』(フジテレビ系)、『リモートで殺される』(日本テレビ系)、『JOKE〜2022バニック配信!』(NHK総合)など、リモート収録、またはそれを模した演出でのドラマが相次いで放送されています。

最近では、『共演NG』(テレビ東京系)や『恋する母たち』(TBS系)など、スマホやパソコンでのリモート会話を自然に取り入れる演出も散見されるようになりました。

身近な情報通信ツールの進化・変化を取り入れ、変容していくドラマは、まさに世相を映す鏡です。

今では、ドラマの登場人物が携帯電話やメールを使用するのは、呼吸しているのと同じぐらい当たり前なことになっていますが、実はまだ、ここ20年余りのこと。コロナ禍で登場したリモートも、10年後にはもっと進化した形で、ドラマの中で展開されているのかもしれません。 「ロングバケーション」のようなドラマ 二度と作れない理由 外部サイト とんねるずがここまで時代錯誤になったワケ 堺雅人「半沢直樹で見せる演技の違和感」の正体 明石家さんま「老害化する笑いの天才」の限界 「山口智子」をもっと詳しく

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