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“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

先月6日に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に対するNPO法人「日本吃音協会」の抗議が議論を呼んでいる。「吃音者に対する差別と偏見を助長する」として協会が問題視したのは番組内の“ドッキリ企画”で、先輩芸人からの説教を受けたお笑い芸人のインタレスティングたけしが、言葉に詰まった場面。

【映像】水ダウは差別的?吃音当事者と考える

“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

インタレスティングたけし本人は「またテレビジョンでたい!!」「いろいろありますがまだまだ頑張りますので、これからもよろしくお願いします!」などとツイートしているが、協会は4日、「番組側に悪意は感じない。抗議するほどのことではないと、たくさん意見があった」「私たちもその番組に悪意があったとは考えていない」としつつも、「私たちの多くは日常の中で、まさに悪意のない嘲笑に深く傷つき、『大袈裟だ』『考えすぎでは』などと、理解のない言葉に心を痛めている」と訴えている。

“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

番組を視聴していたという吃音当事者のあかしさん(28)は「吃っているような話し方にツッコミを入れたり、注意をしたりして、それをみんなで笑うような持っていき方だった場合、嫌な気持ちになったと思う。その点、今回はインたけさんのキャラクターみたいな部分についてのお笑いだったように思うので、吃音に対する差別を助長するようなものではなかったのではないか」と指摘し、協会の抗議が必ずしも吃音者の総意というわけではないと話す。

「吃音の当事者でつくる団体にも、より会員数が多く、学会などと連携している団体もある。抗議をする場合は早ければ早いほど効果があるとは思うが、まずは複数の団体で話し合いをし、精査をした上で対応すべきではないかと思う。今回のことで、吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しいし、これから先、吃音のあるエンターテイナーたちの道が途絶えてしまうような風潮になるのが怖い。僕も番組がダメだめだったというわけではないと言いたいし、今回のことで吃音ということを皆さんに知ってもらえる機会になればいい」。

“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

ライターの中川淳一郎氏は「乙武洋匡さんと議論したこともあるが、例えば乙武さんが“手も足も出ない”と冗談を言うことに対して、障害者の方から“あなたは障害者の中の強者だからそういうことが言える”と批判されると言っていた。あるいは部外者が“かわいそうだ”と決めつけてしまうこともある。かつて地上波で放送されていたこともある“小人プロレス”に関しても、”障害者を見せ物にしている”という批判を受けて流されなくなり、興行も打ちにくくなった。レスラーの皆さんは“俺たちの仕事が失われた”と怒っていた」とコメント、当事者や団体にも様々なスタンスがあるものだと指摘。

“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

一方、EXITの兼近大樹は「“ちょっと変わった先輩”が“さらに変わった後輩”を呼んでトークする場面が、この番組が出した商品だ。それを見て“変なことを言っている”と笑うのか、それとも“この人は病気なのではないか。それをお笑いにするのはひどい”と捉えるか、という問題だ。僕は両方とも間違いではないと思う。インたけさんも芸人さんとして“笑ってくれたら幸せだ”ということでやっているんだと思うが、インたけさんみたいないじり方をされることで傷つく人もいるかもしれないということだ。そう考えると、差別を助長している可能性は無いとは言えない」とコメントした。

“水ダウ”への抗議に「吃音者の総意というわけではない。吃音っぽい人を笑ってはダメ、みたいなことになるのは悲しい」との声も

『水曜日のダウンタウン』のファンだというジャーナリストの堀潤氏は「僕がNHKに入局して研修を受けていた時、無理解など、社会の側にハードルがあり、それと向き合っているという意味での“障害”なので、“障がい”とは表記しないという話を聞いた。やはり漢字にすることが差別を助長するという見方は、本質的には誤っていると思う。今回の議論をきっかけにして、知る機会を止めないことが大切だし、急に入って来て怒鳴るという企画そのものがどうだったのか、後味の悪い企画もあるので、そういう有り様にも目が向くといい」とコメント。

さらに「“差別”という言葉が安易に使われ過ぎではないかという危惧もある。“差別”と言った瞬間に、“向こう側”と“こちら側”に線が引かれてしまいがちなので、まずは“理解が進んでいない”“こういう思いを持たれている人もいるが、制作者にはどういう意図があったのか”という発信の仕方をすべきだったのではないか。当事者のSOSを受け取って代わりに声を上げる第三者の関わり方も、バリエーションを広げられるといい」と問題提起していた。(『ABEMAPrime』より)

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