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「アナウンサー時代はTBSのトイレで吐いてました」15歳で摂食障害になった小島慶子(51)が語る、過食嘔吐に苦しんだ15年間

〈「顔が大きい」「腕にいっぱい毛が生えている」と家族に指摘され…元TBSアナ・小島慶子(51)が幼少期に抱いた“容姿コンプレックス”〉から続く

元TBSアナウンサーで、現在はタレント・エッセイストとして活躍する小島慶子さん(51)。幼い頃から40代まで、過干渉な母親との関係に葛藤しながら過ごしたという。

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母子関係に悩みながら思春期を過ごした小島さんは、15歳から15年間、摂食障害にも苦しむようになる。「アナウンサー時代も食べ吐きをしていた」と話す彼女の過食嘔吐はいつから始まり、何がきっかけだったのだろうか。ライターの吉川ばんび氏が、話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く)

「アナウンサー時代はTBSのトイレで吐いてました」15歳で摂食障害になった小島慶子(51)が語る、過食嘔吐に苦しんだ15年間
小島慶子さん©深野未季/文藝春秋

◆◆◆

15歳で摂食障害になった“きっかけ”

――小島さんは15歳で摂食障害になったそうですが、何かきっかけがあったのでしょうか。

小島慶子さん(以下、小島)まず前提として、私は摂食障害の医学的な診断は受けていません。なぜならそれが病気だと知らず、受診しなかったからです。ずいぶん後になってから、病気だったと知りました。当時は、人に言えない恥ずかしい癖だと思っていたのです。

食べ方が変化したのは、姉が結婚して家を出てからです。それまで母は姉の結婚にかかりきりでしたが、これからは自分に母の関心が集中するのだと思ったら、天井に黒雲が降りてきて視界が狭くなったように思えました。

「うわ、きついな」と思ったのを覚えてます。それからだんだん、太ることが怖くなってきて、というのが始まりでしたね。

――具体的にはどのような症状がありましたか。

小島15歳のときから、体重増加が怖くなったんですね。それで食事量をものすごく減らして、食事の内容に神経質になったり食べ方がおかしくなって。

それから18歳で失恋した反動で、今度は過食になって一気に太りました。しかし、その体型のままだと就職試験が大変なので、そこから無理なダイエットをして、食べては吐く過食嘔吐になってしまったんです。

「トイレで吐いているでしょ」小島さんの過食嘔吐を知った母は…

――お母さんは当時、心配していましたか。

小島心配というより、腹を立てたんじゃないですかね。「こんなにブクブク太って」と言われました。当時、近所のスーパーマーケットや商店街を端から回って食べ物を買い込んで、コソコソ帰ってきては自分の部屋で食べ物を口に突っ込み、トイレで吐いて、を繰り返していたのはおそらく母も知っていたと思います。

ある日、うちのトイレの浄化槽が詰まってしまって、業者さんが来たことがあったんです。すると母が、業者さんから「本来、浄化槽にあるはずのない食べ物がたくさんありました。お宅、どんな暮らしをしてるんですか」と言われたらしく。

そのことで母から「トイレで吐いているでしょ。恥ずかしかったわよ、そんなことを言われて」と言われたときに「そうか、恥ずかしいからやめてほしいんだ。私の身体の心配とか、どうしてそんなことをするのかという疑問はないんだ」と思ったのを覚えています。

――当時の食生活や心身の状態はどのような感じでしたか。

小島とにかく食べるのをやめられないんですよね。やめたいのにやめられない。食べて頭を空っぽにしたいのです。でも就活があるから「太っちゃいけない」という一心で食べたものを吐く。吐きながら「ああ、もうこんなことやめたい」と思うけれどやめられなくて、そんな自分が嫌いだから、その現実を忘れるためにまた食べて吐く。アルコールなどの依存症の症状と似ているかもしれませんね。

当時はなんでも食べたら必ず吐くのが習慣でした。大学生の時は、それまでより15キロほど体重が増えて、それを無理なダイエットで落として。

アナウンサー時代も隠れて食べ吐きしていた

――アナウンサーになってからも、過食嘔吐は続いたのでしょうか。

小島アナウンサー時代も、30歳で子どもを産むまでは隠れて食べ吐きしていました。恐ろしいことに会社では食べ物がすぐに手に入るんですよ。コンビニがあって、いろんなところにお菓子やお弁当が置いてあって。

トイレもそこら中にあるから、ひとけのないトイレを選んで食べ吐きをしていました。でも食べ吐きをしているとパンパンに顔が浮腫(むく)むんですよね。だから身体はヒョロッとしているのに顔だけ浮腫んで、特徴的な見た目になっちゃう。

食べ吐きをする人は、誰が食べ吐きしているか大抵わかるんですよ。コンビニでの食べ物の買い方や、食べ方を見たりしてもわかりますし。

――画面に映る仕事をしていると、なおさら不健康な見た目が気になってしまいますよね。

小島おっしゃる通りで、画面に映る自分を見て「あ、私はやっぱり姉が言っていた通り、顔が大きくて見苦しい。死んでしまいたい」と思って、惨めな自分を忘れるためにまた食べ吐きを繰り返すような生活でした。

30歳で過食嘔吐がおさまった理由

――それだけ続いた過食嘔吐がおさまったきっかけは何だったのでしょう。

小島30歳で1人目の子どもを出産したことです。妊娠中は悪阻(つわり)がひどくて、食べられなくなったんです。産んでからは育児にてんてこ舞いで、過食嘔吐をする暇がなくなりました。

異常な食欲がなくなって過食嘔吐がおさまったのはよかったのですが、今度は産後うつっぽい状態に。

――出産に関して、何か不安なことなどありましたか。

小島出産前は、女の子を産むのが怖かったです。過干渉な母と同じことをしてしまうような気がして。「どうか男の子を」と祈り続けたら、たまたま2人とも男の子だったんですけれど。

実は、結婚前から会社の診療所でカウンセリングを受け始めていました。

――それはどういったことで悩まれていたのでしょうか。

小島母との関係です。「なんだか苦しい」と会社の診療所の精神科医に相談しました。その時見ていたアメリカのテレビドラマでは、登場人物たちがしょっちゅうカウンセリングを受けていたので、精神科を受診することにはあまり抵抗はありませんでした。

第1子出産後に、母親への思いが「異常だ」と感じたワケ

――その後もカウンセリングを受け続けたのでしょうか。

小島第2子を妊娠したタイミングで、受診していた総合病院の産婦人科の育児相談室で育児に関するカウンセリングを受け始めました。

――出産やカウンセリングを経て、お母さんへの思いや考え方に何か変化はありましたか。

小島釜の蓋が開いてしまったという感じでした。第1子を出産した後、色々な人が子どもを抱きにきてくれたのですが、母が抱いているのが嫌だったんですね。当時の気持ちとしては「ママにだけは大事な子どもを触られたくない」という思いで。

そのときに「これは異常だ」と気が付いたんです。孫を抱いている母を見てそんな風に感じたわけですから、これは相当大きな問題なのだろうと思ったのを覚えています。

「母への理解が深まった」母子関係が変化した大きな転機とは

その後、カウンセリングで自分の気持ちを吐き出しているうちに、とめどなく怒りが湧いてきてしまいました。それがおさまるのに10年くらいかかったでしょうか。今は、母との適切な距離の取り方がわかるようになりました。

今思うと、本当に母がかわいそうだと思います。彼女だってしんどい生い立ちで、外国で命がけで産んだ娘になんとか良くしてあげたい一心だったのに、その娘から「孫を抱いてほしくない」と思われたなんて、本当に胸が痛みます。

――ご自身の中で、それまでにはなかった感情が生まれると同時に、次第にお母さんへの憐憫の思いが生まれたということですね。

小島そうですね。憐憫というよりも、最終的には、母という1人の人間に対する理解が深まったということでしょうか。そこに至るまでにはかなり時間がかかりました。

出産・育児で「命をケアする」という経験をして、母との関係が母と娘から「誰かの親同士」という関係になったのが最初の大きな転機でした。「私はちゃんと育てているけど、あなたの子育てはどうだったわけ?」と、母の子育てを批判したくなって。

――視点が大きく変わったのですね。

小島それまでは家族関係の悩みについて「私が悪いんだ」と思っていました。でも、批判的になって一気に「このしんどさは自分のせいじゃなくて、母の育て方のせいだったんじゃないか」と、母を責める方に振れてしまったんだと思います。

様々な要因が重なり、33歳のときに不安障害を発症

――小島さんは33歳のときに不安障害の診断をされたとのことですが、それが、2度目のカウンセリングを受けられた時期だったのでしょうか。

小島はい。カウンセリングで、生まれ育った家族との関係の悩みの棚卸しをしている最中に2人目の子どもを産んで、このまま仕事に復帰してやっていけるだろうか、という不安が加わりました。

産後のホルモンの変化や睡眠不足による体力の衰え、さらに当時夫との関係にも悩んでいたため、メンタルが限界に達したのでしょうね。精神疾患の1つである「不安障害」を発症しました。

撮影=深野未季/文藝春秋

〈「本当に苦しくて死のうとも思った」33歳で不安障害発症、両親とは7年会わず…小島慶子(51)が向き合い続けた“家族との関係”〉へ続く

(吉川ばんび)

「アナウンサー時代はTBSのトイレで吐いてました」15歳で摂食障害になった小島慶子(51)が語る、過食嘔吐に苦しんだ15年間 /img/cmn/btn_share_x.svg /img/cmn/btn_share_fb.svg リンクをコピーする みんなの感想は? 外部サイト 【続きを読む】「本当に苦しくて死のうとも思った」33歳で不安障害発症、両親とは7年会わず…小島慶子(51)が向き合い続けた“家族との関係” 【初めを読む】「顔が大きい」「腕にいっぱい毛が生えている」と家族に指摘され…元TBSアナ・小島慶子(51)が幼少期に抱いた“容姿コンプレックス” 【画像多数】15歳で摂食障害になった元TBSアナ・小島慶子さんの“撮り下ろしグラビア”をすべて見る

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