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松本人志や岩橋良昌にドライな対応?「吉本鎖国」というワードが話題に

松本人志や岩橋良昌にドライな対応?「吉本鎖国」というワードが話題に (全2枚)

『ダウンタウン』松本人志の『週刊文春』報道を機に、吉本興業の“変化”を指摘する声が各所で上がっている。

発端となったのは、吉本興業の“頂点”である松本に飛び出した性強要報道。後輩芸人がアシストする形で、数年前から複数の女性と性的関係を結んでいたというものだが、松本は昨年暮れに週刊文春が第一報を報じるや、即座に吉本興業のホームページで法的措置を宣言した。

ただ、その後も二の矢、三の矢が放たれると、吉本は一転して中立的な立場に変わり、コンプライアンス遵守や各種ハラスメントの根絶を強調するようになった。これは万が一、文春報道が事実だった場合、会社に損害を与えた松本に吉本が賠償請求できる立場であるため、慌ててポジションを解消したとみられる。

「その後、松本さんは芸能活動を休止。自身で弁護士を雇い、文春を発行する文藝春秋を相手取り名誉毀損訴訟を起こしました。吉本は原告側に名を連ねていません」(スポーツ紙記者)

今や吉本興業は単なるお笑い事務所ではなく、国ともビジネスする大企業。リスクヘッジは企業として当然なのだが、“松本世代”と呼ばれる中堅芸人や、ダウンタウンに憧れる一部若手芸人からは

「てっきり吉本が一緒になって戦うと思っていた」

という声も聞かれる。

最近ではX(旧ツイッター)で“不穏投稿”を繰り返していたお笑いコンビ『プラス・マイナス』の岩橋良昌が22日付で吉本興業から契約解除を通達された。吉本は

《SNSにおいて、関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信が認められたことから、当社はマネジメント会社として、その都度面談のうえで注意指導を繰り返し実施してまいりました。当初は2月21日にも岩橋と面談いたしましたが、その直後に当社からの注意、要請に反する投稿を行うに至ったことから、これ以上のマネジメント契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました》

と説明した。ようするに「手に負えない」ということ。相方の兼光タカシは「寝耳に水」だったという。

すると、芸人仲間の『テンダラー』白川悟実はXで

《プラスマイナスの解散絶対アカン許さん。今は休ませてあげて下さい》

と吉本の一方的な措置に反発。続けて

《で、復活したらまた、めちゃくちゃ面白い漫才しますので、先輩が嫉妬するぐらいの。今は休憩です!プラスマイナスは休憩です》

とつづった。

岩橋は昨年、14歳年下の妻と離婚し、子どもとも離れ離れになった。自身が「強迫性障害」であることも公表しており、一連の“暴走”を心配する声の方が多かった。

「吉本もその辺りの事情は重々承知している。契約解除の前に強制的に休ませても良かったように思う。

芸人の間では岩橋さんの契約解除は『当然』ではなく『なぜこうなった!?』『勿体ない』という声がほとんど。松本さんの件と同様、吉本に対して冷たいイメージを持つ人が増えている」(お笑い関係者)

吉本は芸人にとっては“楽園”で、駆け出し時代は薄給だが、成り上がればギャラは一気に跳ね上がる。お笑いに集中できる環境があり、所属芸人はみな

「おもろいことだけを考えていればいい。自由な社風で居心地がいい」

と口をそろえる。問題児も多かったが、それを含めての吉本興業なのだ。

「最近では“吉本鎖国”というワードが話題になりました。『吉本の劇場は吉本芸人だけで回しましょう』というお達しが拡大解釈され『他事務所NG』という風になったようですが、ひと昔前ならばありえない。

笑いで日本を明るくする、お笑い界全体を底上げするという目的でやっていましたから。こんな事務所だっけ?というのが正直な感想」(若手お笑い芸人)

『霜降り明星』のせいやは自身のユーチューブチャンネルで“吉本鎖国”について

「珍しいっよね。全体に『こういうことします』って、あんまりないというか。(吉本は)自由じゃないですか、正直。良いとか悪いとかではなく、(吉本)変わりましたよね」

としみじみ語っていた。

“社員は家族”だった吉本興業が変わりつつあるのかもしれない――。

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