女優の原菜乃華（２０）が５日深夜放送の日本テレビ系「午前０時の森」（月・火曜、後１１時５９分）に出演し、女優ならではの悩みを告白した。

同番組は、人生キラキラの「あっち側」の人間に対し、芸能界で息を潜める小心者の「こっち側」のゲストをスタジオに招いて悩みや相談を打ち明けるというバラエティー。「こっち側」の原の悩みを「オードリー」若林正恭が読み上げた。「オーディションに落ちたドラマは絶対見られない。落ち続けた時期は、人がお芝居しているものは、全部見られなくなってしまった。人が出てこないという理由で、アニメしか見られなくなってしまった」という内容だった。

原は「見なきゃいけないなと思うんですけど、見たら２、３週間落ち込むのは分かっているので、そうするとお仕事もままならくなるじゃないですか。そうなると良くないから絶ったりとか。中学生から高校生にかけては本当にオーディションに受からなすぎて。レッスンに行き、家に帰るみたいな生活をずっとしてたから、何も見られなくなって、結果行きついたのがアニメーションでした」と明かした。

続けて「褒められたりするじゃないですか。『あなたが一番良かった』って言われて落ちる経験を死ぬほどしてきたので。もう、芸能界の大人の言うことは信じないって」と話すと、それを聞いた「三四郎」小宮浩信は「二十歳で早いよ！」とツッコんだ。

また、仕事で落ち込んだ時の原の対処法を若林が読み上げ、「ひたすら人の悪口だけしゃべるヤバめ炎上系ユーチューバーの動画を見て『自分はまだそこまで落ちていない』と自分を励ますことで自尊心を保っています」という内容だった。衝撃の陰キャに若林は思わず「原さん、これしゃべんのやめたほうがいい」と震えた。原は「誤解を解きたい」と説明をし始め「人の悪口が苦手で。言うのも聞くのも無理で。そういう場所に放り込まれると、病んでしまうんですね。より強い劇薬みたいなものをバーンって撃ち込まれると、一瞬サッて（なくなる）。毒を毒で制す、みたいな。見ていられないようなものを一回入れることで、私はまだ自責で生きてるんだと。まだ大丈夫と思いたくて」と独特な感性を明かした。

原はアニメ映画「すずめの戸締まり」で主役声優に抜てきされ、映画「ミステリと言う勿れ」やＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」など話題作に続々と出演。実写映像化される【推しの子】にも出演することが決まっている。

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