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「ゴジラ-1.0」邦画初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞

「ゴジラ-1.0」邦画初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞

<第96回アカデミー賞授賞式>◇10日(日本時間11日)◇米ロサンゼルス(ドルビー・シアター)

ゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ−1.0」(山崎貴監督)が、邦画として初の視覚効果賞を受賞した。

23年12月21日(日本時間22日)に発表した同賞のノミネート候補10作品に残り、ショートリストに選出されたこと自体、日本映画では初の快挙だった。監督・脚本・VFXを担当した山崎貴監督(59)が、日本映画史に新たな1ページを刻み込んだ。

授賞式のプレゼンターはアーノルド・シュワルツェネッガーと、「バットマンリターンズ」ペンギン役などで知られるダニー・デヴィート。シュワルツェネッガーが「ゴジラ!」と呼び上げると、ゴールドのゴジラのフィギュアを手にした山崎貴監督は立ち上がって両手を上げてから振り下ろすガッツポーズ。関係者たちも立ち上がって喜んだ。スタンディングオベーションとなった会場には「ゴジラのテーマ」が高らかに響いた。長い歴史を持つ「アカデミー賞」の中で、監督として、視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックだけであり、山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。

山崎監督は連名での受賞となったVFXプロデューサーの渋谷紀世子氏、高橋正紀氏、野島達司氏と登壇した。山崎監督はスピーチの際、原稿を開くためにゴジラのフィギュアを持てず「持ってて」と隣に手渡すと、式場にひと笑い。英文で「四十年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした」とスピーチをスタート。「ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここに居ます。この場所から遠く離れた所でVFXを志しているみんな!ハリウッドが君たちにも挑戦権がある事を証明してくれたよ!」と喜びを語った。続けて「最後に『ゴジラ−1.0』に携わったみんなを代表して、阿部秀司プロデューサーに報告したいと思います。やりましたよ!(Wedidit!)と」と、昨年12月に亡くなったロボット創業者の同作プロデューサーに呼びかけ、壇上に持ち込んだ遺影も映された。渋谷氏も日本語で「会場のみんな、東京のみんな、ありがとう」と感謝。再び、ゴジラのテーマが流れる中、おおきな拍手が送られた。

授賞式前の下馬評は高く、受賞はあり得るとみられていた。2月に米国で行われた、アカデミー賞のノミネート者が一堂に会するノミニーズ・ランチョンに山崎監督らが参加した際、スティーブン・スピルバーグ監督から「ゴジラ−1.0」を3回も見たと絶賛されていた。山崎監督は同13日に投稿したXに、スピルバーグ監督とのツーショットを投稿。「神様に会いましてんもうこんなのどうしたら良いの?泣くしかもゴジラ3回観てくれててキャラクターがいいって言ってくれてゴジラのフィギュアも嬉しそうに貰ってくれて‥」とつづった。サンディエゴ映画批評家協会賞最優秀視覚効果賞、第12回ノースカロライナ映画批評家協会賞最優秀視覚効果賞、ジョージア映画批評家協会賞最優秀国際映画賞受賞と、米国内でも評価が高かった。

「ゴジラ」は、製作・配給の東宝が1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から「ゴジラ−1.0」まで30作を製作、配給してきた。「ゴジラ−1.0」の撮影は22年3〜6月に終え、VFXを製作し、本編は23年5月に完成。日本国内では、1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)の公開日と同日の23年11月3日「ゴジラの日」に公開された。

主演の神木隆之介(30)が、戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一を、浜辺美波(23)が焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。敷島はゼロ戦の操縦士で、機体に不備があると偽り特攻を回避したが、ゴジラに襲われながらも生き残る。悔恨の念を抱き帰京すると、他人に赤ん坊を託され身寄りもない典子が自宅に押しかけ、血縁がないながらも、ようやく生き直そうとしている中で東京に上陸したゴジラに典子が襲われ、最終的にゴジラ討伐作戦に参加する物語。

日本国内では、封切りから1月11日までの70日間の国内での興行収入(興収)52億1000万円、観客動員339万人を突破したと発表された。3日までの122日間、興収60億1000万円、動員392万人を突破し、23年公開実写映画興収1位となった。

また、同12月1日から邦画実写史上最大規模となる2308館で公開した北米でも、興収は19日時点で3605万ドルを突破。5日に全米での興行収入(興収)が1436万ドル(約21億円)を突破し、日本で86年、北米で89年公開の映画「子猫物語」が記録した、1329万ドルを34年ぶりに塗り替え、邦画実写映画として歴代1位となった。

◆「ゴジラ」製作・配給の東宝が、1954年の「ゴジラ」から「ゴジラ−1.0」まで30作を製作、配給してきた。主演の神木隆之介(30)が戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一、浜辺美波(23)が焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。撮影は22年3〜6月に終え、VFXを製作し、本編は5月に完成した。

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