3月21日、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』が放送され、年末に放送される歌番組「第7回オールスター男女歌合戦」担当ディレクター・沼袋勉役で、中村倫也が出演した。

『ブギウギ』は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルに、主人公の福来スズ子（趣里）が多くの困難を乗り越え、歌手として人々に勇気と希望を与えていく姿が描かれている。

現在は第25週「ズキズキするわ」（第117〜121話）が放送中。スズ子は、「男女歌合戦」で若手歌手と共演することになるが、自身の代表曲『ラッパと娘』を歌わせてほしいと頭を下げられ、対応に悩んでいた。

スズ子のマネージャー・柴本タケシ（三浦獠太）らが、スズ子の曲を歌われることに猛反発していると、そこへ沼袋勉が乱入し、「いいよ、いいよ、福来ちゃんがそれでオッケーならこっちとしては願ったりかなったりでさ。ぜひそれでいかせてよ！」と盛り上がる。

それでも難色を示すタケシに、勉は「盛り上がるなんてもんじゃないよ！こっちはそれを狙ってたんだ。ガハハハ！」と爆笑する――。

「中村倫也さん演じる沼袋勉は、3月18日に放送された第117話で初登場し、今回、再登場となりました。モジャモジャ頭といい、ガハハハという笑い方といい、多くの視聴者は往年の名物ディレクター・和田勉さんを思い出したようです。

実際の和田さんはドラマ畑だったこともあり、紅白歌合戦にそれほど関与していたとは思えませんが、SNSでは、あまりに雰囲気が似ていることから、『中村倫也』だけでなく『和田勉さん』もトレンド入りしました」（芸能記者）

実際、Xには、

《パーマにグラサン、ガハガハ笑いながら駄洒落を連発し、勉さんと呼ばれるディレクターとして出ていた…どうみても和田勉です》

《こんなに濃すぎる和田勉オマージュの沼袋勉、中村倫也さんほどの俳優が受けるわけがない、たぶんよく似た俳優さんだよね…いやこれはどう見ても中村倫也さんっ？！？！という大混乱の朝をありがとう中村倫也さん》

《あのヘンテコなプロデューサー中村倫也さんだったの？今日気がついた〜役によってホンと変わるね〜わからなかった〜》

などと、歓喜の声が寄せられている。

「実は、中村さん、趣里さん、三浦獠太さんの3人は同じ事務所に所属しており、それぞれ共演経験があります。それで、3人が揃ったシーンも自然だったのでしょう。

『TVLIFE』のインタビューで、中村さんは10年来の付き合いがある後輩の趣里さんについて、《彼女のがんばりや気遣いあってこそ》と絶賛しています。今回の出演も、中村さんが後輩のためにひと肌脱ぎ、“援護射撃”のような形となりましたね」（同）

史実では、第7回NHK紅白歌合戦（1956年）で大トリを務めた笠置シヅ子が、年明け早々、「歌手を廃業し、これから女優に専念する」と公表する。ドラマ『ブギウギ』は3月29日で最終回を迎えるが、はたして史実を踏襲するのかどうか、注目が集まっている。

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