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「あるある探検隊」でブレイクしたレギュラーの今。“月収ゼロ”時の福祉施設訪問が転機に
2004年ごろ、「あるある探検隊」というキャッチーなフレーズを武器に大ブレイクを果たしていたのが、お笑いコンビ「レギュラー」だ。それから早20年の月日が流れ、彼らの存在は文字通り“あの人は今”状態に。どのように生計を立てているのか。聞くところによると、介護関連の資格を取得し、現在は福祉の現場を主戦場にしているらしい。きっかけや、やりがいを2人に直接聞いてみた。
◆仕事が全くなくなり、月収もゼロになってしまった
――なぜ介護に関わるようになったんですか?
松本康太(以下、松本):もともと僕たちのネタは、おじいちゃんやおばあちゃんにウケが良くて。
西川晃啓(以下、西川):いつか、シニアの方に向けたネタを作りたいなとは思っていました。
――あくまで「いつか」だったんですね。
松本:(島田)紳助さんの番組で、宮古島に1年間移住する仕事があったんですが、移住先から戻ってきたあたりで、全く仕事がなくなったんです。
――2011年ごろのことですね。「激減」ではなく、「全く」ですか?
西川:本当に「全く」で。月収もゼロになりました。
松本:そのころ、心配して声をかけてくれたのが次長課長の河本(準一)さんです。「ボランティアで福祉施設を回ってるから、手伝ってくれへん?」と。実際に施設に行ったら、全然ウケなくて……。河本さんに謝ったら「今日は介護度が高い施設だったから、そう感じただけや。みんなリズム取ってくれたりしてたやん。これってスゴイことやねんで」と言ってくれました。その機会を経て河本さんに、コンビで介護について勉強することを勧められました。
◆資格は取ったものの、最初は仕事に繋がらず…
――介護系の資格を取られたのはいつですか?
西川:2014年に、2か月間学校に通って「介護職員初任者研修」を取りました。これは、「介護の基礎を認識しました」というくらいの資格なんです。
松本:仕事に繋がることはありませんでしたね。
――そんな状況から、どうやって仕事に結びつけていったのでしょうか。
松本:「レクリエーション介護士」を取ってからですね。高齢者の方に向けて、脳トレや身体機能の訓練に役立つ体操をレクチャーすることができる資格です。お笑いで培ったスキルを織り交ぜられますから、仕事として福祉施設に出入りできるようになりましたね。
◆あるある探検隊を高齢者向けにカスタマイズ
――具体的にはどんなことをされているんですか?
西川:まず、あるある探検隊の動きを一緒にやってもらいます。座っている方には手や足だけ動かしてもらって。そのあとに、あるあるを言って「共感できた方は拍手してください」と。
松本:高齢者さん向けのネタだと「ぼっとん便所に人落ちる!あるある探検隊!」とか(笑)。
西川:拍手をいただいた方に、「経験があるんですか?」と話しかけていきます。思い出しながら話してもらうと、認知症の進行を緩やかにする脳の訓練「回想法」に繋がるんです。
松本:かれこれ20年以上続けてきた芸人としての経験を生かした、「僕たちだからこそできること」をやっているつもりです。
――高齢者の方からの評判はどうですか?
西川:真顔でジーっと見られているだけだと「スベってんな……」と思うこともあります。ただ、終わったあとに「楽しかったよ!」と言ってもらえることも珍しくありません。
松本:スタッフの方からも「あんなに笑っているところ、初めて見ました」と言われるんですが、僕らからしたら「そんな笑ってなかったやん」って(笑)。
西川:高齢になると、本当は楽しくても表情に出にくいのかもしれませんね。
◆芸人ならではの会話テクニックで心をつかむ
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◆仕事が全くなくなり、月収もゼロになってしまった
――なぜ介護に関わるようになったんですか?
松本康太(以下、松本):もともと僕たちのネタは、おじいちゃんやおばあちゃんにウケが良くて。
西川晃啓(以下、西川):いつか、シニアの方に向けたネタを作りたいなとは思っていました。
――あくまで「いつか」だったんですね。
松本:(島田)紳助さんの番組で、宮古島に1年間移住する仕事があったんですが、移住先から戻ってきたあたりで、全く仕事がなくなったんです。
――2011年ごろのことですね。「激減」ではなく、「全く」ですか?
西川:本当に「全く」で。月収もゼロになりました。
松本:そのころ、心配して声をかけてくれたのが次長課長の河本(準一)さんです。「ボランティアで福祉施設を回ってるから、手伝ってくれへん?」と。実際に施設に行ったら、全然ウケなくて……。河本さんに謝ったら「今日は介護度が高い施設だったから、そう感じただけや。みんなリズム取ってくれたりしてたやん。これってスゴイことやねんで」と言ってくれました。その機会を経て河本さんに、コンビで介護について勉強することを勧められました。
◆資格は取ったものの、最初は仕事に繋がらず…
――介護系の資格を取られたのはいつですか?
西川:2014年に、2か月間学校に通って「介護職員初任者研修」を取りました。これは、「介護の基礎を認識しました」というくらいの資格なんです。
松本:仕事に繋がることはありませんでしたね。
――そんな状況から、どうやって仕事に結びつけていったのでしょうか。
松本:「レクリエーション介護士」を取ってからですね。高齢者の方に向けて、脳トレや身体機能の訓練に役立つ体操をレクチャーすることができる資格です。お笑いで培ったスキルを織り交ぜられますから、仕事として福祉施設に出入りできるようになりましたね。
◆あるある探検隊を高齢者向けにカスタマイズ
――具体的にはどんなことをされているんですか?
西川:まず、あるある探検隊の動きを一緒にやってもらいます。座っている方には手や足だけ動かしてもらって。そのあとに、あるあるを言って「共感できた方は拍手してください」と。
松本:高齢者さん向けのネタだと「ぼっとん便所に人落ちる!あるある探検隊!」とか(笑)。
西川:拍手をいただいた方に、「経験があるんですか?」と話しかけていきます。思い出しながら話してもらうと、認知症の進行を緩やかにする脳の訓練「回想法」に繋がるんです。
松本:かれこれ20年以上続けてきた芸人としての経験を生かした、「僕たちだからこそできること」をやっているつもりです。
――高齢者の方からの評判はどうですか?
西川:真顔でジーっと見られているだけだと「スベってんな……」と思うこともあります。ただ、終わったあとに「楽しかったよ!」と言ってもらえることも珍しくありません。
松本:スタッフの方からも「あんなに笑っているところ、初めて見ました」と言われるんですが、僕らからしたら「そんな笑ってなかったやん」って(笑)。
西川:高齢になると、本当は楽しくても表情に出にくいのかもしれませんね。
◆芸人ならではの会話テクニックで心をつかむ
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