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「家の電気が止まり、ロウソクで生活していた」3歳で母と死別、“中1から一人暮らし”のギャル男芸人(32)が明かす、子ども時代の苦労

〈「親父と見知らぬ女性が、我が家を乗っ取ろうとして…」3歳で母と死別したギャル男芸人(32)が、“中1から一人暮らし”になったワケ〉から続く

自由奔放なギャル2人と、キザなギャル男が織りなす“パリピ漫才”が人気のお笑いトリオ「ぱーてぃーちゃん」。ツッコミ担当・すがちゃん最高No.1(32)は3歳のときに母親を亡くし、破天荒な父親と個性的な家族のもとで幼少期を過ごした。

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しかし、小学生になると父親が家出を繰り返すようになり、中学1年生のときには、家族全員が家からいなくなる。12歳で一人暮らしをすることになった彼は当時、何を思い、どのように生活していたのだろう?

4月26日に著書『中1、一人暮らし、意外とバレない』(ワニブックス)を上梓するすがちゃん最高No.1に、話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く)

「家の電気が止まり、ロウソクで生活していた」3歳で母と死別、“中1から一人暮らし”のギャル男芸人(32)が明かす、子ども時代の苦労
すがちゃん最高No.1©細田忠/文藝春秋

◆◆◆

小学校時代から家出を繰り返していた父親

――お父さんはどうして家を出て行ってしまったのでしょうか。

すがちゃん最高No.1(以下、すがちゃん)「この日を境に」みたいな出来事があったわけではないんですよね。徐々にフェードアウトしていく感じで、小学校の時はいないことの方が多かったです。

――寂しくなかったですか。

すがちゃん小学生当時は「叔母さんがいればいい」と思っていました。だから親父が帰ってきて「うわ、親父帰ってきたよ」と思う時もあれば「親父帰ってきたかー」と嬉しく思う時もあるみたいな。でもそれは、親父が気まぐれに買ってくる面白いお土産があるかどうかで決まりましたね。

叔母さんが家から出て行った理由

――お父さんがいない間、家庭の経済状況に変化はありましたか。

すがちゃん明らかに生活水準が下がった感覚がありました。家の電気が止まったりして、ろうそくで生活をしていたこともありましたね。そのときの家庭の収入はおじいちゃんとおばあちゃんの年金と、叔母さんのパートのお給料くらいだったと思います。

今思うと、叔母さんはかなり追い詰められていたんだろうなと思います。やりくりをしていたのは叔母さんで、性格も真面目だし、何よりも僕に不自由がないようにしてくれていました。ごはんを作って食べさせてくれたり、クリスマスや誕生日にはなんとかお金を作ってプレゼントをくれたりして、僕に全てを捧げてくれていたと思います。

――すがちゃんさんが小学5年生のときに叔母さんが家から出て行ってしまったそうですね。それは、限界が来てしまったからなのでしょうか。

すがちゃん多分、家にいるのがとにかくきつかったんでしょうね。親父がふらっと帰って来たりなんかした時、おばあちゃんとか叔母さんが親父に怒っていて、大げんかになったりするのが僕も嫌で。

だいたい親父が、家が吹き飛ぶくらいの大声を出したり物を壊したりして全員「シーン」となって喧嘩が終わるんですけど、そういうのはよくあったので。

中1で一人暮らしになって「俺、かっけえ」と思った理由

――叔母さんが家を出て東京に行き、おじいさんやおばあさんも家からいなくなって、中学1年生のときに一人暮らしになったそうですが、当時はどういう心境でしたか。

すがちゃん急に1人になったというより、気づいたらいつの間にか1人だったんですよね。だからなんだろう、全部他人事みたいな感じだったんですよ。あ、でも「今、俺かっけえんじゃないか」とは思っていました。

――それはどういう感情なんでしょう。

すがちゃん漫画の主人公って、だいたい1人じゃないですか。ルフィも悟空も桜木花道も、みんな。だから「やれやれ、一緒かい」みたいな。「俺、主人公みたいで今かっけえな」って。

――「寂しい」「辛い」といった感情はありましたか。

すがちゃん人並みにはあったんでしょうけど、やっぱりかっこよかったんですよね、その時間がね。

「俺、殺されてたかもしれない」トラウマになった出来事

――当時、すがちゃんさんの心の支えになっていたものは何かありましたか。

すがちゃん漫画とお笑い、あとはゲームです。めちゃくちゃ救われてました。

一人暮らしが始まってから一度、夜中に泥棒が家に入ったことがあったんですよ。当時、僕が2階にある部屋で眠れずに時間を過ごしていたら、足音がして、明らかに家に知らない人が入ってくるのが分かって。相手に気付かれないようにそーっと階段からリビングに降りようとしたら、その瞬間に僕の携帯電話が鳴ったんです。

――どうなったんですか。

すがちゃん相手も驚いたのか「ガチャンッ」と何かを落としてそのまま走り去って行ったんです。それでリビングに行ってみたら、カマが落ちていたんですよ。

「俺、殺されてたかもしれないのかよ」と思うと腰が抜けちゃって。後日、警察が犯人を逮捕してくれたらしいんですけど、その出来事がトラウマになっちゃって、夜になるとしばらく家の階段が怖くて。だからそういうときはダッシュで階段を上がって自分の部屋に行って、ついた瞬間に漫画をバッと開いて読む、みたいなことをしてましたね。

――当時、食事はどのようにしていたのですか。

すがちゃん自炊してました。ご飯を炊いて、お味噌汁を作って、家の近くにあった中華屋さんで昔よく食べていたナス味噌炒めを真似て作ってみたり。

一番よく作っていたのは、米にマーガリンとケチャップとブラックペッパーを混ぜたやつです。チキンライス的な感じで。たまたまこの間「よく作った貧乏飯ありますか」と聞かれた時にそれを思い出して食べてみたら、やっぱりめちゃくちゃ美味かったです。

一人暮らしをするうえで大変だったこと

――生活費はどうしていたのですか。

すがちゃん叔母さんが振り込んでくれたり、おばあちゃんがある程度いろいろとやってくれてましたね。やりくりするのは自分なんですけど、あるお金をどう使うか、みたいな。

――一人暮らしをするうえで大変だったことはありましたか。

すがちゃんどうやっても洗濯物がいい匂いになんなくて。やっぱ、いい男っていい匂いじゃないですか。その謎が解明できなかったのが大変というか、嫌でしたね。

あとは学校で「家で縫ってきてください」みたいなのがあるじゃないですか。運動会のゼッケンとか、雑巾とか、提出しないといけないものが。あれを自分でやるのは良いんですけど、僕は一人暮らしを周りに隠していたので、“母親が縫いました風”にやらないといけないのが大変でした。

近所の人は自分が一人暮らしをしていることに気づいていた

――どうして一人暮らしを周りに隠していたのですか。

すがちゃんえー、だって変じゃないですか。その時はとにかく普通が良かったんです。学校で友達に親父のエピソードトークとかは結構してたんですけど、「家庭が丸ごと変」だと思われるのはすごく嫌でしたね。片親だというのも言えなかったし。

でも大人になってから知ったんですけど、誰にも言ってなかったのに、僕が一人暮らしだったこと、みんな知ってたらしいんですよ。

――どうして分かったんでしょう。

すがちゃん多分、今まで親父とおばあちゃんの声がデカすぎたのかもしれないです。だから「最近声も聞こえないし姿も見えない、あの子1人なんじゃないか」って近所の人が気付いたんだと思います。

――中学1年生から高校3年生まで一人暮らしをして、性格に影響などはありましたか。

すがちゃんだいぶあったと思います。子どもって物事を感情で捉えると思うんです、楽しいことがあったとか、嫌なことがあったとか。それが僕の場合、自分の頭の中で言語化する癖がついたように思います。

1人になってから、考えないといけないこと、解決しないといけないことがたくさんあったから。それはよかったことかもしれないですね。

撮影=細田忠/文藝春秋

〈3年前に父親の「がん」発覚、医者は「長くても余命1ヶ月」と…“中1で一人暮らし”のギャル男芸人(32)が語った、“親父との別れ”〉へ続く

(吉川ばんび)

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