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「旦那様に無痛おねだりするか」発言

「旦那様に無痛おねだりするか」

俳優・生田斗真さんが5月5日にInstagramのストーリーズでこの言葉を発信し、炎上してから約1カ月。

Instagramの「質問箱」にファンの女性から寄せられた「今日で妊娠9ヶ月です出産こわいよー」というメッセージに、生田さんが「旦那様に無痛おねだりするか」と返答し、非難の声が殺到したのです。

一般のSNSユーザーからは、「無痛分娩に対して語弊がある」「出産の大変さがわかってない」といった批判や、夫に媚びるような“旦那様”“おねだり”という言葉選びへの嫌悪感をあらわにする声が続出。また、著名な産婦人科医たちからも、生田さんの発言をたしなめる意見があがっていました。

CM降板を求める声がスポンサーにも？

後日、生田さんは「僕の発言で傷つけてしまった方がいるようです。ごめんなさい」と謝罪。また、「費用はかかってしまうけど恐怖心を緩和するためにも、一つの大切な選択だと勉強をしていたのでそれをご家族で話し合われる事もいいのではないかとお伝えしたかったのだけど言葉足らずでした」と釈明していました。

俳優・清野菜名さんと結婚している生田さんは一昨年に第一子が誕生しており、洗濯用洗剤「アリエール」のテレビCMに長年出演。家庭的でクリーンなイメージが浸透していただけに、幻滅する人が多かったのでしょう。

ネット上にはもう「アリエール」のCMを観たくないといった人や、CMを降板してほしいという人も出てきています。実際、メーカーのP&Gジャパンには生田さんのCMに関する問い合わせが多数きていたようで、今回の騒動がきっかけとなりCM契約を更新しない可能性もなきにしもあらず。

騒動から約1カ月経った現在でも、残念ながら生田さんのタレントとしてのイメージは回復していないように感じます。生田さんはたった一言で致命的なイメージダウンに陥ってしまったわけですが、振り返ってみると、これまでにも妊娠・出産に関する発言で炎上した芸能人や政治家は少なくありません。

2008年、倖田來未の「羊水が腐る」発言

真っ先に思い出されるのは、2008年に歌手・倖田來未さんが自身のラジオ番組で発した「羊水が腐る」という言葉ではないでしょうか。

倖田さんは、男性マネージャーから結婚報告を受けたという話題から、「やっぱり35（歳）まわるとお母さんの羊水が腐ってくるんですね。本当に！たとえば汚れてくるんですよね。だから、できれば35歳ぐらいまでに子どもを作ってほしい」と発言したのです。

これは医学的に間違ったトンデモな不適切発言。

その後、倖田さんは涙ながらに謝罪しましたが、彼女が出演していたCMが放送中止になったり、収録済のテレビ番組が放送延期になったりと、大騒動に発展したのです。倖田さんは4カ月ほど活動自粛していましたが、イメージダウンの傷は深く、人気が低迷してしまう一因になったと言っても過言ではないでしょう。

続いては俳優・小雪さん。

俳優・松山ケンイチさんを夫に持つ彼女は、2015年の第三子妊娠時に、出演映画の記者会見に出席。母親としての覚悟などを語った流れで、「親になって初めて人間にさせていただいたと思っています」と発言したのです。

“子を持ったことで成長できた”という意図で発したのでしょうが、その言葉だけを聞くと、“子を持っていないと人間ではない”というふうにも捉えられてしまう失言でした。

このように妊娠・出産についての発言で炎上してしまう芸能人は少なくありません。

後編『生田斗真の「無痛おねだり」発言の衝撃よりヤバい…政治家、メディアの炎上発言とその問題点』では、政治家の炎上発言をいくつか振り返ります。

生田斗真の「無痛おねだり」発言の衝撃よりヤバい…政治家、メディアの炎上発言とその問題点

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