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フジTDS新エリア独占放送での「うるさいワイプ」に批判 アナ雪騒動を想起
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6月6日、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」がグランドオープンした。『アナと雪の女王』名曲とともに世界観をたどる新アトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」を心待ちにしたファンも多いことだろう。
【写真】バカ騒ぎの“ワイプ芸”を批判された好感度芸人、元NHKアナの妻とのほのぼのデート
前日にはフジテレビ系列『奇跡体験!アンビリバボー』にて、出演者によるひと足早い「ファンタジースプリングス」体験や、ディズニーシーの歴史を深掘りした特別企画を独占生放送。
そして番組最後には、ディズニー公式の前夜祭イベント『THEFANTASYBEGINS』の“目玉”となる、一夜限りの特別映像とドローン1000機によるスペシャルプログラムをライブ中継したのだが、ディズニーファンには耐え難い演出があった模様。
パーク内の特設スタジオにて、番組レギュラーのバナナマン・設楽統と日村勇紀、ゲストの岡田結実(ゆい)と声優・木村昴、進行役を務めた同局・岸本理沙アナウンサーがスタンバイする中で、楽器隊とコーラス隊によるディズニーシーのテーマソング演奏でセレモニーが幕開け。
すると放送画面の左上に“ワイプ”が設けられ、7つのポート上空を飛び回るようなオープニング映像が映し出されると、「ウワーッ!」「スッゲェー!」「絶景!」などと大声をあげてオーバーなリアクション。
「ありのままで」を歌い出した日村
株式会社オリエンタルランド代表取締役会長(兼)CEOの高野由美子氏、ウォルト・ディズニー・カンパニーのジル・エストリノ氏によるプレゼンテーションにも「すごいね」「素敵〜!」と、節々に感想が挟まれる。
その後も岸本アナが新エリアをアナウンスするたびに、1000機のドローンによるパフォーマンスが行われるたびに、幻想的な雰囲気と流れるBGMを掻き消すかのように“ワイプ芸”に勤しむ出演者たち。
しまいにはアナとエルサの登場に合わせて流れた『LetItGo〜ありのままで〜』に、踊りながらノリノリで歌い出す日村。フィナーレの花火が打ち上がると、総出で大歓声と拍手を送るのだった。
スタジオにカメラが戻ると、満足げなよう表情で「最高だった」「想いが全て伝わってきました」「生きてて良かった〜!」などと感想を述べる彼らだったが、画面の向こうの視聴者はというとーー、
《せっかくのスペシャルプログラムなのに、スタジオの人達の声とか歓声とかで、台無し。。。全然、のめり込めない。。。。すごく楽しみにしてたのに。。。。ほんと悲しい》
《ディズニーシーの紹介するのはかまわないが、ワイプの芸能人がうるさい。ヤバイヤバイ!!キャーキャー!!ディズニーの世界ぶち壊し》
《ディズニーの生配信なんだからワイプは黙ってるのがマナーじゃないの、、?岡田結実さん正直うるさいと思った。バナナマンもうるさいけど、高い声だから余計にうるさく感じる》
アナ雪のやらかしから何も成長してない
SNS上であふれたのは、いわゆる“ワイプ芸”によって「ディズニーの世界観に浸れなかった」との不満の声。プログラム映像は、東京ディズニーリゾート公式YouTubeでもライブ配信されていたため、早々にテレビ視聴を切り替えたユーザーも多かったようだ。さらには、
《アナ雪地上波発放送時のやらかしから何も成長してないフジを見てしまった。そういう意味ではアンビリバボー》
《私はすっかり忘れていたわよ、フジはアナ雪を放送する時に、一緒に歌おう的なやつをやった局だってことを。実況的なのとか感想とか、途中でうるさすぎて。動画に集中させてほしかったわ》
かつてネット上で炎上した、フジテレビによる“ディズニー演出”を思い出してしまった視聴者も。
2017年3月、大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』を地上波初放送をしたのがフジテレビ。事前に“ノーカット”を謳っていたものの、本編終了後のエンディングロールをカットして、自局アナや芸能人らが『LetItGo〜ありのままで〜』を歌う「みんなで歌おう!」企画に差し替えたのだ。
ひとり空気を読んでいた出演者
良かれと思っての演出だったのだろうが、「余韻が台無し」「演出を間違えてる」などと批判殺到。後に亀山千広社長(当時)が定例会見で「オープニングで(エンディング企画を)言っておかないといけない」などと見解を示す事態に。
「もちろん、バナナマンら出演者に罪はありません」と擁護するのは、バラエティ番組に携わる放送作家。
「彼らはタレントとして“自分たちの仕事”に徹しただけのこと。それでも途中、口元を手で押さえる仕草を見せた木村くんのように、静かにすべきところは余計なリアクションを取らないなど、空気を読んだワイプ芸をすべきだったとは思います。
フジの制作スタッフはYouTubeとの差別化を図るべく、現地で体験している出演者の生の声を届ける狙いがあったのでしょうが、アナ雪同様に視聴者が求める放送とは少々ズレてしまったようで」
演出にこだわるテレビマンの“サガ”が出てしまったのだろう。
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