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「アンチヒーロー」Netflixの世界ランキングで不調 原因は大げさな顔芸?

「アンチヒーロー」Netflixの世界ランキングで不調 原因は大げさな顔芸?

16日に拡大版放送

俳優の長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(午後9時)の最終回が16日に拡大版で放送される。ヤメ検の明墨弁護士(長谷川)が冤罪により死刑囚になった男を救うため、検察組織と壮絶な戦いを繰り広げる法廷ドラマ。9日放送の第9話では、ついに明墨の逮捕劇まで描かれ、風雲急を告げる展開に。ネットでは結末をめぐってホットな考察合戦が繰り広げられているが、国内の盛り上がりとは対照的に、Netflixの世界ランキングにはさっぱり姿を見せないのだ。※以下、ネタバレを含みます。

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スポーツ紙記者が振り返る。

「アンチヒーロー」Netflixの世界ランキングで不調 原因は大げさな顔芸? 長谷川博己

「逆転パラドックスエンターテインメントと銘打っているだけあって毎話、大胆な伏線が次々と置かれ、ここ数話で一気に回収。主人公の明墨は検事時代に志水(緒方直人)を無理やり脅して自白に追い込む“鬼検事”だったことや、志水の冤罪を追い続けた桃瀬検事(吹石一恵)が明墨に調査資料を託したこと、また2人は恋人に近い関係だったこと、さらには明墨事務所内の白木(大島優子)が内通者として検察に情報を漏らすなど、衝撃の展開となりました」

世帯視聴率は初回11.5%でスタートし、第2話12.8%、第3話10.1%、第4話9.2%、第5話10.1%、第6話10.3%、第7話と第8話10.2%、第9話11.2%と一時、2桁割れしたものの、ストーリーの意外性もあって盛り返してきた(ビデオリサーチ、関東地区)。「アンチヒーロー」の第1話11.5%は奇しくも、昨年7月期の「VIVANT」の初回と同じだったが、続く21日の第2話は12.8%と「VIVANT」第2話の11.9%を上回ったため、「VIVANTを超えた」とTBS局内は大いに盛り上がった。

TBSは4月5日に番組公式Xを更新し、Netflixで世界配信を実施すると発表。6月13日現在、韓国では毎週土曜日に新着エピソードを配信しており第8話まで。タイでは同火曜日で第6話まで配信中で、言語はオリジナルの日本語のほか、タイ語、英語、繁体字中国語、インドネシア語、ベトナム語、マレー語、韓国語に切り替えられる。

前出のスポーツ紙記者が指摘する。

「『アンチヒーロー』のプロデューサーは『半沢直樹』『義母と娘のブルース』『ドラゴン桜2』『VIVANT』で知られるTBSドラマ制作部の飯田和孝氏。脚本も『VIVANT』を担当した山本奈奈、李正美、宮本勇人の3氏が再結集しました。殺人犯の緋山(岩田剛典)を無罪にしてしまう明墨の二面性は、『VIVANT』に登場したテロ組織・テントのリーダー・ベキ(役所広司)が子どもたちの養護施設を運営しているという“両方の顔”を持っていたこととキャラクター設定が似ています。また、ベキと伊達原検事正(野村萬斎)の父権的な威圧感もそっくりです」

第1話冒頭で“脱落”

ただ、「VIVANT」も「アンチヒーロー」もNetflixの世界配信では、いずれも結果を出せていないようだ。同公式ホームページで調べると、「VIVANT」は昨年末に台湾で1週だけ9位に入ったが、翌週には圏外に。「アンチヒーロー」は初回からいきなりNetflixの日本ドラマ部門で1位(4月15〜21日)を記録。以降、6月3〜9日の週まで4位以内をキープするなど国内では確実な人気を集めているのだが……。

「『アンチヒーロー』は表向き『海外を目指す』とボルテージを上げているわけではありません。ただ、同じ日曜劇場の『VIVANT』が海外配信で大こけする一方、今年1月期の二階堂ふみ主演の同局火曜ドラマ『EyeLoveYou』が韓国のNetflixTOP10に8週連続でランクインする快挙となった。それだけに局内では『アンチヒーロー』の海外での反応が気になっているはずです。しかし、日本以外でTOP10入りを果たせていないのが現状です」(前出のスポーツ紙記者)

世界配信で結果を出せていないだけに「『VIVANT』の二の舞か……」との声が上がっても仕方がない。同じクールに放送された石原さとみ主演のテレビ朝日系「Destiny」が、Netflix配信の香港と台湾で4週にわたりTOP10入りしたこととは対照的だ。

それにしても何が足りないのか。海外の法廷ドラマに詳しい放送ライターがこう話す。

「海外のプロデューサーに聞くと、第1話冒頭で明墨が拘置所の緋山に向かって『人を殺しましたか』『殺人者になったらどうなるか』などと延々と語りかける場面で、海外の視聴者は“脱落”したそうです。この場面の背景には、日本の刑事事件において被告人となった場合、有罪率は99.9%、つまり裁判=有罪という図式が海外では理解されにくいのでしょう。多くの国で、取り調べの時に被疑者、被告人に対して、弁護士の支援を受ける権利が広く保障されていて、有罪率も日本ほど高くないです」

海外事情に詳しい放送評論家は日曜劇場のある特徴に着目する。

「もちろんプロデューサーや役者によってテイストは異なりますが、2013年の『半沢直樹』以来、役者の“絶叫型の台詞”と極度に“仰々しい顔面表情”が強調されるようになりました。『日本沈没-希望のひと-』『ドラゴン桜』『VIVANT』そして『アンチヒーロー』でも、まるで演劇を見ているかのような、一部俳優のオーバーリアクションが目立ちます。歌舞伎や狂言の文化が浸透している日本では、こういう顔芸や顔相撲に視聴者はカタルシスを覚えて喝采を送るのでしょうが、それも昭和世代の男性だけでは。海外では『大げさすぎる』『幼稚』などと不評です。世界を目指すなら演出の見直しが必要でしょう」

“アンチ”日曜劇場――。それくらいの改革が必要なのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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