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芸能界引退から3年が過ぎても、インスタのフォロワー数は驚異の193万超え！
富士スピードウェイで直撃インタビュー
「遠くまで来てくれてありがとう！」

〈我々のために来てくれる記者様は１人もいないと重々認識はしておりますが、それでも我々のレースを選んでくれた記者様がいたのなら積極的に囲み取材の対応も考えさせていただきます。（中略）では当日、楽しみにしてますよ〉

あの長瀬智也（45）にそこまで言われたら、行かねばなるまい。

怒った顔の写真とともに、長瀬が自身のSNSで富士スピードウェイ（静岡県）で開催されるオートバイレースの取材要請をしたのは６月１日のこと。かつてカリスマ歌姫や人気女優らとの熱愛をスクープしたFRIDAYの取材を本当に受けてくれるだろうか――。そう訝(いぶか)りつつ、記者は現地へ飛んだ。

６月９日、やや曇りがちだが、ときおり顔を覗かせる富士山が神々しい。と、パドックの一角に、黒山の人だかりができていた。告知が奏功したのか、メディアと20〜30人のファンが集まっていた。弁当を頬張る長瀬、タバコを燻(くゆ)らす長瀬。一人のカリスマの一挙手一投足にカメラやスマホを向けるファンたち。長瀬が表舞台から退いてすでに３年ほどが経つ。相変わらずの人気ぶりに驚くばかりだ。

「長瀬さんが乗るマシンはバガーレーサー（多くの荷物を積載可能な大型バイク）。排気量はクルマ並みの約2000?です。米国で人気で、パニアケース（車体の左右につけるボックス）を装着し走行するという極めてユニークな制約が特徴的です」（バイク雑誌編集者）

そんなド迫力のマシンを駆って長瀬は順調にラップを重ねる。国内最長、1.5?にも及ぶメインストレートを最高速度240?／ｈで走り抜けた。

レースを終え、テントに戻った長瀬はすべてを出し切れたのか、安堵の表情。そんな長瀬に声をかけた。

――FRIDAYでも取材を受けてくれるのですか？

「もちろんです！遠くまでありがとうございます！」

――自身のSNSでの取材要請は、どんな思いで？

「僕も含め、一緒に（レースを）やっている人たちは何年もの時間をかけて準備してきました。だけどご覧の通り、お客さんが全然入っていない。僕の親父がレーサーだったんですけど、（お客さんが）パンパンに入っていたのを子どもの頃に見ているんです。何でこうなったのか……。僕はお客さんに来てもらいたくて、（SNSで宣伝して）お手伝いしているだけ。こうやって来てくれたことは本当にありがたいです」

――今回、バガーレーサーでの迫力あるコーナリングを拝見しました。実は僕もかつて（レース）に参戦していました。

「（満面の笑みで）バイク、お好きなんですね。表現者や記者など関係なしで、バイク好きの人たちと実際乗られている人たちを応援したい。なんなら一緒に走りたいと思っている」

――「レーサー」という肩書が加わりましたが……？

「いやいや、僕がレーサーだとしたら、みんなレーサーになっちゃいますよ（笑）。まぁ、演技にしても歌にしても全部表現だから。それを分別しているのは他人で、僕はあんまりよく分かっていない。

バイクのことに関しては、ただの人間がやっていることなので、僕みたいなバカな人間がこれだけできるなら、頭のいい人たちはもっとスゴいことができると思っている。だから、逆上させたいですね。僕にできて、（自分が）できないと悔しがる人たちはいっぱいいると思うんで。僕はただ楽しんでバイクに乗っているだけでいいと思っているんです」

長瀬たちが参戦するレースの最終戦は11月に筑波サーキットで開催される。ロン毛とヒゲがワイルドな″漢″ナガセが、きっと来場者を歓迎してくれるはずだ。

『FRIDAY』2024年6月28日号より

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