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MUSIC DAYに続き「公開処刑」になる?音楽の日ダンスバトル企画に懸念

MUSIC DAYに続き「公開処刑」になる?音楽の日ダンスバトル企画に懸念 (全2枚)

「コラボ」ではなく「バトル」

13日(土)14時から『音楽の日2024』(TBS系)が8時間生放送される。今年で14回目を数える恒例の大型フェス特番だが、今回のテーマは「hope!音楽のチカラ」。被災地をはじめ日本中に歌を通して希望や元気を届けるという。

なかでも目玉コーナーはダンス企画。昨年、事務所の垣根を越えて90人が出演したダンス企画はXのトレンドワードを席巻し、そのほとんどが称賛で埋め尽くされただけに今年への期待も大きい。しかも今年は昨年を上回る100人超が出演し、テーマは「垣根は越えた!今度はバトルだ!」。各芸能事務所、各グループのプライドと意地を懸けた緊張感あふれるガチンコバトルが予定されている。

だからこそ気になるのは「再び“公開処刑”の声があがらないか」。一週前の6日(土)、同じ8時間生放送された大型フェス特番『THEMUSICDAY』(日本テレビ系)の所属事務所やグループの垣根を越えたコラボ企画で「公開処刑」などのシビアなコメントやネット記事が飛び交う事態が起きていた。

SnowMan・渡辺翔太とTOMORROW×TOGETHER・HUENINGKAIのコラボ企画で、両者の音程やピッチ、発声や声量などのレベル差を指摘する声が続出。日韓のトップアイドルが共演したことで必然的に比較されたのだが、「公開処刑」と書かれた渡辺をフォローする声もあったものの、どちらのファンでもない人々からは厳しい声が目立っていた。

しかし、『THEMUSICDAY』はあくまで“コラボ”である上に、両者は座って歌唱していたが、今回の『音楽の日2024』は“バトル”を掲げた真剣勝負。さらにダンスは視覚でレベル差が伝わりやすいだけに、より厳しい声があがるリスクを感じさせられる。

放送前から出演グループのファンたちは期待の声をあげているが、今回のダンスバトルには、どんなポイントがあり、どんな未来につながっていくのか。

ごまかしの効かないバトルの中身

『音楽の日2024』のダンス企画は、「グループ対抗ダンスバトル」「1on1ダンスバトル」「s**tkingz選抜ダンスショー」「ダンス界のホープダンスショータイム」の4コーナーが予定されている。

「グループ対抗ダンスバトル」は、ヒット曲を各グループがそれぞれの振り付けで披露するというストレートな構成。シンプルにグループのパフォーマンスが比較されるため、ルーティンの独創性やユニゾンの精度など視聴者がわかりやすい技術的な差がシビアに表れるのではないか。さらにラストは「100人超がシンクロダンスを披露する」というだけに圧巻のシーンが期待できる一方で、技術的に浮いてしまう人が出る可能性は高い。

「1on1ダンスバトル」は、各グループから腕に自信のあるダンサー8人を選抜し、フリースタイル形式で行われるバトル。対戦相手とバチバチのまさに個人戦であり、持てる力を全て発揮するような意地のぶつかり合いが見られるはずだ。つまり“代表”が踊るだけに、もし「公開処刑」されてしまったらグループへのダメージは計り知れない。

「s**tkingz選抜ダンスショー」も各グループからダンスの猛者を選抜。ダンス企画全体をプロデュースするs**tkingzが超高難度のダンスを制作し、それをいかに完璧かつカッコよく踊り切れるかを競い合うのだろう。

ここまで発表済みの出演アーティストは、INI、新しい学校のリーダーズ、AKB48グループ(AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48)、&TEAM、坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)、THEJETBOYBANGERZ、THERAMPAGE、三代目JSOULBROTHERS、JO1、GENERATIONS、SnowMan、Da-iCE、DAPUMP、超特急、TOMORROWXTOGETHER、TravisJapan、BMSGTRAINEE、BE:FIRST、FANTASTICS、ME:I。

『音楽の日2024』出演者に名を連ねる「Number_i、King&Prince、ENHYPEN、BOYNEXTDOOR、NewJeans、LESSERAFIMはダンス企画に出ないの?」という声があるのも事実だが、それでも「かなり豪華な顔ぶれがそろった」のは間違いない。昨年の放送時、Xには「こんなコラボ見たことない!」という興奮交じりの声が飛び交ったが、今年もそれが再現されるだろう。

技術面だけが注目を集める虚しさ

特に今年は「バトル」を打ち出すことで、まず鮮明になるのが、エイベックス、LDH、スターダスト、STARTO、HYBE、BMSG、ライジング、LAPONEなど所属事務所のカラーとスキル。同様に、各グループのカラーとスキルもフィーチャーされ、さらに個人のダンス歴、ダンスのスタイル、キャラクターやバックグラウンドなどが否応なしに比べられるだろう。また、出演者の中にはSTARTO勢をはじめとするアイドルも多いだけに、ダンスだけでなく顔やスタイルも比較されてしまうリスクもある。

ただ実際のところ、『THEMUSICDAY』のような「公開処刑」という声まではあがりづらいのではないか。過去を振り返ると「公開処刑」などのシビアな声があがるケースは、「技術面だけがクローズアップされる」というニュアンスが多かった。

たとえば、グローバルな活動が前提のため技術面にこだわってトレーニングを積むK-POPアイドルと、日本人の女性層を楽しませることにプライオリティを置いてバラエティや芝居などにも挑むJ-POPアイドルのコラボ自体は問題ないだろう。しかし、制作サイドが技術面だけがクローズアップされるような企画・演出を行うと、「公開処刑」と言われやすい状況が生まれる。

「歌やダンスだけでなく、バックグラウンド、個性、愛きょうなども含めて良い意味で違いを楽しむ」という共演本来の醍醐味が伝われば、「公開処刑」という声はクローズアップされづらいはずだ。

その意味で今年のバトルを前面に押し出した構成・演出なら技術面だけでなく、ダンスを通して個人のバックグラウンド、個性、愛きょうなども自由に表現できるだろう。だからこそ視聴者は、「このグループもいいけどあのグループもいい」「彼のダンスも彼女のダンスも好き」「推しではないグループに魅了された」などと称賛しやすいのではないか。

ちなみに『THEMUSICDAY』のKing&Prince・郄橋海人とBE:FIRST・SOTAの“幼なじみコラボ”は、おおむねこのような称賛ベースのコメントで占められていた。実際のところ技術レベルの差はあるかもしれないが、パフォーマンスだけに留まらずパーソナリティやコラボそのものを称える声が目立っていたところが興味深い。

日本代表が世界に打って出る第一歩

昨年の放送は、「(当時)ジャニーズのアイドルが他事務所のグループと踊るなんて」という驚きを筆頭に、“夢の共演”というお祭りムードがあった。しかし今年はお祭りではなく、あえてバトルを前面に押し出しているのはなぜなのか。

昨年もお祭りムードを感じていたのは視聴者だけで、すでに出演者たちは「絶対に負けない」という強烈なプライドと緊張感を持って事実上のバトルに挑んでいた。終わって息が整ったあとこそ笑顔で称え合っていいたが、準備からパフォーマンス中にかけての時間は真剣勝負。事実、終了してもしばらくの間、険しい表情を崩さない出演者が少なくなかった。

ダンスを売りにしているグループのプライドはもちろん、「これまで所属事務所がかたくなに同系グループとの共演を避けてきた」というネガティブな過去から懸命に抜け出そうとするアイドルの維持や覚悟もあったのではないか。

終了直後、MCの中居正広に話を振られたs**tkingzのshojiが、「これを“当たり前”にしていきたいなって凄く思いました」とコメントし、ダンサーたちから大拍手が巻き起こっていたが、そんな“昨年の続き”だからこそバトルという形を選んだのだろう。

昨年、BMSGを率いるSKY-HIがダンス&ボーカルグループの大型コラボプロジェクト『D.U.N.K.』(DANCEUNIVERSENEVERKILLED)を2度にわたって成功させたこともあって、所属事務所の垣根を越えた共演に対する彼らの意識は確実に高まっている。

K-POPだけでなく世界中でダンス&ボーカルグループが誕生し、国境を越えてファンを集めるなど競争が激化する中、日本人グループも本気で世界を狙っているのは間違いない。その際、単独グループで挑むより、“日本のダンス&ボーカルグループ”という集団でブランディングしたほうがチャンスは増え、結果も得やすいだろう。

「国内で事務所を越えたバトルをガンガンやって高め合っているから日本のダンス&ボーカルグループは凄い」という評判が世界中に広がり、配信を通じてファンを増やしていく。徐々に世界各地でのライブが増えて、それぞれのグループがグローバルな成功を収めていく……。『D.U.N.K.』や『音楽の日』をきっかけにそんな歩みは着実に進められている。

まもなくパリオリンピックが開幕し、今大会ではブレイキンが新競技として採用された。ダンサーたちが日本代表の選手として出場するが、『音楽の日2024』の出演者たちもダンス&ボーカルグループの日本代表として渾身のダンスを見せてくれるだろう。

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【さらに読む】『TBSとフジの「余裕のなさ」が原因か…『ジョンソン』『オドハラ』の相次ぐ打ち切りで、いま“芸人バラエティ”が再びさらされている「絶滅の危機」』

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