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小倉キャスター、アカデミー賞前代未聞の発表ミス嘆く「本当に気の毒でしたよね」
フジテレビ系情報番組「とくダネ！」（月〜金曜・前８時）でメインキャスターを務める小倉智昭氏（６９）が２８日の生放送で、第８９回米アカデミー賞の授賞式で起きた前代未聞発表ミスを嘆いた。
２６日（日本時間２７日）にロサンゼルスのドルビーシアターで行われた授賞式。クライマックスに発表された作品賞で７つ目のオスカーを手にし、大喜びする「ラ・ラ・ランド」のスタッフ、出演者らが、歓喜の頂点から一気にどん底へと突き落とされた。
“受賞スピーチ”をしている最中、後方でスタッフらの不審な動きが始まる。その後、「ラ・ラ・ランド」のプロデューサーの１人、ジョーダン・ホロウィッツ氏（３６）が「作品賞は『ムーンライト』だ。この通り！」。客席に向けて作品賞のタイトルが書かれたカードを示した。
小倉キャスターは「ラ・ラ・ランドのスタッフ、監督は、本当に気の毒でしたよね。個人的には、作品賞はラ・ラ・ランドかなと思っていました」と話し、あってはならないミスに驚いていた。
同局の笠井信輔（５３）アナウンサーが、間違いが起きた原因を解説した。
アカデミー賞の審査は会計事務所が運用。プレゼンターに手渡す封筒は、発表会場にミスなく届けるために２つ用意されているという。「（ケースに入れられた封筒の中身を知っているのは）世界に２人。（発表後に）会計事務所の担当者が間違いに気づいた」と前代未聞のセレモニーの舞台裏を説明した。
栄誉がスルリと逃げてしまった「ラ・ラ・ランド」陣営だが、プロデューサーの一人、ジョーダン・ホロウィッツ氏（３６）は「これは、私から彼らに贈りたい」とオスカー像をバリー・ジェンキンス監督（３７）に渡し、固く抱擁。「ラ・ラ・ランド」は最多６部門、「ムーンライト」もマハーシャラ・アリ（４３）の助演男優賞など３冠となり、互いの健闘をたたえ合った。
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