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「脚本がこの人なら見る」と思う脚本家ランク…5位にバカリズム、1位は?
昨今では、新作ドラマや新作映画を出演俳優よりも脚本家で選ぶ人が増えているといいます。エンタメ情報Webマガジン『TVマガ』を運営する株式会社WonderSpace(東京都港区)が、このほど発表した「”脚本がこの人なら見る!”と思う脚本家ランキング」によると、朝ドラ『あまちゃん』などの名作を世に送り出した「宮藤官九郎」さんが1位に選ばれたそうです。
【写真】1位は『あまちゃん』『不適切にもほどがある!』の脚本家
調査は、全国の18歳以上の男女(性別回答しないを含む)100人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:宮藤官九郎】
NHK朝ドラ『あまちゃん』、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』など数々の名作を世に送り出した日本を代表するヒットメーカー。2024年1月には、時世をクドカン流に斬り込んだドラマ『不適切にもほどがある!』がスマッシュヒットとなり、改めてそのセンスと実力を見せつけました。現在は小池栄子さん主演、宮藤さん初の医療ヒューマンコメディ『新宿野戦病院』が放送中です。
▽これまでクドカンが手掛けた脚本は面白い。ストーリーが単純ではなく、仕掛けや伏線が張ってあることに後で気付くことも多く、緻密に作られている。
▽面白さと人情を混ぜて群像劇を描かせたら右に出る者はいないと思います、重い雰囲気から軽い空気まで自在に操れていると感じ取れるところが凄いです。
【2位:三谷幸喜】
ドラマ『振り返れば奴がいる』『古畑任三郎』『王様のレストラン』などの名作ドラマや大河ドラマ『新選組!』『真田丸』に次ぐ第3弾、2022年放送の『鎌倉殿の13人』が大きな話題となり、日本を代表する脚本家としての存在感を知らしめました。この秋公開の5年ぶり映画、長澤まさみさん主演の『スオミの話をしよう』にも期待が膨らみます。
▽大河など真面目な作品から、コメディまでと幅広いです。特にコメディはどれを見ても面白く秀逸なので三谷さんの作品だとわかると見るようにしています。
▽舞台でもドラマでも映画でも、三谷作品では、役者さんが生き生きと演技をされているし、必ず笑いがある作品ばかりなのも観ていて心がほっこりします。
【3位:野木亜紀子】
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『重版出来!』などの話題作が多数。また、映画『図書館戦争』シリーズ、『罪の声』などどれも高い評価を受ける脚本家です。この夏公開の『アンナチュラル』と『MIU404』の世界線からなり、満島ひかりさん主演の映画『ラストマイル』も野木ファンにとっては楽しみなところ。
▽人間同士の繊細なやりとりや感情の揺れ動きを描くのが抜群にうまい。世情を反映した内容を取り込むのもうまく、いろいろと考えさせられるドラマがたくさんある。
▽いつ自分が主人公のようになるかもしれないというリアルさがあるので、視聴中は完全没入できる作品が多いように感じます。
【4位:坂元裕二】
ドラマ『東京ラブストーリー』『Woman』や映画で『世界の中心で、愛をさけぶ』『花束みたいな恋をした』など、国内外で評価の高い作品が並び、坂元ファンを公言する有名人も枚挙にいとまがありません。広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さん主演で2025年公開予定の映画『片思い世界』はファンにとっては待ち遠しいでしょう。
▽コメディタッチの雰囲気を漂わせていながら、人生の核心をつくようなことを描いているところが良い。
▽自分が見て面白い、何度も見ているドラマを振り返れば、坂元裕二さんの脚本が多い。感じていてもうまく言葉に出せない、表現できないことをわかりやすく表現している。
【5位:バカリズム】
2023年に放送された安藤サクラさん主演のドラマ『ブラッシュアップライフ』が大ヒットし、脚本家としての実力を世にアピールしました。誰もが気にしているけれども言語化しにくい違和感をキャッチし、セリフや世界観に落とし込む技術はバカリズムさんならでは。
▽本業は芸人ではあるが、普段のネタから「こんな人確かにいるよな」と思わせる鋭い観察力があり、いつもその観察力を生かした作品を作っている。
▽セリフやキャラクターの設定など、どれをとっても面白くてセンスを感じる。男性なのに女性の気持ちや考えていることをものすごくわかっているから、とても不思議だし共感できる場面がとても多い。
以降、6位「北川悦吏子」さん、同率7位「岡田惠和」さん、「虚淵玄」さん、「野島伸司」さん、同率10位「吉田恵里香」さん、「生方美久」さんが続きました。
◇◇
【出典】
▽エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」
https://saru.co.jp/tvmaga/
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