11月23日、兵庫県尼崎市のショッピングセンター「グンゼタウンセンターつかしん」でトークショーを開催したのは、元芸人の宮迫博之と、タレントのたむらけんじ。屋外でマイクを握ったふたりは、たむら経営の「炭火焼肉たむら」の経営不振を同じく焼肉屋を経営する宮迫にアドバイスしてもらうというトークを展開した。

「“メインディッシュ”はトークショーの後の取材対応です。性加害疑惑に関する損害賠償請求を取り下げた、ふたりの先輩である松本人志に関しての質問が飛んだのです」（地方紙社会部記者）

記事では女性を集める“アテンダー”的な役割を担ったとも言われたたむらは松本と連絡を取り合っているとし、「そもそも刑事事件でもない。客観的な証拠もないということになって。それは文春さんも認めた。ご自身もすぐ復帰するなんて考えていないんでしょうけど、“復帰するな”みたいな声があるというのもおかしな話やな、とは僕は思う」と語ったのです。

世間の声に疑問を呈するたむらは、その後も松本の復帰を切望するコメントを発し続ける。さらに、宮迫もたむらの姿勢に続けてこう語ったのだ。

「僕もですよ。待ってないわけないやん、あの人のことを」

「擁護している、とか言う人には何も気にせずに、それぞれ思っていることを言えばいいんです。けど、言い過ぎないようにしないと」

これらの発言にXでは多くの意見が書き込まれたが、どちらも不祥事の当事者になった経験のある芸人だけに反応は冷ややかだ。

《たむけんすっかり嫌いになった松本の腰巾着》

《たむけんも宮迫もおこぼれで自分がテレビに復帰できるとて思ってんのかね》

《アテンド芸人たむけんは論外として、宮迫は闇営業問題のときに吉本興業を追い出され、あの騒動を期に少しは良識ある人間になったのかと思ってたけど、やっぱりダメですね。なんの反省もしてないし、何も考えてないね。後輩の粗品にバカにされて当然だわ！》

宮迫とたむらの松本擁護は自身の復帰のためかという穿った見方までなされている。

「後輩芸人として松本さんを擁護、復帰を切望するようなコメントを並べたたむらさんと宮迫さんですが、どうやら逆効果だったようです。しかも、たむらさんに関してはこの性加害疑惑に直接関わったとされているだけに、松本さんの復帰を望まない人からすれば火に油をそそぐような発言でしょう。

確かに芸人の中には、たむらさんや宮迫さんのように、松本さんの復帰を切望している声も多いですが、世間の感触とはかなりギャップがあるようです」

果たして、これは復帰の援護射撃なのか、それとも背後から味方を撃っているのか……。松本の復帰はまだ先になるのかもしれない。

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