女優の川口春奈や白石麻衣をはじめ、俳優の松山ケンイチ、染谷将太、藤原竜也、山田孝之、勝地涼、岩田剛典など豪華俳優陣が東京・品川に集まった。

「12月20日公開の映画『聖☆おにいさんTHEMOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』（東宝）の完成報告会がおこなわれたのです。世紀末を乗り越えた仏教の開祖・ブッタとキリスト教の創始者・イエスが東京の立川でルームシェアをする日常を描いたコメディ作品です。

原作は2006年から発売されている漫画『聖☆おにいさん』で、2017年には山田孝之さんプロデビュースのもと、『銀魂』などの作品を手がける“コメディの鬼才”福田雄一さんが監督・脚本を務め実写ドラマ化されました。ブッタ役には染谷さん、イエス役は松山さんが演じW主演を務めています」（映画ライター）

ドラマ化から7年経ち、ファン待望の映画化で彼らが再タッグを組むわけだが、注目されたのは共演者の豪華さだ。

「同イベントには登壇しませんでしたが、ムロツヨシさん、佐藤二朗さんなどコメディ作品のイメージが強い俳優や、賀来賢人さんや仲野太賀さん、神木隆之介さんなど実力派俳優が多数出演しています。今回のイベントには数百人のファンが集まり、演者が撮影中のエピソードを回想していたのですが、特に異彩を放っていたのは、薄紫色のオーバーサイズなジャケットを羽織る窪田正孝さんですね。切りそろえた前髪がかなり“クセの強い”印象でした。窪田さんほどのオーラがないと、なかなか真似のできない髪型ですよ。最近はSNSへの“独特な投稿”も注目も集めていますから、気になりました」（芸能記者）

“独特な投稿”とは、窪田がある“治療”を紹介する内容のものだ。

「窪田さんは8月に、自身のInstagramに

《ルート治療、凄まじい。。。心体と健康に興味が湧いてから、自分なりの氣づき、体験をしてきたけど魂の根幹までぶち抜いてくれる施術は生まれて初めてでした》

という文章とともに“ルート治療”という太い針を何本も顔に刺した衝撃的な写真を投稿したのです。“氣づき”という独特な用語も合わさり、『スピリチュアルに目覚めたのでは』という声が噴出する事態になりました。

どんな治療をしようが本人の自由ですが、30分20万円という高額な施術費用に加え、施術男性のブログには、ルート治療の効能として《自分の人生において正しい方向、目的に進もうとし始める》《夢が叶いやすくなる》《運が良くなる》《真理に気付きやすくなる》《芸術的センスが目覚める》《金運が上がる、収入が上がる》などの記述があり、単なる鍼治療とは異なる雰囲気に、一部のファンは心配しています」（芸能ジャーナリスト）

だが、こうした投稿も一種のブランディングになると語るのは芸能プロダクション関係者だ。

「当初はいわゆる“イケメン俳優”としてデビューした窪田さんですが、NHK大河ドラマ『平清盛』や『デスノート』（日本テレビ系）で次々と評価を高め、俳優としての地位を確固たるものにしました。2017年に女優の水川あさみさんと結婚しましたが、活躍し続けているのは、“アイドル売り”から早々に脱却できたからでもあります。

今回の奇抜な髪型や、スピリチュアルな鍼治療も、今の窪田さんにとってはむしろ“個性派俳優”として大切なブランディングの一つになるはずです。多くの俳優が、歳を重ねても“イケメン枠”から逃れられない中、窪田さんはむしろ歳を重ねるうえでいいステップを歩んでいます。今後も長く活躍するのであれば、こうした独自性がむしろ“大正解”なのです」

つい注目してしまうのも、窪田の狙い通りというわけか……。

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