ジャニーズ事務所を退所した手越祐也（３２）の勢いが止まらない。先月開設したばかりのYouTubeチャンネルの登録者数は１４０万人に迫る勢いで、７月６日には〈２８０平方メートルの家に引っ越し〉したことを発表。羽振りの良さを見せつけたが、手越にとってYouTubeは“稼ぐ道具”というより“告知ツール”のひとつにすぎないようだ。２日付の自身のツイッターで〈ファンクラブの事前登録サイトができた〉などと明らかにし、〈なる早でディナーショーとかやりたいな〉とつぶやいた。

平野＆中島「未満警察」もはやコメディー敗因は幼い脚本

そんな中、「King&Prince」平野紫耀（２３）の実弟・莉玖君（２１）がアパレル・ブランド「RKSRICKY」（リクスリッキー）を立ち上げたことが芸能界でちょっとした話題になっている。「手越が莉玖君のビジネスに何らかの形で関与するのではないか」と囁かれているためだ。

莉玖君はブランド立ち上げ時の挨拶では「私は小さな頃から目立ちたがりで、何か周りの人とは違うことがしたい、そういう人間です。昔から服が大好きでいつか自分のブランドを立ち上げたいと強く思っていました。その夢が、いつしか現実に変わりとても嬉しく思っています」と手越に負けないビッグマウスを放った。ただ、「なぜ手越が？」という疑問が当然浮かぶ。

■名古屋で有名だった平野兄弟

そもそも、平野兄弟が幼少期を過ごした名古屋市内の地元界隈を改めて取材すると、意外にも２歳年下の莉玖君の方が地元では有名だった。

小学校低学年から通い始めた名古屋市内のカルチャースクールのダンス教室でメキメキ頭角を現すと、すぐに地元の芸能プロダクションにスカウトされ、８歳で2007年「EXILE」ライブツアー名古屋公演のバックダンサーを務めた。彼はダンス以外にも才能を見せており、ラップでも音楽関係者の目に留まり、小学生ながら地元テレビのバラエティー番組にたびたび出演。私設ファンクラブまででき、当時、名鉄瀬戸線の某駅前にはたくさんの女子小中学生が集まり、莉玖君が通う学校の前は賑わっていたという。

そんな才能豊かな少年を、地元音楽関係者が放っておくわけがなく、今から５年前には、莉玖君のファーストアルバム「晴天」がタワーレコードのオンラインショップでプロモーションされた。熱狂的な平野兄弟ファンの間では「SHOW&Ricky」としてその存在は有名だった。

その兄・紫耀が主演を務めるドラマ「未満警察〜ミッドナイトランナー」（日本テレビ系）のオンエアにタイミングを合わせるかのように５年ぶりに弟が表舞台に姿を現したのだから、関係者が色めき立つのも無理はない。

「莉玖君は『EXILE』のツアーライブに出演したことから『LDH』からのデビューも噂されていましたが、それは何らかの理由で立ち消えになりました。その後、紫耀の推薦でジャニーズ事務所からのデビューも噂になりましたが、最終的に自らのアパレルブランドを立ち上げる決断をしたということでしょう」（テレビ関係者）

■平野のボイトレの先生だった

しかし、手越が絡んできたことで流れが大きく変わりつつある。アーティストとして莉玖君のメジャーデビューが再び浮上し始めた。

「彼がラッパーとしての夢を本当に諦めたとはとても思えません。上昇志向の強い青年でしたから、曲作りもボイストレーニングも続けているはずです。莉玖君のラッパーデビューに関しては紫耀君も協力していると聞いています。あの熱い語り口調で『弟は歌もダンスも最高なんです』と関係者に売り込みを続けているそうですよ」（前出の地元関係者）

そんな紫耀の必死の売り込みに関心を示しているのが、Ｊｒ時代に紫耀のボイストレーニングを担当していた手越だ。手越と紫耀はいわば師弟関係にあり、紫耀がかわいい弟を手越に預けたいと思うのも、手越が気心が知れた紫耀の弟の面倒を見てあげようと思ったとしても、不自然な話ではない。

紫耀はすでに莉玖君の宣材を手越に渡していると聞く。かつての“恩師”は弟子のために一肌脱ぐのか。実際、退所した手越はスケジュールに余裕ができ、さまざまなジャンルの仕事に手を伸ばすのではといわれている。そのひとつが莉玖君のプロデュースのようだ。

紫耀はもちろん、莉玖君と手越の今後の動向から目が離せなくなってきた。

（芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄） 外部サイト 「子供は欲しい？」の“タブー質問”に嵐・松本潤のひと言 鉄腕DASHに登場元TOKIO山口復帰と長男デビューの同時計画 田口淳之介だけじゃないジャニーズの複雑な“内縁関係” 「手越祐也」をもっと詳しく

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