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鷲見玲奈アナ「ズムサタ」抜擢に賛否両論 日テレとセントフォースの事情は

鷲見玲奈アナ「ズムサタ」抜擢に賛否両論 日テレとセントフォースの事情は

4月から「ズームイン!!サタデー」(日本テレビ系・土曜・5:30)の総合司会に抜擢された元テレビ東京の鷲見玲奈アナ(31)。2年前にフリーとなってからは、バラエティ番組はじめドラマにも出演。昨年は写真集まで発売された。1月11日には一般人男性と入籍したばかりでの総合司会決定だ。もっともネット上には、彼女の起用に反対する声も少なくない。なぜ日テレは彼女を起用したのか。

***

【写真】17年半にわたって総合司会を務めた「望月理恵」アナ

「ズムサタ」は1996年4月にスタート。当初の総合司会は福澤朗アナ(58)とフリーの山岡三子アナ(57)で、スポーツキャスターには羽鳥慎一アナ(50)がいた。その後、男性の総合司会は羽鳥アナや藤井貴彦アナ(50)、辻岡義堂アナ(35)など、数年ごとに日テレの局アナに引き継がれてきた。

鷲見玲奈アナ「ズムサタ」抜擢に賛否両論 日テレとセントフォースの事情は 鷲見玲奈アナ

一方、女性の総合司会は、2004年にフリーの望月理恵アナ(50)が2代目に就任して以来、不変だった。20年近く土曜の朝の顔を担ってきただけに、彼女の卒業を惜しむ声も少なくない。その後、鷲見アナ就任が発表されると、反発する声も上がった。記事に書き込まれたコメントを見てみよう。

《お疲れ様でした!鷲見さんも悪くないんだけど…やっぱり土曜の朝はモッチーが良かった。》

《何から何まで望月さんと正反対の方が来てしまうんですね。/観る前から言うのもアレですが、こういうのをキャスティングミスって言うのでは?/プライベートでもいろいろ騒がれたフリーアナ兼バラエティタレントに司会させちゃダメよ。》

《モッチーさんと交代して、当然視聴率が落ちる。その責任を鷲見に責任を押し付けて番組を終了させる。そして新番組を立ち上げる。そうゆう筋書きだな。》

いくらなんでも言いすぎのような……日テレ関係者に聞いた。

歴代がセント・フォース

「実は昨年春、辻岡アナが卒業し、若手の梅澤廉アナ(28)が就任して以来、視聴率が低迷傾向にあるんです。『ズムサタ』の視聴率は、2000年頃は15〜16%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯:以下同)を誇っていましたが、今年1月22日には6・2%でした。実に96年の番組開始以来、最低の記録で、翌週29日は6・4%と同時間帯の1位からも陥落。2月5日には久々に1位に復帰したものの、視聴率は7・2%でした。もちろん梅沢アナばかりのせいばかりとは言えず、番組の“金属疲労”もあるでしょう。この低落傾向に歯止めをかけるのと同時に、視聴者層の若返りも図ろうと、鷲見アナを起用したのでしょう」

望月アナの続投ではダメだったのか。

「2月に50歳を迎えた望月アナは、昨年6月、所属するセント・フォースの取締役に就任すると発表がありました。それを機に若返りを図って、同社から鷲見アナを連れてきたわけです。初代の山岡アナもセント・フォースでしたから、同社の出演枠といってもいいかもしれません」

制作費削減の折、日テレのみならず多くの民放が、ギャラが発生するフリーアナよりも局アナを使う傾向になっていると聞くが、『ズムサタ』は大丈夫なのか。

「日テレの情報・制作局のトップは、セント・フォースと繋がりが強いんです。『newszero』を立ち上げた人でもあるのですが、『めざましどようび』のお天気お姉さんを務めていたセント・フォース所属の小林麻央アナを無理矢理ひっぱてきてキャスターに据えたこともあったほど。そう簡単に縁は切れないんでしょう」

なぜ鷲見アナが抜擢されたのか。

男性悩殺にも期待

「フリーアナの宝庫だったセント・フォースとはいえ、最近は人材不足気味なんですかね。若手No.1の新井恵理那(32)はテレ朝『グッド!モーニング』に取られていますし、だからといって元日テレの西尾由佳理(44)や元読売テレビの川田裕美(38)を呼び戻すのも……。見回すと、若手で勢いのあるアナウンサーが、彼女しかいなかったのでしょう」

とはいえ、視聴者からの反発も少なくない。

「大丈夫だと思いますよ。テレ東時代から『家、ついて行ってイイですか?』や『テレ東音楽祭』、『ウイニング競馬』など、看板番組のMCを務めた実力派であることは間違いありません。“彼氏を盗られそう”という美貌から女性に人気がないという声もありますが、結婚もしましたからね。主婦としての顔を見せていけば、好感度も上がるかもしれません」

それでも彼女を見る、男性の目は違うだろう。

「そこに期待もしています。『ズムサタ』は“プロ野球熱ケツ情報”コーナーもあるので、男性視聴者の人気も高い。M1層(20〜34歳の男性)やM2層(35〜49歳の男性)を朝から悩殺してくれれば、という狙いも当然あるでしょう」

鷲見アナが婚姻届を提出した1月11日は、物事をスタートさせるのに良いとされる「一粒(いちりゅう)万倍日」と、天が万物の罪をゆるすとされる「天赦(てんしゃ)日」が重なる“最強開運日”といわれる吉日なんだとか。「ズムサタ」にも幸運は訪れるだろうか。

デイリー新潮編集部

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