満島ひかり（36）が4月期のテレビ朝日系木曜ドラマ「未来への10カウント」でヒロインを務める。

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木村拓哉（49）主演で、人気ドラマ「HERO」（フジテレビ系）シリーズの脚本家・福田靖氏との再タッグで送る学園スポーツドラマとして、2月7日に制作情報が解禁されると、ジャニーズ事務所の“顔”である木村の相手役を務める女優が誰なのかが注目を集めてきた。

満島と木村のドラマ共演は2010年のフジ“月9ドラマ”「月の恋人〜MoonLovers〜」以来2度目。当時のヒロインは篠原涼子（48）が務め、満島はインテリアデザイナーであるヒロインのアシスタントという本筋に関わらない役だったため、今回のような本格共演は初めてとなる。

「未来へ──」のヒロインに決定した満島は、テレビ朝日を通じて「木村拓哉さんとの共演はもう、BIGギフトです。うれしくて緊張して、落ち着かなきゃ、とまだ少し興奮気味です。木村さんには、いつも青い炎を感じていました。同じドラマを作るチームになれて最高の気分です」と喜びをあらわにした。

これには、スポーツ紙の芸能担当記者は「木村さんに対してどれだけの思い入れがあるのかは知りませんが、ここまで絶賛されると、さすがに木村さんもプレッシャーを感じるはず」と苦笑する。さらに、「満島さんは、フリーになって仕事を獲得することの大変さを実感しているのでしょう。本来、大手芸能事務所に所属する有名女優がキャスティングされる木村拓哉さんの相手役というのは、満島さんにとって棚ぼたみたいなものでしょう。今回の歓喜のコメントは、フリー女優の切実で率直な気持ちなのかもしれません」と説明した。

■18年のフリー転身後は民放の連ドラ出演はなし

満島は大手ライジングプロダクションに所属し、11歳で「Folder」のメンバーとしてデビュー。後に女優に転身し、樋口可南子（63）や門脇麦（29）ら実力派俳優が多く所属するユマニテに移籍。女優として確固たる地位を築いたが18年に突如フリーへ転身。独立後に民放テレビ局の連ドラ出演はなく、17年10月期の小泉今日子主演「監獄のお姫さま」（TBS系）以来、実に約5年ぶりの出演となる。

満島は今年1月7日にTBS系で放送されたトーク番組「A-Studio＋」で独立後の複雑な思いを語っている。人気芸能人の独立が相次ぐ昨今、“フリー俳優”の現実と本音を率直に明かしたことで大きな話題を呼んだ。満島の話によれば独立後、約1年半の間はマネジャーも兼任し完全に1人でやっていたという。現実には「事務仕事は好きなんですけど、役者はできなくなりますよね。脳みそがごちゃごちゃになって」と問題にぶつかり、現在は親友の女性ヘアメーキャップアーティストと一緒に個人事務所を設立し、マネジャーも雇っているという。

今では女優業もすっかり調子を取り戻したかに見えるが、満島は事務所スタッフの生活も背負う重責も担う立場。キムタクの相手役に抜擢されたのは大チャンスといえる。今こそ女優兼社長の腕の見せどころだろう。

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