お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリが演じるコントキャラクター・ゴリエの新バラエティ番組『ゴリエと申します。』(毎週金曜24:55〜※関東ローカル)が、フジテレビで4月15日にスタートすることが21日、明らかになった。ゴリエのレギュラー番組は、同局系『ワンナイR＆R』(2001〜06年)以来、16年ぶりとなる。

丸山礼(左)とゴリエ＝フジテレビ提供

この番組は、昨年から再び注目を集めるゴリエが、コントの世界を飛び出して巷のさまざまな人に直接触れ合い、令和の日本を明るく元気にしていくという内容。丸山礼がレギュラー出演し、ゴリエと初共演した『新しいカギ』(21年8月27日放送)同様、“ゴリエの娘”として登場する。

番組の総合演出は、『ワンナイR＆R』で演出を務めたフジの渡辺琢氏が担当。さらに、「恋のPecoriLesson」(06年)以来、16年ぶりに新曲の制作にもチャレンジする。

ゴリエは、世帯最高視聴率18.7％を記録した人気バラエティ番組『ワンナイR＆R』(『水10!ワンナイ特別編ゴリエ杯・チアダンス全国大会優勝決定SP』(06年4月12日放送、ビデオリサーチ調べ・関東地区)から誕生。コントでのクセの強さだけでなく、「Mickey」(04年)や「PecoriNight」(05年)などの楽曲に合わせて踊る激しいチアダンスでも視聴者の注目を集めた。

05年には、局の垣根を越えて『第56回NHK紅白歌合戦』(NHK)、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)などにも出演。その活躍はテレビ番組だけにとどまらず、カリフォルニア州政府公認観光親善大使に任命されたり、衣料品メーカー・UNIQLOとコラボレーションアイテムを制作してCMに出演したりと、異例づくしのオファーが殺到した。

そんなゴリエは昨年、「くらしのマーケット」CMに起用され、『新しいカギ』で15年ぶりにフジテレビのコント番組に出演するなど、再び注目の的に。年末年始はももいろクローバーZの年越しカウントダウン「第5回ももいろ歌合戦」、アメリカンフットボール日本選手権「プルデンシャル生命杯第74回ライスボウル」のハーフタイムショーへ出演し、YouTubeチャンネル『ゴリ★オキナワ』では、昨年17年ぶりに挑んだ「Mickey」のダンス動画が200万回再生(3月19日時点)を超えている。

今後も、4月10日にB.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ・アルバルク東京のホームゲームハーフタイムショーへの出演が決定。そんな中でのレギュラー番組スタートとなった。

丸山も参加する「恋のPecoriLesson」以来の16年ぶりの新曲は、現在レコーディングの真っただ中で、“みんなでダンス”をテーマのひとつに掲げたプロモーションビデオの制作なども準備中だ。

コメントは、以下の通り。

――レギュラー番組のオファーを聞いた時の心境について

ゴリエ「16年前に棺おけに入ってふたを閉めて、永遠の眠りについていたつもりだったの。なのに、16年たって急にふたを開けられて“もう一回、生き返ってもらっていいですか？”って言われた気分だったの。気持ち的にはゾンビみたいな気分！（笑）。でも、みんなが呼んでくれるんだったら、いろんな箇所に老いが出てきちゃってるけど頑張りたいなって。つまずいて地面に手をついただけで骨折するような年齢になってきましたので、自分ができる範囲で皆さんが喜ぶようなことをできたらいいなと思います」

丸山「私はゴリエちゃんのいちファンとして、新しい番組が始まることに、まず大歓喜！『新しいカギ』1回限りで終わると思っていましたし、そもそもゴリエちゃんに会えるだけでびっくりだったので、今回レギュラー番組を一緒にやることが決まって本当に夢みたいでした。16年前、８歳だった私はゴリエちゃんブームの真っただ中で生きていました。ゴリエちゃんに憧れる北海道の田舎の女の子だった私がまさかフジテレビさんで仕事をして、大好きなゴリエちゃんの娘になると言われた時は、すごく感動しました。ゴリエちゃんが好きな人は本当にたくさんいるんですよ！『新しいカギ』に出演した時もたくさんの方が“私も待ってました！”と楽しみにしてくださって、“礼ちゃんの涙を見て、私も一緒に泣いちゃった”なんて方も。ゴリエちゃんにはすごくたくさんのファンの方がいるんだなぁと実感。そんな視聴者の方に楽しんでもらえたらうれしいですし、娘としてはママの背中を見ながら、たくさんのことを吸収したいなと思います」

――お互いの印象について

ゴリエ「礼ちゃんが泣いて喜んでくれたと琢ちゃん（総合演出・渡辺琢）から聞いた時は、素直にうれしかった！礼ちゃんがママのことを好きでいてくれるからこそ、お互いに人として興味があるからこそ、絡みは盛り上がるのかなと思うんです。だから礼ちゃんと、収録しててもスタンバイしている時もいつも楽しく過ごしています」

丸山「当時見ていたコントはめちゃくちゃ緻密で、セリフの一言一言が全部面白い。当時、VHSを擦りきれるぐらい見て、セリフや動きをまねしていました。実際お会いしてみると、ゴリさん、じゃなくて（笑）、ママがすごく引っ張っててくれて、イメージは全然変わらない。いろいろなことを常に考えていて、ひとつのネタや企画にもたくさん準備をしてくるすごいママです！骨折のこともネタがいっぱい出てきて。きっと骨折した瞬間からいっぱい考えていただろうなと思って…。そういうママをすごくリスペクトしてます！自分はゴリエちゃんにインスパイアされて育ってきたので、私のゴリエちゃん大好き感も自然に出ちゃう。そこを大切に大事にしていきたいです」

――新曲について

ゴリエ「いいよね。いや、めちゃくちゃいい！子供も大人も、誰が聞いてもそう思ってもらえると思う。今の時代に刺さる歌詞も聞いてほしい。ガッキー（←誰？）の振り付けも最高。本当に命をかけたような振付！まねして踊って、SNSにあげたくなると思う。最近、ダンスの練習が始まったんだけど、ゴリエはまず、右手だけで頑張ります（笑）。MV（ミュージックビデオ）の構想を琢ちゃんからなんとなく聞いたんだけど、いいの！壮大な青春のMVができると思う！はやくみんなに聞いてほしい！」

丸山「誰もが通るあの青春の時代のちょっぴり甘酸っぱい感じ。落ち込んじゃう日もあるけど、やっぱり生きてることは最高に素晴らしいし、みんなひとりで生きてるわけじゃないよというメッセージを歌詞から感じられて、私はめちゃくちゃ心を揺さぶられました。ぜひたくさんの方に聞いてほしいなと強く思います！大人は“そういえばあんな青春があったなぁ”と、青春真っただ中の子たちは“今って最高に素晴らしいんだ！”と感じてもらえる曲です。押し付けがましくなく、寄り添ってくれる歌詞とメロディなので楽しみにしていただきたいです」

――視聴者の方へメッセージ

ゴリエ「『Mickey』『PecoriNight』『恋のPecoriLesson』に続く、素晴らしい新曲の準備もしています。もちろん歌だけじゃなくて、振り付けもみんなが踊りたくなるようなものに仕上がっているので楽しみにしていただきたいです。あとは、ゴリエがみんなにどんどん会いに行きたい！礼ちゃんが喜んでくれたように、ゴリエが会いに行くことによって喜んでくれる人がいる限り、全国どこでもお手伝いに行ったり、恋愛で悩んでいる人がいたら相談にのってあげたりしたい。ゴリエの時間は限られているから。だって、このままずっとやっていくと、蝋人形みたいな見た目になってきちゃう（笑）。子供が泣き叫ぶ手前、限界ギリギリまで、みんなに会いにいきたい！今までは、例えばお台場で『ワンナイR&R』のライブをやるから見に来てという立場だったけれど、今は待ってくれている人たちにゴリエがどんどん会いに行きたいので、番組のSNSにDMでリクエストを送ってもらいたいな！」

丸山「ゴリエちゃんのことが大好きな人達にゴリエちゃんを会わせて、私は盛り上げる！私たちが会いに行ってめちゃくちゃ盛り上げるので、“あしたも頑張ろう”と元気になってくれて、幸せを感じてくれたらうれしいです。一生懸命、頑張ります！」

■総合演出・渡辺琢氏

「番組終了から16年、アラフィフになったゴリエちゃんが相変わらず体を張って全力で頑張る姿が、皆様の笑顔につながれば幸いです。『新しいカギ』のコントで生まれた丸山礼ちゃんとゴリエちゃんの仲良し親子のやりとりにもご期待ください」

(C)フジテレビ 外部サイト ゴリエ、フジコント番組15年ぶり登場キレッキレの「PecoriNight」も ゴリ、中森明菜から「ゴリエちゃんうれしい!」も…「つらかった」理由 ゴリ、『ワンナイ』時代の過酷ロケを回顧「2度とできない」 「ゴリエ」をもっと詳しく

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