お笑いコンビ、ラランドのサーヤこと門倉早彩が代表取締役社長を務めるレモンジャムが開始した広告サービスが話題だ。

同社が新規事業として開始した「ニシダ・アド」は、ラランドのツッコミ担当、ニシダが普段から背負っているリュックサックに広告を掲出できるというサービス。月額５万円で誰でも利用できる。

この事業は、休日に面白エピソードを作る努力をしなかったり、スポンサーが出演するロケ収録に３時間以上の遅刻をしたりと、ニシダの怠惰な言動が生み出した甚大な損害を補填するために始まった。ニシダ自身が収入源となり、ダイレクトに収益に繋がるサービスを立ち上げられないかと試行錯誤を重ねた結果、ニシダ自身を広告にするサービスにたどり着いたという。

仕事柄、ラジオ局やテレビ局などを日々行き来しているニシダ。そのため、同社は既存の広告ではリーチできなかったメディア業界の関係者や、ニシダと共演するタレントなどに対して、ピンポイントに情報を届けることが可能だとアピールする。

地方ロケの際には、「ニシダ・アド」を通して関東以外のエリアにもリーチすることが可能だが、ニシダの休日が続いた場合、露出が激減する可能性も。サーヤは「広告のリーチ先に関しまして、特にニシダのデートコースに使われる池袋や、全国の喫煙所には訴求力が高いかと思われますので、勇気ある企業様からの応募を心よりお待ちしております」と利用を呼びかけている。

サーヤは上智大卒業後、広告代理店に就職し、会社員とお笑い芸人の兼業を続け、アマチュアながら「Ｍ-１グランプリ２０１９」で準決勝に進出。２０２１年２月には自身が社長を務めるラランドの個人事務所・レモンジャムを設立した。

サーヤのツイッターでも新規事業の発足を告知しており、ネットユーザーは「さすがの戦略」「やべぇｗｗセンスありすぎｗｗ」「発想が素晴らしいとおもう」「天才」「サーヤ優秀すぎて脱帽」などとアイデアを絶賛。広告代理店勤務という経歴を生かしたユニークな新規事業となり「サーヤさんのこれまでの経歴から考えてもキャリアの掛け算的な事業（勝手な想像だけど）でとても凄い…」との書き込みもあった。

また、「なるほど、歩く広告塔かー。これが一般的になれば、誰でも副業できるやん！」「これＵｂｅｒ配達員のリュックとかに応用したら、ほんとに広告媒体として成り立ちそうですよね〜」とさらなる展開に期待を込めるネットユーザーも。

ニシダが外出しなければ広告の露出機会が減るため「あちこちに広告打てるか常に家にいるか、ギャンブル性がある広告だなぁ」ととらえる声や、「リュック背負い忘れました、ってことが発生しそう」との心配もあったが、反響は大きく、サーヤは３月３０日、ツイッターで「予想を超える沢山の応募があり、このままだと１５年先まで埋まりそうです。ありがとうございます！」と喜んだ。

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