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ドラマ「M」主演した安斉かれんの現在 浜崎あゆみには「会ったことない」

ドラマ「M」主演した安斉かれんの現在 浜崎あゆみには「会ったことない」

ゴールデンウィーク真っ只中の2022年5月1日。この日にデビュー3周年を迎えたのが、歌手の安斉かれんさん(22)だ。

安斉さんは2019年5月1日、つまり、令和の1日目にデビューを果たした。J-CASTニュースは、そんな「エイベックスの新世代」とも言える安斉さんに、デビュー当時の思いや現在の活動などについて聞いた。

(聞き手・構成/J-CASTニュース編集部坂下朋永)

ドラマ「M」主演抜擢...当時の思いは

インタビュー冒頭、記者がまず聞いたのは、デビュー3周年となる22年5月1日に開催した、デビュー後初となる「観客の前でのパフォーマンス」について。

――まず、今年の5月1日でデビュー3周年を迎えられましたが、この日に安斉さんはデビュー3周年を記念して行ったオンラインライブ「ちゃんと世界線」を開催されましたね。

安斉:コロナの影響もあって、イベント以外でライブするのは初めてだったので、ライブの前日まで毎日スタジオに通って、3年前に出した曲も今のスキルで歌えるように「歌い起こし」をしていきました。練習中に喉を傷めないように、喉のコンディションには常に気を使っていました。初のワンマンライブということで、序盤はとっても緊張してしまったのですが、トークを挟んだ後あたりから、徐々に緊張は解れていった感じです。

――現在進行中の7作連続シングルについてお聞きします。この企画にかける思いをお教えください。

安斉:楽曲についてはもちろん、ミュージックビデオについても、これまでにない挑戦をしていきたいと思います。あと、これまでに出した5作の中で1番思い入れがあるのは、初のオンラインライブのタイトルにもなっている「ちゃんと世界線」ですね。モデルをしている実妹の安斉星来と共演したということもあって、やはり、この曲への思い入れは深いですね。

――安斉さんは3年前の5月1日、つまり、令和の1日目にデビューされましたが、当初はメディアに一切登場しないシークレットな活動でした。このため、この期間中にはネットニュースで、安斉さんは実はバーチャルなのではないかという「安斉かれん不在説」まで出てしまいましたが、「早く表舞台に出たい」といった歯がゆい思いはありましたか。

安斉:歯がゆさはなかったですね。逆に、「不在説」を知って、「私、いないんだってー!」とか言いながら楽しんでました。

――しかし、2020年には一転して「M愛すべき人がいて」で、浜崎あゆみさんの役で主演することが突如として発表されました。ドラマ主演が決まった際の感想をお聞かせください。

安斉:決まった時点では、浜崎あゆみさんの役を演じるというのがどれぐらい凄いことなのかという実感は、なかなか湧かなかったんです。でも、決まってからはすぐに演技のレッスンに通い始めました。「実在されている方」を演じるのはとっても難しくて、改めて貴重な体験だったんだなと思います。

――浜崎さんに会われたことはありますか?

安斉:会ってみたいとは思いますが、まだお会いしたことはなくて。すごく緊張するでしょうね。

10代後半の時の方が「歌詞が尖ってた」

――これまでのシングル曲は全てご自身で作詞されていますが、歌詞はどのような時に浮かびますか。仕事中、もしくは私生活の中ででしょうか。

安斉:割とどちらもあって、思いついたらすぐにiPhoneにメモします。作詞の方法としては、まず楽曲を決めて、曲調に合うフレーズを手繰り寄せて、伝えたいことを固めていく感じです。

――4thシングルの「FAKENEWSREVOLUTION」についてお聞きします。この曲ではSNSユーザーの心の闇が描かれているように感じたのですが、実際、どのようなコンセプトで書かれたのでしょうか。

安斉:10代後半に書いたものなんですが、この時の方が「歌詞が尖ってたな」って思います。その年代って、正直、怖いものなんてないじゃないですか。なので、若いながらの「言いたい放題感」が出せたというのはあると思います。楽曲の中ではSNSを、あたかも「諸悪の根源」みたいな感じで書いてしまってますが、改めて、言葉の使い方が尖ってたなと(笑)。

――ちなみに、SNSの闇を描くことが出来たということは、やはり、高校時代はSNSはやっていらっしゃった?

安斉:「見る専用」のアカウントはありましたけど、投稿はしてませんでした。でも、見てはいたので、その際に感じたSNSの闇を歌詞にしました。

――「FAKENEWSREVOLUTION」までは8cmシングルの無料配布キャンペーンが行われていましたが、8cmCDはキャンペーン以前には見たことはありましたか?

安斉:まず、存在を知らなかったです。そして、初めて見た際の感想は「ちっちゃくて可愛い!」でした。

地元・藤沢への思いも語る

安斉さんは現在、FMヨコハマのラジオ番組「tresen」のワンコーナー「てくてくカレンダー」をレギュラーで担当している(コーナーは毎週火曜日に放送)。

――「tresen」はFMヨコハマということもあり、安斉さんは「てくてくカレンダー」で神奈川ネタを話されることが多いですが、地元・藤沢の魅力とは何でしょうか?

安斉:「人が優しい」という点ですかね。結構、ピースな人が多いですね。それから、夏だとやっぱり海で遊べますし、あと、学校が終わったらショッピングモールの「湘南T-SITE」の中のお店で勉強したりしてました。

――以前、「てくてくカレンダー」で何度か、「平和代表・安斉かれんがお届けしました」といった具合に、ご自身の名前に「平和代表」という枕詞を付けていらっしゃいましたが、これの由来は何でしょうか?プロフィールを見ると、ご自身の生年月日が1999年8月15日となっていますが......終戦記念日にちなんでいるんですか?

安斉:それもあるんですけど、私、ハトに好かれてるのか、ハトが寄って来るんですよ。地元の駅にいると、ものすごい数のハトが寄って来るということが何度もあって......。「平和の象徴」として知られるハトが寄って来るってことは、「私の属性って『平和』なのかな?」なんて思うようになったんです。確かに、争いごとは嫌いなので......ノリで何度か言っちゃいました。ただ、最近は言ってないですよ(笑)。

――そう考えると、今年の5月3日のラジオで「傘を持ち歩くとすぐに盗られる」という話をなさっていましたが、これは「平和」とは真逆のエピソードですね。

安斉:「平和じゃない人」が盗っていったんでしょう。なので、ラジオではそんな人たちに向けて、「私は平和代表として頑張って生きてるんだぞ!」と呼び掛けるつもりでその話を出しました。ちなみに、あまりに盗られたので、ある時期を境に傘を持ち歩かなくなりました。雨女なのに......。

――雨女なんですか?

安斉:そうなんです。それも、生粋の雨女。今日もそうですし(※実際、インタビュー中には雨が降っていた)、さっきお話した初オンラインライブの日も雨だったし、ミュージックビデオの外でのロケの際にも雨が降るんですよ。もう、雨に打たれた方がいいんですかね(笑)?

ビールはとにかくスーパードライ

――5月10日のラジオでは好きな飲み物をおっしゃっていましたが、紅茶が好きだという話に加えて、お酒ではアサヒビールと焼酎の二階堂が好きだとおっしゃっていましたが......アサヒビールというのはスーパードライでよろしいでしょうか?

安斉:はい。やっぱりキレが他のビールとは違います。なので、スーパードライ一択!

――そういえば、安斉さんはYouTubeチャンネル「かれんの日常」をやっていらっしゃいますが、そこでの「上野で1昼人飲み」というロケをやっていた際、飲んでいたのはジョッキのスーパードライでしたね。あれは、事前にスーパードライを出す店を探してからロケに行ったということなんでしょうか?

安斉:いや、「スーパードライを出してそうな店」を選びました。

――となると、安斉さんにはスーパードライに対する嗅覚があるということになりますね(笑)。話は変わって二階堂の良さって何でしょうか?

安斉:二階堂は「延々と飲める」ところですね。しかも、炭酸水で割るとか、色んな飲み方が出来るのもいいです。あとは、二日酔いになっても頭が痛くなったりせず、「綺麗な酔い方」が出来るところですね。

安斉かれんは「ギャル」じゃない!?

――安斉さんはネット上で「令和ギャル」と評されることがありますが、実際、そうなんでしょうか?

安斉:私、自分をギャルと思ったことはないんです。たまに見た目がギャルになることはあるんですけど(笑)。

――そういえば、先程の雨女エピソードでふと思ったんですが、安斉さんは雨に打たれるテーマの楽曲はありますか?もしくは、今後出す予定は?

安斉:今のところ、ありません(笑)!

――では、最後の質問です。今後、楽曲をリリースしていく上で挑戦したいジャンルはありますか?

安斉:R&Bが出来たらなーという思いはあるので、ぜひ、挑戦してみたいです。

安斉かれんさんプロフィール

あんざい・かれん1999年8月15日生まれ。神奈川県出身。令和元日となる2019年5月1日に、シングル「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた」でエイベックスからデビュー。2022年3月2日には7作連続リリース第5作「ちゃんと世界線」をリリースしたほか、5月1日には初のオンラインライブ「ちゃんと世界線」を開催。

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