マツコ・デラックス（49）がMCを務める「マツコ会議」（日本テレビ系）に、「KinKiKids」の堂本剛（43）が出演した今月2日放送回でのマツコの発言が、静かに物議を醸している。

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マツコは番組内で、「私なんてジャニーズの人間でもないし、時間割いて見てくださる必要もない。でも定期的にこの間の番組どうだったとか、感想くださったりとか、すごい私の活動を気にかけてくださってた方なの」と、昨年亡くなったジャニーズ事務所の藤島メリー名誉会長と生前、懇意にしていたことを明かした。

これに対し、ネットでは《マツコがジャニーズを持ち上げる理由がよくわかった》《SMAP解散の時もキムタク擁護して、新しい地図の3人をオーラがないとか芸がないとか散々コケにしてたもんね》《忖度するタイプでがっかり》といった声が上がっている。

忖度なしの世論を代弁する毒舌キャラとして人気を博しているマツコだったが、意外と長い物には巻かれるタイプだったようだ。

■キムタク＆中居の擁護に回る

「マツコさんといえば、2017年10月にSMAP解散後の稲垣吾郎さんが初の生出演としてTOKYOMX『5時に夢中！』に出演した際に、共演拒否した疑惑がありました。それを報じた週刊文春の直撃取材に対して『テレビってそんな甘くないわよ。いち視聴者として、冷静に考えてみてよ』『稲垣吾郎が“5時に夢中！”に入って楽しいと思う？いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの3人は木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違うのよ』などと反論し、そこでマツコさんに対して不信感を抱いたファンも多かった。それが今回再燃した形でしょう」（芸能プロ関係者）

芸能界で長く生き残るためには、ある程度長い物には巻かれなければならないということだろうか──。19年7月、ジャニーズ事務所に対して「新しい地図の3人に対して圧力をかけるな」と公正取引委員会が注意喚起したことで、徐々に3人が地上波に露出するようになった。特に、草磲剛が主演した20年公開の映画「ミッドナイトスワン」で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したあたりから一気に潮目が変わったといえる。

「マツコさんは文春の取材に対し、新しい地図の3人が起用されないのは、番組に必要としないテレビ局側の判断だった旨の反論をしていましたが、マツコさんにしては切れ味の悪い説明でした。何より公正取引委員会が注意した後から新しい地図の露出が増えたことを考えると、マツコさんの弁明はやはり苦しかったということになるでしょう」（前出の芸能プロ関係者）

鋭い視点と、時代の流れを的確に読む才能がタレントとしてのマツコの評価につながっているわけだが、新しい地図の復活への道筋だけは読み切れなかったらしい。マツコはいつまでテレビ業界に君臨し続けることができるだろうか。

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