「めちゃイケは一言一句、全部台本だった」中居正広の発言に業界の反応は？

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「めちゃイケは一言一句、全部台本だった」中居正広の発言に業界の反応は？

2022-07-23 13:51

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7月18日、急性虫垂炎のため入院していたタレントの中居正広（49）が、自身の公式サイトで退院したことを発表した。いわゆる盲腸は、過労やストレスが原因の一つといわれる。業界からは「『めちゃイケ』の台本発言が原因だったかも」という声も出ている。

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フジテレビで22年続いた人気番組「めちゃ×2イケてるッ！」について、中居が「一言一句台本だった」と暴露したのは、7月5日に放送された「笑いの正体」（NHK総合）第2弾でのことだった。この発言にネット上では、賛否両論が乱れ飛んだ。

《めちゃイケって台本やったん？》

《めちゃイケがすべて台本だったなんて悲しいねアドリブも無かったのかな？》

《めちゃイケが台本あるってみんな知らなかったことがびっくり。》

民放ディレクターは言う。

中居正広

「8日には東野幸治がラジオでこの発言を取り上げ、『たまたまそれ見てて、ザワッとしたのよ』と語り、15日には『めちゃイケ』のプロデューサーだった明松功（かがり・いさお）氏が『バラいろダンディ』（TOKYOMX）に出演した際、台本があったことを認めるなど、騒動は大きくなっていきました。16日になると、中居さんがラジオ番組で発言の真意を明かし、誤解のある表現だったと謝罪することになったのです」

「中居正広ON＆ONAIR」（ニッポン放送）での発言だった。

ホントに全く面白くない

中居：まず一語一句っていうのはさすがに偏りすぎた話し方だったなって思って……。

――当時、お笑いでは素人だった中居に、「めちゃイケ」スタッフは手取り足取り教えてくれたと言う。中居はメモを取る習慣があったため、スタッフからのアドバイスを記した。すると、それが自ずと台本になったと言う。

中居：一語一句ではないのね。それは僕はちょっと極端な話をしてしまったなって、僕の反省ですね。

台本は自身のメモだったというのだ。だが、騒動の発端となった「笑いの正体」での発言はちょっと違った。

中居：一言一句ですね、全部台本です。台本と参考VTRを見ながら、「18ページの4行目のところのリアクションの参考VTRこれ」って。「この落ち方とか間みたいなもの、中居くん叩き込んでくれ」って。（中略）だから僕は「めちゃイケ」、ホントに全く面白くないです。

明らかに台本があったという発言だったのだ。前出の民放ディレクターは言う。

台本ありが前提

「どういう意図があったのかは分かりませんが、『全く面白くない』はちょっと言い過ぎでしたね。そもそも中居さんの発言は、『めちゃイケ』のレギュラーだった大久保佳代子さんがVTR内で『「めちゃイケ」のスゴイのは、台本がガッツリあるんですよ』というコメントを受けてのものでした。ちょっと膨らませようと思ったのかもしれませんが、自分の発言を気に病んで盲腸になっちゃったのかな、という声もあるんです。台本があったとかなかったとかなんて、そもそも業界では話題になっていませんから」

どういうことか。

「『めちゃイケ』に台本があったことなど、これまでも出演者が明かしてきたことですし、バラエティ番組には台本があるのが前提だからです。大半の視聴者もそれを承知の上で番組を見ていると思っていたので、むしろ大騒ぎになったことに驚きました」

ドリフターズの「8時だョ！全員集合」（TBS）は生放送のコント番組だが、事前にみっちり作り込んでいたことはよく知られる。

「番組によって、簡単な台本だったり、びっしり書き込まれたものもあります。『めちゃイケ』はしっかり作り込まれていたんだな、と思いました。中居さんはNHKで、矢部（浩之）さんの企画終了の笛を吹くタイミングが悪いという理由で何度も撮り直しをさせられた、というエピソードを話していました。彼が出演していた『中居＆ナイナイの日本一周』は、旅番組のテイストに加えコント的要素のある企画だったので、撮り直しをするのも理解できます。むしろ、そこまで笑いを追求していたからこそ、『めちゃイケ』は面白かったし、長続きしたのだと思います」

MCに定評のある中居にしては、珍しいミスだったということか。

「言葉選びと言葉不足、説明不足は中居さんらしくありませんでした。わざわざ他局のフジテレビを取り上げなくても、中居さんも司会を務めた『NHK紅白歌合戦』こそ台本通り、一言一句変えずにやっていることを話したほうが良かったかもしれません」

デイリー新潮編集部