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《芸能リポーター・石川敏男の芸能界”あの出来事のウラ側は……”》

やはり2度目の離婚になってしまったタレントの小倉優子さん。夫婦には人に言えない二人きりの事情があるのは分かっているが、小倉さんがこの結婚生活を末長く続けていきたいと思っていたのは、周囲の反応からも感じていただけに残念でならない。

小倉さんは‘11年に美容師と結婚。長男が誕生し、第二子(男)を妊娠中に夫の不倫が発覚した。

結婚生活6年半で離婚。夫の不倫相手は、小倉さんの後輩タレントだったからなおさら悲しい。

親子3人の生活が始まるが、そこに現れたのが歯科医の先生だった。

小倉さんのママ友の紹介。二人の子どもにも優しく、すぐになついたことが大きかった。

彼の肩車で買い物をする姿も報じられた。’18年12月に結婚。幸せな結婚生活が続いていると誰もが思っていたが、すでに二人の歯車は狂っていた。

「芸能人、女性タレントと結婚するのは大変ですよ。収入は多いかもしれないけど、すぐに仕事はやめられない職業ですよ」

と、周囲の反対もあったが、歯科医の先生は夢中になって誰の意見も聞かない。彼の母親の意見も聞かない状況になっていた。それだけ、憧れのタレントとの夢のような生活が大きかったのだろう。

そんな中で始まった新婚生活だが、長くは続かなかった。’19年5月頃には、二人の不仲説が飛びだすことになる。

《夫を支える人間として、私の至らない点がありました》

と、SNSで反省していた小倉さん。妻としての度量が足りなかったこともあげていた。夫が

「大きな仕事を任せられるという状況になるから“芸能界を辞めてもらえるか”」

と彼女に引退を求めたという話が飛び出した。後日、彼は雑誌の直撃取材に

「彼女に“仕事を辞めて”と言ったことはない」

と否定しているが、そういう話が出ていたことはあったようだ。このあたりから本格的に離婚の話が持ち上がったのだろう。

双方が弁護士を入れての話し合い。子どもたちのこともあるし、2度目の離婚ということに小倉さんは反対する。

そんな中、二人に妊娠が知らされる。世間の夫婦なら当然うれしい話だったろうが、夫からは代理人を通して“子どもはいらない”という返事が来る。

別居中だった小倉さんだったが“青天の霹靂”の反応。こんな仕打ちの中でも、小倉さんは、二人の子どもと新しく生まれる命のために、離婚をしないように考える。

夫の仕事場に近い場所の一軒家に引っ越し、仕事帰りの夫が自宅に寄りやすい状況を作り出した。

だが、夫の姿がその家で見られることはなかったようだ。静かに別居生活を送っていた二人の行動が明るみに出たのは、’20年3月だった。

別居は認めたものの離婚はないと言い続けた小倉さん。

「私の努力が足りない」

との思いをつづっていた。子どもたちに“2度目の離婚を見せたくない”というのは、小倉さんの本音だったのだろう。

別居婚だったが、また元に戻れると思っていた小倉さんがいたことも事実。しかし、離婚になった背景は、小倉さんが

「私がここまで彼を追い詰めていたんだ」

という結論を出したことなんだろうなあ…。

養育費は月々10万円ほどで、慰謝料は受け取らないという離婚の選択肢。インスタグラムに

《2022年7月27日に離婚したことをご報告いたします。今後とも、子育て、仕事と努力を重ねてまいりますので、暖かく見守っていただけましたら幸いです》

と、つづっている。

2度目の夫に見てもらえなかった3男の顔。あまりにも悲しすぎる離婚劇だ…。

文：石川敏男（芸能ジャーナリスト）
‘46年生まれ、東京都出身。松竹宣伝部→女性誌記者→芸能レポーターという異色の経歴の持ち主。『ザ・ワイド』『情報ライブミヤネ屋』（ともに日本テレビ系）などで活躍後、現在は『めんたいワイド』（福岡放送）、『す・またん』（読売テレビ）、レインボータウンFMにレギュラー出演中

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