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大林素子が明かす「結婚しなかった理由」 “おひとりさま”生活を充実させるコツは?

大林素子が明かす「結婚しなかった理由」 “おひとりさま”生活を充実させるコツは?

人生100年時代、誰もが直面する可能性があるのが「おひとりさま生活」である。これまで独身生活を続けてきたタレントの大林素子(55)が語る結婚観と、最近始めた”終活”のコツとは。

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【写真】夢だった音楽に挑戦レコーディングに臨む「大林素子」

現在55歳、私たちはいわゆるバブル世代です。私自身、バブルの頃はバレーボールの現役選手だったからあまりその恩恵にはあずかっていないんですけど、いずれにしても私たちの世代の女性って、強いというか、たくましさがあるんじゃないかなと思うんです。

結婚にとらわれていない人も多いし、だからといって、「ひとりで生きていくんだ!」と、特に力んでいるというのでもない。天涯孤独というよりも、ひとりでの生活を楽しんでいる人が多い。私たちの世代の独身って、あくまで私の感覚なのですが、自然体でひとりで生活しているという感じだと思うんですよね。

大林素子が明かす「結婚しなかった理由」 “おひとりさま”生活を充実させるコツは? 大林素子

私自身、ひとりでの生活が全く苦にならないタイプです。コロナ禍ではなかなかできませんでしたが、歴史好きで、神社仏閣も好きだから、ひとりで新撰組ゆかりの地やお墓を巡る旅をするのはしょっちゅうでした。映画を観るのも仲間と連れ立ってというよりも、ひとりでということが多い。そのほうが、自分のリズムで自由に動けますからね。バレーの現役時代は、寮生活で常に団体行動。だからなのか、仕事で地方に行ってホテルがひとり部屋だと「嬉しい!」みたいな感じで。

そういう生活を送ってきたから、今まで独身だったのも、「結婚か」「仕事か」の二者択一を迫られた結果だという感覚は持っていません。

29歳で現役を引退して、そこから私は人生における「第二のスタート」を切りました。スポーツキャスターをやったり、バラエティー番組にも出演したりと、いろいろな挑戦をさせてもらった。

そうやって走り続けるなかで、昔から歌やお芝居が好きだったので、どうしても舞台のお仕事がしたいという夢を実現したくて、39歳で初めて舞台に立つことができた。それが「第三のスタート」でした。

そうなると、第二のスタートでいただくことができたお仕事と、第三のスタートで得た舞台という夢を両立させるには、どうしたってダブルのパワーが必要になる。要するに忙しくなるわけです。そして気が付いてみれば、50歳を過ぎていたという感じですね。

もちろん仕事中心の生活ではありましたが、自分の夢を実現したくて、自然な流れのなかで今に至っているので、さっきも言ったように仕事のためにプライベートを犠牲にしたとか、結婚を拒んできたとか、できなかったとか、そういう感覚ではないんですよね。同世代の独身の人も、似たような感じの人が多いんじゃないでしょうか。

ただ、お仕事を頑張って夢を実現することに邁進してきて、唯一、自分のなかで進まなかったのは子どもを産むことだなと、ハッと思い返すことはありました。私のなかでは、結婚と出産・子育てはイコールで、結婚するなら相手のためにも、子育ては私が全部やりたいと考えていたタイプなんです。そうすると、ありがたいことにずっとお仕事をいただくことができていたので、「結婚=子育てに全時間を費やす」という生活が、なかなか現実的な選択肢として浮かんでこなかった。

そんなふうに振り返ったのは50歳を過ぎてからで、これから子どもを持つのは不可能ではないだろうけど、まあ難しいよねとなった時に、自分はこういう人生を歩んだんだなと、ちょっと感じました。

そして、今から結婚というのもどうなのかなというのが正直なところです。

それよりも、私たちの世代は今、ちょうど親を介護する時期に入っています。だから、同世代の友だちとは「親の介護、どうする?」とか、「そんなこと言ってるけど、あと何年かしたら私たちが逆に介護される側に回るかもしれないよね」「みんなで一緒にシェアハウスする?」みたいな話をしています。

あとは、老後資金として2千万円が必要だと、ニュースでもよく言われていますよね。「2千万円なきゃやっていけないのかな?」「2千万円なくても大丈夫なんじゃない?」なんて話すこともありますし、「年金、本当にもらえるのかな?」「年金が早くもらえるやつ、やっておいたほうがいいんじゃない」とか。

「控え選手」を置かない

私自身、55歳ってことは「アラ還」なので、これからはアラ還としての自覚を持っていかなきゃなと思っているところです。アラ還というか、心構えとしてはもう60歳になっているつもりです。

そんな意識を持ち始めたところで、コロナでステイホームの時間が長かったこともあり、断捨離を少しずつ始めました。まだ先のような気がしつつも、やっぱり“心構えは60歳”のアラ還としては、「終活」という言葉が目に入り、ちょっとずつ意識するようになったんです。

現役時代のユニフォームなんて100着以上ありましたが、今はどうしても必要な4着くらいしか残していません。日記の類もないし、だからもし家の中を捜索されたとしても、恥ずかしいものは何もないです。まあ、お金もないんですけどね〜。

断捨離をやってみて分かったポイント、これはぜひみなさんにお勧めしたい。それは「控え選手」を置かないことです。

引き出物としていただいた食器とかって、いっぱいたまりがちだと思うんですよ。いつか家にお客さんが来た時に使おうと考えたりして。つまりそれって、日常使いする「レギュラー選手」ではなく、何かあった時のための「控え選手」ですよね。で、いつの間にか控え選手ばかりが増えていく。

でも、バレーと違い、控え選手を使う機会って結局訪れないんですよ。だから私は、基本的にものは、レギュラー選手として日常使いし、控え選手は置きません。レギュラー選手以外は断捨離する。そうはいっても、控え選手を取っておいておけばいつか使えるんじゃないか……。それ、絶対ないですから。

あと、特に女性の場合は、下着がたまって困っている人、多い気がするんです。女性なら分かると思いますが、「2軍」「3軍」の下着を誰もが持っている。これもダメです。2軍と3軍を捨てる勇気を持たないと。全部を1軍にして、そうすることで断捨離にもなるし、いつかのチャンスのためではなく、常に自分を美しく保つことにもつながります。

言葉は「断捨離」でも、「整理」でも、あるいは「見極め」でもいいんですけど、コロナ禍でいろいろと制限されたことによって、結果的に人間関係も含めてスッキリした人って少なくないと思うんです。私自身がそうで、いろいろなことが整理でき、サッパリして、身軽になった気がしています。そうなると、逆に人と一緒に過ごす時間を今まで以上に楽しめるようになった。アラ還にして、おひとりさまがより研ぎ澄まされたという感じかもしれませんね。

大林素子(おおばやしもとこ)
タレント。1967年生まれ。バレーボール女子日本代表として88年、92年、96年と、オリンピックに3大会連続出場する。97年に現役引退後は、キャスターや女優として活躍。

「週刊新潮」2022年8月11・18日号掲載

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