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『鎌倉殿』岡本信人が明かす、大河スタッフの粋なはからい「酒のつまみに野草」

『鎌倉殿』岡本信人が明かす、大河スタッフの粋なはからい「酒のつまみに野草」

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で坂東の重鎮、千葉常胤(つねたね)役を演じ、7月下旬の第28回では〈元気な千葉の爺さん〉〈迎え待ちだった千葉の爺さんやる気です〉〈ピンピンして登場する千葉殿w〉と視聴者の爆笑を誘った岡本信人。出演を同回で終えてもなお、SNS上などで「千葉の爺さん」と絶大な人気を集めているベテラン俳優が、千葉常胤の人物像からドラマの見どころ、現場のエピソードまでを熱く語った。

【写真】「あ〜ん」と野草を食べる岡本信人さん。大河ドラマでの迫力ある演技も

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──第7回の登場シーンでも「誉れある戦をせぬかと声がかかれば、のらない手はない」と同じセリフで千葉常胤は血気盛んでしたね。脚本の三谷幸喜さんとは千葉常胤像や役柄について話したりすることはありましたか?

岡本:三谷さんとはお会いしたことも話したこともありませんが、台本をいただき、セリフで三谷さんとつながっています。三谷さんの作品に出演するのは『鎌倉殿』が初めて。私にとって三谷作品はずっと「テレビや映画で観るもの」でしたから、オファーをいただいた時は、自分が三谷作品に出演するとは思ってもいなかったのでびっくりしました。

私は子役時代から数多くのホームドラマに恵まれ、様々な先生方の作品で演じさせていただきました。出演していたドラマ『渡る世間は鬼ばかり』シリーズが29年の歴史の幕を閉じた時(2019年放送のスペシャルで完結)、「ああ、自分ももう終わりだろうな」と思っていたところに三谷作品出演のお声がかかったので、すごく嬉しかったですね。

まさに第7話の千葉常胤の登場のセリフ、「誉れある戦をせぬかと声がかかれば、のらない手はない」の心境でした。これは千載一遇のチャンスとの思いで、それこそ千葉常胤ではないですが、「ここで全部が終わってもいい」と奮い立ちました。

──撮影中、大変だったことはありますか?

岡本:鎧を着るのは大変でしたね。重いですし、鎧を身につけるのにスタッフ3人がかりで時間も5分ぐらいかかるんです。鎧を着てしまったらトイレにも行けないですし、しゃがんだら立てなくなる重さでした。20kgほどあるのではないかと思います。

ところが小栗旬さん(北条義時役)はシーン収録中、鎧を着てあぐらをかいている場面から、すっと立つんです。すごいなと思いましたね。あれは訓練しないとできない。

出演者みんなでよく、「スクワットで脚を鍛えないとダメだよね」と話していました。スタジオで撮影の合間に、房総半島の有力豪族・上総広常役の佐藤浩市さんがスクワットのやり方を実践して見せてくれたりしました。

──撮影現場で印象に残るエピソードがありましたら、教えてください。

岡本:第8回に御家人たち4〜5人で車座になって酒を飲んでいるシーンがあったのですが、スタジオでのカメラリハーサルの時、チーフディレクターの方から「岡本さん、野草をつまみに置いておきました」とささやかれ、“えっ!?”と驚きましたよ。僕の趣味が野草摘みで、日頃、野草を摘んで食べていることをご存知だったのでしょうね。

そう言われてセットを見ると、本当に小道具の酒が置いてあるところに野草が用意されていた!実際の映像ではあまりわからなかったと思いますが、演出もそこまで洒落ているんですよ。撮影中につまむ余裕はとてもなかったけれど、カメラが回っていない時にちょっと食べました(笑)。

──千葉常胤はどのような人物と感じましたか?

岡本:常胤は誠実で純朴な人である一方で、所領の領主として一族を守り、発展に尽くした人物です。常胤が源頼朝と出会ったのは63歳の時。その後の約10年間、73歳頃までに大きな戦いは終わりました。時流を読む才知があり、あの戦乱の時代を生き抜いて84歳までの天寿を全うしたのはすごいと思います。

鎌倉殿の13人の中に入っていかないのも、御家人たちの争いから距離を置いていたからでしょう。彼としては頼朝に仕えて、自分の人生をよしとしたのではないでしょうか。財力もあるのに、質素な暮らしに徹する。目立たないけれど、非常に人間的にバランスがとれた立派な人物で、鎌倉幕府の縁の下の力持ちとして重要な役割を果たしたのではと感じます。

──13人からも退場者が次々と出て、ハラハラドキドキの展開が続きますね。

岡本:私がクランクインする前、プロデューサーの方から「三谷さんは“御家人は『寺内貫太郎一家』の職人の集まりだ”みたいなことをおっしゃっていた」とお聞きしました。確かにある意味、『鎌倉殿』はホームドラマなんですよね。それぞれ一家の主(あるじ)だけれど、そこに集まったおじさんたちで鎌倉幕府をつくっていこうというストーリー。その表現はとてもわかりやすいですよね。

ただ、その御家人たちが殺し合うんだから、“これはいったいどうなっているんだ?”と、視聴者のみなさんと同じような感じで観ています。どんどん人も死んでいけば、時代も変わっていく。殺し、殺されるシーンでも人間のおかしさ、人間くささが描かれており、ああいうところは実に三谷さんらしい。緩急があり、みんな泣いちゃいますよね。

自宅では毎週、リアルタイムで日曜夜8時からの放送を観ています。録画やBSではなく、必ずNHK総合で。いち視聴者として毎週楽しみにしています。おもしろいですよね。小栗旬さんをはじめ、旬な俳優が若手からベテランまで勢揃いで、テレビの前でも若いエネルギーとベテランのパワーに圧倒されています。

<あらすじ>奇跡的に息を吹き返した源頼家(金子大地)。しかし後鳥羽上皇(尾上松也)のもとには頼家危篤の報が届き、後鳥羽は考えを巡らせる。鎌倉では、政子(小池栄子)のもとに義時(小栗旬)、泰時(坂口健太郎)らが集まり、新たな体制について話し合っていた。そんな中、一人で思いにふける比奈(堀田真由)。一方、先を見据えるりく(宮沢りえ)は時政(坂東彌十郎)に京との関係をより深めるように説き、愛息・政範(中川翼)も胸を高鳴らせる。そして、三浦義村(山本耕史)は…

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