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舌がんの手術を乗り越えた堀ちえみ「深刻な状況」との説明を受けていた

羽田空港で“あの時の僕です"と声をかけられ…「ビビビ!という感じで」堀ちえみ(55)が語る、「2度目の再婚」を決意するまでから続く

中森明菜、小泉今日子、早見優、松本伊代ら、大物アイドルを数多く含む“花の82年組”のひとり、堀ちえみ(55)。 

【画像】堀ちえみさん(55)の画像を見る(6枚)

2019年にステージ4の舌がんの手術を乗り越えた“がんサバイバー”でもある彼女に、がん発覚までの経緯、11時間におよぶ大手術の前に行っていた“ある準備”、復帰後に待ち受けていたネット上での誹謗中傷などについて話を聞いた。  (全3回の3回目/1回目を読む)

舌がんの手術を乗り越えた堀ちえみ「深刻な状況」との説明を受けていた
堀ちえみさん

 

◆◆◆

舌の裏にできた白い点が、なかなか消えない

ーー2019年にステージ4の舌がんだと診断され、舌の6割以上を切除する手術を受けられました。その前年にできた口内炎だと思っていた突起が、がんであったと。 

堀ちえみ(以下、堀)40周年記念ライブに向けてボイストレーニング中に、鏡を見ながら舌を持ち上げるトレーニングをしたら「なんかあるな」っていう違和感があって。プチッとした白い点が舌の裏側にあるのが見えたんです。

口内炎かなって思ったけど、そもそも口内炎ってあんまりなったことがなくて、よくわからなかったんですよ。 

ーー白い点はいくつ? 

堀1個。最初は痛くもなんともなかったんだけど、忘れていた頃にピリッとして。主人はよく口内炎になるから「口内炎って痛いからね。あの薬がいいんじゃない?」とか、いろいろ薬を教えてくれて、それを塗っていて。

でも、痛んだり、止まったりを繰り返すようになって、2018年の6月あたりには、なにか食べるとちょっと沁みる感じになったんですね。7月になっても「まだある」と。痛みもすっごくなってきたんですけど、治まるとなんでもない。 

ーー点は依然として。 

堀ポコッとしたのはある。これが表側にできていたら自分でも見えやすいし「なんとかしないと」と思えたのかもしれないけど、やっぱり舌の裏なので普段は意識しないんですよね。

それでもさすがにおかしいなと思って、歯医者さんに行ってレーザーで焼いてもらって。それが痛いんですよ。けっこう焼く匂いもするし、血も出るし。で、焼いた後は痛みが治まるんです。先生に「悪性ってことはないですよね」と聞いたら「大丈夫、大丈夫。僕が見てもこれはがんじゃないから」って。 

「がんかどうかは綿棒でそこをこすって検査すれば簡単にわかるから。検査はいつでもできるんだし。それよりも先にホワイトニングしたほうがいいよ」と言われて。そこまでがんじゃないと先生が言うんだったら大丈夫だろうと。 

ーーそう思ってしまいますよね。 

堀主人に検査のことを話して、「年が明けて、まだ口にあるようだったら調べてもらおうよ」と決めて。でも年末年始の間、家で歯のホワイトニングをやると沁みるし、痛いし。

家族で台湾旅行にも行ったんですけど、お粥を食べたら痛いし、小籠包の汁が沁みて、もう味どころじゃないんですよ。主人と子供たちは美味しく食べてるのに、私だけ痛がっているという。 

で、年明けにスマホで検索したら、自分と同じような状態の舌の画像が出てきて。“この舌はステージ3で、リンパ系に認められる”とか“ステージ4で、その後○年で死亡”とかバババババッと。ポチッとした点はもちろん、その頃は舌の脇もひび割れていて、それが画像とまったく一緒なんですよ。 

ーー痛み以外の症状には、どんなものがありましたか。 

堀基本、唾液が膿。検索したきっかけも、寝ているときに痛くて目を覚ましたら口の周りや寝間着の襟あたりに血と膿が付いていて。「これは本気でマズい」とゾッとして、夜中に検索したら「えっ、がん?」と愕然としたという。 

がんって侵食の度合いでステージが決まるんですけど、私の場合は舌がんとしてはマックスだったんです。がんとして発生したものが、内側から表に侵食していったことで側面が割れていたんですね。さらにリンパ側にも侵食していて。 

リンパに関してもおかしいなとは思ってたんですよ。台湾旅行の帰りに飛行機を降りて、成田空港で車を待っていたんですけど、風が当たるたびに首が「痛っ!」となって。で、触ってみたらしこりが出来ていて「風邪かな。でも、場所が扁桃腺とは違うし、片方だけだしな……」とも思ったけど、やっぱりがんだった。 

腹をくくって始めた「終活」

ーーおかしいと思っても、「がんなのでは?」という発想にはなかなか繋がらないものですから。 

堀だから、しょうがないとは思いました。ただ、主人は自分を責めてたんじゃないかな。どうして、ほかの病院にも連れて行かなかったんだろうという悔しさ。子供たちも「なんで気づかなかったんだろう」と、自分たちを責めていましたね。 

でも、私としては過去を振り返っている場合じゃなくて、今後どうしていこうっていう。自分の命があるかどうかわからない。だから、終活をしておこうって。 

ーーステージ4の診断が出れば、終活は考えてしまいますね。 

堀これまで私がいただいた表彰楯、表彰状、トロフィーって、事務所の松竹芸能に預けてあったんですね。申し訳ないけど、それをすべて家に持って帰って屋根裏の収納にしまって。 

レコードや写真もそうなんですけど、まとめて置いておけば、もし万が一のことがあっても、「あれ、どこなんだろう?」とか家族が面倒な思いもしなくて済むだろうって。そういうものを集めるのと同時に、いらないものはどんどん捨てていきましたね。 

ーーある種の覚悟と準備をして手術に臨んだと。 

堀四男の卒業式に出て、いただいていた仕事もちゃんと終えてから、入院して手術したいなと考えていて。一方の病院側は手術が可能な体かどうかの検査をして、可能ならば即手術の予定で、お医者さんたちのスケジュールを組んでいたんですけど、手術日がたまたま私のお誕生日だったんですよ。 

それで「すみません。18日に卒業式があって、手術の日も夫婦で温泉旅行に行こうと決めちゃっていて。最後の旅行になるかもしれないので、申し訳ないですけどズラしてもらえませんか?」と言ったら、あちらは「えぇー?」みたいな(笑)。いま思えば、よくもそんなのんきなことを言えたもんだなって。 

ーーすべて片付けてからというのは、性格ゆえのお考えでしょうか。 

堀やっぱり、終わらせてから手術はしたかったですね。あと、ステージ4と言われて腹をくくったというか。11時間くらいの大手術だったんです。最初の説明では14時間か15時間は掛かると説明を受けたし、「はっきり言って、深刻な状況です」とも言われましたしね。 

けれど、意外と冷静で「じゃあ、仕事どうしよう。レギュラー番組は、どこまでやったほうがいいのかな」なんて考えて。がんの告知を受けた日も仕事があったので、病院には黙ってレントゲン検査までの間に仕事を2本して、打ち合わせも2つこなして、スポーツ新聞とかの取材まで受けて。それで、また病院に戻りました。 

がんをブログで公表した後の、思わぬ反応

ーー手術の3日前、2019年2月19日にブログで舌がんであること、手術を受けることを報告されました。 

堀レギュラーもやっていたし、ブログもやっていましたから。黙って入院して、急にテレビに出なくなる、急にブログも上がらなくなったら、変な噂が立ってしまうなって。 

それに、舌を6割以上切除して、太腿の皮膚を移植したら、もう普通の喋り方はできない。どこかで説明しなくちゃいけない。じゃないと「何があったんですか?」と、メディアの取材が家族に向かいますよね。私が助かっても助からなくても、家族は大変な思いをするから、ちゃんと説明をしたほうがいいなって思ったんです。 

ーーブログには応援のコメントが数多く寄せられましたが、言葉にするのがはばかられる誹謗中傷も書き込まれていました。 

堀みんな、がんは怖いですよね。私もステージ4の末期と診断されて、「もう駄目だ」と思ったし。そういった恐怖が裏返しになって、ああいった反応があったんだと思います。 

手術が無事に終わると、「あの人、がんなのになんだって平気なの?」って、病気にへこたれない者に対して、妬みみたいなものが生じてくる。さらに、「えー、抗がん剤を打ってないの?」っていう、がんになったら抗がん剤を打つものだという思い込みや決めつけ。口腔がんの場合は抗がん剤を打つよりも、手術での切除が一番効果があるんですが、知られていないんですよね。 

そこから、「商売のためにがんを装っている。悪人だ」とまでなってしまう。「悪人を成敗してやる」という大義名分を掲げて憂さ晴らしをするのは、さすがにね……。 

ーー某掲示板に堀さんに対する中傷や脅迫の言葉を書き込んだ男性の初公判が、6月末に行われましたね。

堀29歳で、息子ぐらいの年齢なんですよ。「そんな若い人がなんで母親みたいな年齢の女性を叩くんだろう?」と思って管轄の刑事さんに聞いたら、仕事や家族のことでいろいろ挫折や苦労があって、誰にも認めてもらったことがなかったと。

でも、その掲示板で過激なことを書いたら「よく言った!」と認められて、嬉しくなって、悪いことだとも思わなくなったって。先日、中傷の言葉を書き込んだその男性が取材を受けていて「誰でもよかった」って言っていましたけどね。 

なんとも胸が痛くなるというか。もちろん、その彼に責任はあります。でも、そそのかす人たち、焚きつける人たちもいて、そういった構図も含めて問題だと思うんです。 

早期発見できなかった悔しさもあるけれど

ーー今後も誹謗中傷には毅然とした対応を取っていかれる? 

堀変えていかないといけないですから。判例や事例といったものが積み重なることで、物事って変わっていくので、誰かがなにかをしないと。「誰かがやらないといけないんだったら、私がやろうじゃない」というだけのことで。

別にネットが悪いなんて思っていませんけど、このまま放っておいたら無法地帯になってしまうし、それが犯罪にもつながるし、命に関わる問題も出てきてますよね。罪に問われる行為があるんだっていうのを、誰かが示していかないと。私は司法とか難しいことはまったくわからないですけど、なにかしらのきっかけがないといけないなとは思ってます。 

それと、これからもがんの早期発見を訴えていきたいんですよ。自分がそれをできなかった悔しさもあるし。この悔しさをどうすればいいのかと考えたら、私のような人を作らないことだって。 

口腔がん、舌がんは、希少がんだから認知度が低い。私が気づけなかったのも、口の中や舌にがんができるなんて頭に浮かばなかったから。早期発見できれば、本当に初期治療だけで済む。がんとはそういうものだと先生から聞いて、「なるほどな。じゃあ、早期発見の大切さをみんなに伝えていけばいいんだ」と入院中に思ったんです。 

自分としては、がんを転換期だと思っていて。自分の仕事の受け方、受ける仕事の内容を、これまでとは違うものにしていこうと、気持ちも切り替えるというか、乗り越えようとしているんですよね。 

写真=杉山拓也/文藝春秋

(平田裕介)

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