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加藤シゲアキ、作家デビューは「すごく怖かった」 10周年迎え“書き続ける”ことが目標に

加藤シゲアキ、作家デビューは「すごく怖かった」 10周年迎え“書き続ける”ことが目標に

人気グループ・NEWSの加藤シゲアキ(35)が23日、都内で行われた書籍『1と0と加藤シゲアキ』(30日発売KADOKAWA刊)刊行記念イベントに登場。予定より約半年、発売が伸びたという本作について「やっとできた!」と刊行への思いを語った。

【写真】弾ける笑顔で『1と0と加藤シゲアキ』刊行記念イベントを行った加藤シゲアキ

1年以上前から本格的にプロジェクトがスタートしたという本作。最初は3月頃に発売の予定だったそうだが、「内容があれもやりたいこれもやりたいと膨らんでしまったんですが、結果的にやりたいことをすべて詰め込むことができました。自分の小説を読み直すことってあんまりないんですけど、今回はほぼ毎日のように読んだりしているので、今までの作品とは別の愛情がある単行本ができたなと思います」と刊行に至った喜びを語った。

今回初めて自分で編集長を務めた作品ということで、全部赤裸々に思いをつづっており、自身のインタビューでは、10年の作家生活を振り返り「あっという間のようで、休むことなく走り続けてきたなと改めて思いました」と実感したそう。「自分のすべてがわかる名刺代わりの1冊にしようと決めていた」と明かし、これまでの歩みがすべてわかる一冊となった。

デビュー作の『ピンクとグレー』について聞かれると「初めて書いたときはすごく怖かったし、厳しい意見が多いだろうと思っていた」と当時の心境を明かした。「でも、たくさんの文芸界の方が歓迎してくれて、書き続けないとなと思い、順風満帆ではないけれど、続けるってことを念頭に置いて頑張ってきた」と話し、「ちゃんと下積みを経験できたのは良かったですが、それでも腐らずにいられたのは読者の方のおかげです」と感謝を伝えた。

今後の展望については「やっぱり自分は新人賞を獲らずに文芸会に飛び込んで、きっと歓迎されないと思って始まったチャレンジだった。でも、10年でいろんな方が僕を支えてくださり、やってきてよかったと本当に思う。10年経って、小説が楽しいなと改めて思ったので、いい作品を作り続けていくことがやるべきことかなと思います」と決意をにじませた。

本作は、加藤の作家生活10周年となる記念書籍で、自ら企画し、初めて編集長を務めた。10年の作家生活の振り返りなど4つのテーマで語り、計7時間にも及んだ2.5万字のロングインタビューや、映画監督の白石和彌、劇作家の前川知大、お笑い芸人の又吉直樹との対談企画などが収録されている。さらに、2012年の『ピンクとグレー』刊行以降の「作家活動年表」ほか5つのテーマで10年を振り返る作家生活10周年記念企画や、原作・脚本・監督・主演を加藤が担当したショートフィルム『渋谷と1と0と』の制作記録も収録されている。

■加藤シゲアキ(かとうしげあき)プロフィール
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』とヒット作を生み出し続け、20年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。20年刊行の『オルタネート』で、翌年に第164回直木三十五賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、第18回本屋大賞第8位、第8回高校生直木賞受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。 加藤シゲアキ、作家デビューは「すごく怖かった」 10周年迎え“書き続ける”ことが目標に 外部サイト 【写真】ソファでリラックスモード…『anan』表紙で大人の色気を見せたNEWS 【画像】『1と0と加藤シゲアキ』ロゴイメージ 【写真】レスリー・キー撮り下ろし表紙でまぶしい輝きを放つNEWS 「加藤シゲアキ」をもっと詳しく

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