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先月３０日に肺がんのため死去した落語家、六代目三遊亭円楽さん（享年７２）の通夜が３日、東京都内で営まれた。家族や親族のみ約２５人が参列。喪主は長男の落語家で声優、会一太郎（３４）が務め、棺の中の故人は、レギュラー番組「笑点」のメンバーカラーだった紫の着物を着用し、眠るような穏やかな表情だったという。４日には葬儀・告別式が執り行われ、１２月初旬にお別れの会を行う予定。

紫と白の美しい花に彩られた祭壇の中央に、「笑点」の?勝負服?だった紫色の着物姿でほほ笑む円楽さんの遺影が飾られた。

通夜は家族葬で営み、２０１６年に故人が得度した群馬・前橋市の曹洞宗鷲霊山釈迦尊寺の住職、山?奎一さん（７９）ら３人が読経。

円楽さんと４５年来の友人でもある山?さんは「何時間も待ってくれた皆さんへの恩義に一言ぐらいしゃべらないと、円楽の顔をつぶすから」と、誰に対しても公平に接してきた故人を思い、報道陣の取材に対応。

通夜の雰囲気について「穏やかでしたよ」と明かし、棺の中に眠る円楽さんの表情について「何年も闘病生活を送っていたから痩せていたけど、いい男っぷりでした」とうなずいた。

この日午前には、プロレスラーのＮＯＳＡＷＡ論外（４５）と田中将斗（４９）らが都内の自宅を弔問。プロレスが大好きだった円楽さんは、彼らを自宅に招き、一緒にお酒を飲むことが大好きだったという。

斎場へ出発したのは午後２時８分。白い布にくるまれた遺体は、三遊亭楽生（４５）や三遊亭楽大（４１）ら５人の弟子の手でストレッチャー付きの白いワゴン車へ乗せられ、円楽さんの妻が同乗。３０日から「師匠が寂しがらないように」と寝ずの番で見守った弟子たちは、車が見えなくなるまで手を合わせた。

一太郎はこの日朝、ツイッターで「今日からのエネルギーはイノキボンバイエでも聞きながら、踏ん張らせてもらお！」と、１日に他界した元プロレスラー、アントニオ猪木さんの入場曲で喪主の決意をつづっていた。

関係者によると、お別れの会は、早ければ１２月初旬にも開催する見通し。また、２００９年１０月２９日に亡くなった円楽さんの師匠である五代目を追悼する一門会は予定どおり、今月２８日から３０日まで東京・国立演芸場で開催。円楽さんの急逝により、「笑点」メンバーの三遊亭好楽（７６）ら一門が集結する落語会は?六代目への手向け?になりそうだ。

★日テレ９日「笑点」は追悼特別版故人が４５年にわたりレギュラーを務めていた日本テレビ系人気演芸番組「笑点」（日曜後５・３０）は、９日の放送回で円楽さんを追悼する特別版を放送。同局は１０日に関東ローカルの追悼特番「笑点・円楽師匠追悼特番」（仮タイトル、後３・５０）も緊急オンエアすることを発表した。１０日の番組では、林家木久扇（８４）、三遊亭小遊三（７５）ら笑点メンバーが集結。故人を追悼し、円楽さんへの思いを語り合いながら、秘蔵映像とともに落語家としての偉大な軌跡を振り返る。

★山田隆夫「優しかった」この日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」に「笑点」で約４０年間、座布団運びとして共演したタレント、山田隆夫（６６）が生出演。円楽さんへの思いを語り、「もう、ショックで残念です。楽太郎時代から３９年間、弟のようにかわいがってくれました。番組では『山田、消えちゃえ！』とか言いますけど、普段は本当に優しいお兄さんでした」と号泣していた。

外部サイト 「笑点」が９日レギュラー枠で円楽さん追悼の特別版１０日は笑点メンバーらが出演し追悼特番を放送 林家三平「驚きすぎて、悲しみで、言葉が見つかりません」三遊亭円楽さん死去 三遊亭円楽さん死去７２歳１９７７年から日本テレビ「笑点」大喜利レギュラー 「三遊亭円楽」をもっと詳しく

三遊亭円楽さんが死去山田隆夫「早すぎるんだよ！」と涙の絶叫 六代目三遊亭円楽さん「大のプロレスファン」だった素顔 「笑点」が円楽さんを追悼「45年支えてくれて、ありがとうございました」

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