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「炎上の原因は結局私」エンリケが出資法違反疑惑の経緯を初告白

「炎上の原因は結局私」エンリケが出資法違反疑惑の経緯を初告白

連日ネットニュースを賑わせている“元No.1キャバ嬢”で実業家のエンリケ(34)が、ビジネスパートナーでもある40代の夫・S氏とともに「週刊女性PRIME」のロングインタビューに応じた。

【写真】夫が暴露、エンリケが秘密裏に送っていた“エグいLINE”

雨降って地固まる?騒動の経緯を直撃

騒動の発端は今年8月、自身が経営するシャンパンバーで起こった男性客の急死事故が「週刊文春」(文藝春秋)で報じられたことだが、同誌はその後さらに、エンリケの経営する会社に未返金や出資法違反疑惑が取り沙汰されていると詳報。

一瞬にして渦中の人物となってしまったエンリケだが、事業トラブルに加えて、夫婦は「文春」報道の影響で離婚を前提とした別居を開始。さらにS氏は、この流れを主導したのは複数の弁護士だとして、SNS上で彼らの実名を上げて猛批判を展開したのだった。

一瞬にして泥沼に陥ってしまったかに見えた夫婦関係だが、S氏は

「こうして夫婦で取材を受けるのは初めてのこと。僕は元々積極的に表に出たいとは考えていませんでしたが、今回は身の回りの人間だけでなく世間も騒がせてしまったため、一度はこうしてメディアの取材に応じる必要があるのかなと考えました」

と心情を明かす。SNS上では「ブタさん」の名前で過激な言動を繰り広げているS氏だが、実物は朗らかな笑みを絶やさない饒舌な好人物。一方のエンリケは、取材が始まるや否や、関係各所への謝罪を口にした。

エンリケ「社員や取引先、ファンの方々、そして夫に対しても、本当に申し訳ないという気持ちばかりです。夫婦のトラブルという私情に、周囲や会社まで巻き込んでしまいました。今はとにかく買い取りパートナー(資金提供者)の方々への支払い進めていきたいと思っています」

S氏は別居開始から夫婦再構築に至るまで、SNS上で断片的に報告していたが、改めて事態の推移を聞くと──。

S氏「引き金となったのは、彼女のキャバクラ時代のお客さんである男性弁護士が『(旦那さんがやっているのは)詐欺だから』と彼女に直接連絡してきたこと。『分かっていた上で結婚生活を続けるなら、あなたも共犯者として逮捕されるかも知れない』と。

『文春』で記事になったブランド品売買の“買い取りパートナー”事業は、エンリケが代表の『エンリケ空間』のフランチャイズ『エンリケスタイル』で僕が主導してやってきたもので、違法性なども伝えられていますが、複数弁護士と厳重なリーガルチェックを重ねた上で展開しています。

それに対して、元客という立場の人間が私生活に踏み込んできた上に、彼女や会社の従業員まで脅していたことが許せなかった。弁護士の介入後、エンリケだけでなく社員まで僕の連絡を受け付けなくなってしまったため、彼には電話で『二度と関わらないでくれ!』と怒鳴り散らしました」

エンリケ「ユーチューバーの友人からも『ブタさんと一緒にいるとイメージ悪いよ』『ひとりで生きていった方がいいよ』と言われたんです。弁護士さんもまずは家から出ることを勧めてきて、すぐに家を飛び出してしまいました」

9月7日に別居したという両者。離婚届まで用意していたものの、結局夫婦トラブルは同月中に解決。今月になってから同居も再開しているという。

「1億円の請求を見てパニックになった」

エンリケ「私は家を出た後、青汁王子(実業家の三崎優太氏)から紹介された弁護士と改めて契約を結びました。まずは会社や各事業の内情、負債額も把握したいと思って、社内調査から始めようと思ったんです。お恥ずかしながら、買い取りパートナーの事業はすべて夫に任せきりで、私は仕組みすら把握できていませんでした」

しかし、S氏は弁護士を通じた話し合いに、なかなか応じてくれなかった。

S氏「僕からすると、いきなり他人が妻の窓口を名乗ってきても話す気にはならないですよ。エンリケからのお願いならもちろん聞きますが、弁護士が入るということは、一歩間違えば我々夫婦が敵対関係になってしまう可能性もある。いつ敵になるか分からない側に、会社の内情や資料を簡単に伝える気にはなりませんよね」

ターニングポイントとなったのは、S氏が対応していた各種クレジットカードの支払い請求が、エンリケの元に届いたことだという。

エンリケ「夫とは話したくないし顔も見たくなかったんですが、1ヶ月分の請求額は1億円を超えていました。そこですごく驚いて、パニックになってしまったんです。まさか自分の会社がこんなに大きな事業をやっていたなんて……」

S氏「請求の大半は会社経費です。エンリケ空間の売上は、一期目が6,000万円で、二期目で10億円。今季は23億円です。冗談で話しているんですが、彼女は離陸直後の気球で寝ていたところ、上空3,000メートルで突然目が覚めて、自分の置かれている状況にショックを受けてしまったというか」

猛スピードで各種事業が拡大していることに、エンリケは今回始めて気が付いた。会社の台所事情についても把握できておらず、そこで改めてS氏と向き合うことを決意し、次第に関係も修復されていったのだという。

エンリケ「私はキャバクラを引退した後は、銀座のクラブに勤めよう、一生水商売を続けていこうと考えていたんですが、夫はホステスを続けてほしくはなかった。しばらくはインフルエンサー兼実業家として活動していくことになるはずでしたが、私は会社経営には興味がわかず、ここは彼に任せてしまおうと」

S氏「引退当初、少しゆっくりしたいという彼女の申し出もあって。ただ、起業する際にふたりで『女社長で株式上場ってカッコいいよね』みたいな話をしていて、僕は急ピッチでビジネスを大きくしようと考えたんです」

エンリケ「それが結果的には失敗だった。まさか会社のクレジットカードの支払いだけで1億円も必要な状況になっているなんて……。でも、すぐに落ち着いて、弁護士も介入させていなかったら、こんな大きな騒ぎにはなっていませんでしたね。炎上の原因は結局私で、すごく後悔して反省しています」

エンリケは別居中、三崎氏のYouTubeに出演。S氏に対して批判的な言動を取ったことから、この泥試合に発展してしまった。

夫には「尊敬と軽蔑、どっちの感情もある」

S氏「僕がエンリケから借金していることも暴露されてしまって。ここは釈明しておきますが、4億円の借金は、すべてエンリケ空間の運転資金に使っているもの。僕が使い込んだってわけじゃないのに、ああいう形で批判してくるのは止めてほしかった」

エンリケ「でもお金は今でも返してほしいと思ってます(笑)。私はキャバクラのお給料をそのまま渡したりしたんで、会社の資金という認識はなかったんですよ。単純に彼が困っているから貸してあげたと考えていました」

S氏「そもそも彼女とは経営に対するスタンスが真逆。エンリケは借り入れなどせず、無借金経営で、稼いだ分だけでやりくりしていきたいんです。

一方で僕はレバレッジを効かせて、ハイリスク・ハイリターンで勝負していきたいタイプ。仕事にしてもSNSでの情報発信にしても、僕は経営者目線で考えますが、彼女はまず世間の反応を意識する。そこの違いですね」

エンリケは先日YouTubeに動画を投稿して、シャンパンバーは閉店し、近く新たなバーを開店させることを発表した。

エンリケ「色々と批判があるのも理解していますが、頑張ってパートナーの方々への支払いを進めていきたいという気持ちは彼と同じです。騒動で従業員は何人も離れてしまったし、いくつかの事業は一旦終了しますが、新たなバーに加えてエステ事業など、残っているものは全力で継続していきたい」

S氏「そこは本当にその通りで、まずはパートナーへの支払いを済ませることを最優先に考えています。不安に感じられた方々が、現在でも秘密保持契約に反して週刊誌に情報提供しているという話も耳にしていますが、記事化されたことで銀行融資がストップし、結果的に支払いが遅れてしまうというケースもあった。こちらから『止めてくれ』と言える立場ではないのかも知れませんが……。

負債の具体的な金額は伏せさせていただきたいですが、ブランド品の買い取り額は年間で14億円で、各パートナーからの総出資額はその半分以下です。支払状況は現在20%ほどで、来年3月にはすべて完了する見通しになっています。ご迷惑をおかけした方々には改めてお詫びしますが、今しばらくお時間をいただけたら」

経営に対するスタンスは違えど、事業については夫婦とも同じ方向を見据えることができるようになった。しかし、私生活の方はどうなっていくのだろうか。夫としてのS氏について改めてエンリケに聞いてみた。

エンリケ「彼は意志が強いしまったくブレない人。私より全然経営者に向いてるし、そこは尊敬しています。頭の回転がとんでもなく早くて、『この人と一緒になったら最強だな』って思って結婚しました。ただ、他人をSNSで批判したりとか、止めてほしいことや変えてほしいところもいっぱいあって。

彼とはずっと一緒に居られるけど、早く離れたいという気持ちも実はあります。とにかく普通の人じゃない。尊敬と軽蔑、どっちの感情もある」

取材中にも、二人の元には営業のオファーが飛び込んできた。S氏は「しばらくはドサ回りもやらなきゃ」と自嘲気味に笑ったが、騒動の決着が着いた後に、二人の関係は「雨降って地固まる」こととなるのか。行く末を見守りたい。

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