お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介（39）が9日、大阪・吹田市のパナソニックスタジアム吹田で開かれた「二十歳を祝う式典」にゲストとして出席。まさかの緊急事態で、相方・後藤淳平（38）の父で吹田市長の後藤圭二氏と漫才を披露した。

司会者から「ジャルジャルのお二人です」と紹介されるも、福徳だけが登場。兵庫県芦屋市出身で、「どないなってんだって話ですよね。僕が一番ビビってますよ。吹田とあまり縁のない僕がなぜ一人でここに立ってるんだって…」と吐露した。相方・後藤がVTRで登場し、「濃厚接触者になってしまいまして出席できない。残念です」と事情を説明した。

「ということで、僕と後藤圭二が…。どうも〜、30年後のジャルジャルで〜す」と、市長とまさかの漫才を始めた。福徳が「オカンが思い出せない市があるってことなんですよ」と言い、「それは吹田市ちゃうか」と後藤市長が吹田のローカルな情報を持ち出しPRするという漫才。ミルクボーイのネタをまねた。

終了後、福徳は「吹田市の二十歳のつどいで、ジャルジャルの福徳と吹田市長＝ジャルジャルの後藤の父親が漫才をやってる。しかもそれがミルクボーイの漫才のパロディー。もう意味分からない状況なんですよ」と訴えた。本来はコンビで吹田をテーマにトークをする予定だったという。

後藤市長も「なんでって…昨日の夜7時に息子から電話かかってきて、“ごめん、明日行かれへんわ”って。皆さん、逆の立場やったらどない思います？どない収めようって…」と困惑を告白。「しかも、（福徳に）電話したら“僕、行くことになってます？”って言うたやろ」と不満をもらした。

福徳は「最初なくなったと思ったんですよ。そしたら後藤市長が“福徳1人で来てくれ。2人でうだうだしゃべろう、20分はいける”と。僕は安心して眠りに就いたんですよ。そしたら今朝、台本が送られて来てて。それが今の漫才の台本ですよ」と急な内容変更を明かした。「晩の11時半から12時の30分で書き上げて送って。返事ないからすごい不安やった」と、自ら台本を考えたことを告白した後藤市長に、「寝てたんですよ。5時半に起きたら台本来てたからびっくりした」ともらした。

欠席した相方・後藤は、式典の様子をYouTubeで見守ったようだ。自身のインスタグラムを更新し、出席者に祝福の言葉を送るとともに、「ツッコミどころ多すぎてめっちゃ面白いんですけど（笑）」とつづり、「父、福徳迷惑かけてごめん！でもめっちゃおもろかった」と締めた。

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