人気ユーチューバー・HIKAKIN（ヒカキン、33）が11日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。母校の新潟・妙高高原南小学校が今年3月に閉校となることを受け、同校をサプライズ訪問し、感謝の言葉とエールを送った。

開校150周年を迎える歴史ある小学校が、生徒数減少により今年3月に閉校となる。卒業生のヒカキンのもとに、校長から「イベントに来ていただけませんか」と依頼があり、快諾。生徒たちに内緒で登場するサプライズ訪問をする形となった。

ヒカキンは、幼なじみで同校出身ユーチューバー・マスオと、実兄のセイキンとともに同校を20年ぶりに訪問。懐かしい校舎を見学した。大きな教室に椅子が5つだけ並べられている光景を見たヒカキンは「そっかそっか…」と切ない表情を浮かべたが、図書館を訪れた際は「これ読んだ！」「用具箱、当時のまんまじゃん！」と大興奮していた。

イベント当日、サプライズで登場したトップユーチューバーに、生徒たちはジャンプして大はしゃぎ。「キャー！！！！」という悲鳴や「やばいって！！」と興奮する声が飛び交った。3人は生徒とともに記念絵画の作成を行い、元気にはしゃぐ子供たちの姿に「人数がこんなに少なくても、これだけ元気って、うれしいよね」と笑顔を見せた。

最後にヒカキンは、生徒に向けて「音楽室のにおい、廊下のヒーター、毛虫がいた校庭の木とか、当時のまま残っているものばかりでした。本当にたくさんの思い出がこの学校には詰まっています。同じようにみんなの心にもきっと南小で過ごした時間は思い出となって残り続けることでしょう」とスピーチ。「みんなにお願いです。この大切な思い出をずっと忘れないようにしてください。僕らの南小は閉校しても、僕らの心の中に残り続けます」と熱く呼びかけた。

最後に全員で校歌斉唱する場面で、ヒカキンは大号泣。「感動して泣いてしまいました」と照れ笑いを浮かべた。この動画には「ヒカキンさんが歌いながら泣いてるところ、自分には全く関係ない学校なのに見てて涙出た」「閉校になって暗い状況でもこうやってみんなが喜ぶサプライズして盛り上げようとする三人に本当に尊敬できる」「3人とも一瞬子どもに戻ったみたいな感覚で純粋に楽しんでるのがいいなぁ」「絶対にヒカキンさんは歴史の教科書に乗るべき人物だと思う」「本当に母校が大好きなんだなって思う。見てるわたしが泣けてくる」「こういう時に本気で泣ける大人になりたい」と、寂しさや切ない感情に共感するコメントが多く寄せられた。

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