今月13日にスタートしたTBS系ドラマ「100万回言えばよかった」に出演中の新井美羽（16）が、「井上真央にそっくり」と評判だ。

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新井は井上真央（36）演じる主人公・相馬悠依の中学生時代を演じ、主演の井上、佐藤健（33）、松山ケンイチ（37）らそっちのけで各メディアが大きく取り上げた。確かに容姿だけでなく、話し方やしぐさがそっくりで目を引くのは間違いないのだが、本編そっちのけで話題になるほどのことだろうか？カラクリを明かすと、実はこの新井、木村佳乃を筆頭に、杏、佐々木希、松坂桃李、菅田将暉ら人気俳優陣を抱える芸能プロダクション「トップコート」肝いりの新人なのだ。

「10年ほど前からトップコート関係者は子どもの逸材を探していました。業界関係者にまで『中学生ぐらいで周りにいい子がいたら紹介してほしい』と声をかけ、事務所を牽引する次世代の逸材を真剣に探していました。結局、一般から発掘するのは難しかったようですね。新井美羽ちゃんは、2年ほど前に子役専門の事務所から移籍したようです。“少数精鋭”を自負する事務所ですから、いったん引き抜いた人材は絶対に売るという強い信念があるので、今回のニュースもそんなトップコートの“気合”を感じさせます」（民放テレビ局関係者）

新井は2006年9月生まれで、子役専門の事務所「キャロット」に所属して09年から芸能活動を開始。同じく子役専門の事務所である「スマイルモンキー」を経て17年には、大河ドラマ「おんな城主直虎」や連続テレビ小説「わろてんか」の主人公の幼少期役を演じている。同年には日本テレビ系で放送されたスペシャルドラマ「ゆとりですがなにか純米吟醸純情編」で松坂桃李とも共演している。

■“エース”の木村佳乃や杏、佐々木希は全力投球しにくい状況

トップコートの所属女優の多くは、売れっ子ばかりだが、筆頭女優である木村佳乃は東山紀之と結婚して今は2児の母。杏も東出昌大と結婚・離婚し、3児の母としてパリ在住。佐々木希も渡部建と結婚し、第2子妊娠中。堀田茜や清野菜名という他の事務所からの移籍組も、清野は生田斗真と結婚し第1子を出産したばかりで、水谷豊と伊藤蘭の一人娘、趣里なども、30代で適齢期と、仕事に全力投球できない状況にある。数少ない10代の新井に、トップコートが“次世代の木村佳乃”として期待を寄せているに違いない。

そんな逸材について、他の芸能プロダクション幹部は「子役出身の人材は、養成する労力が少ないから効率がいい。一方で、彼女のように子役の印象がついてしまっている人だと、子役から脱皮させるのが少し難しいですね。ただ、子役と言っても新井美羽さんの場合、もう16歳。事務所としては今、全力で売り出したいところでしょう」と分析する。

本来、年齢的には“子役”という肩書も違和感さえ覚える。いかにこの肩書から脱皮するかが、今後の課題だろう。

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