お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。（36）が2日、木曜MCを務めるABEMA「AbemaPrime（アベプラ）」（月〜金曜後9・00）に生出演し、相方の兼近大樹（31）と、広域強盗事件に関与した疑いのある容疑者との過去の関係について、自身の考えを示した。

兼近は1日、自身のYouTubeチャンネル生配信で、12年に札幌での窃盗事件で逮捕（後に不起訴）された過去があることを明かしていた。この時に一緒に逮捕されたと報じられているのが、現在フィリピンの入管施設に収容中で、犯罪の指示役とされる“ルフィ”と名乗る渡辺優樹容疑者（38）だった。

この日は兼近があらためて騒動を謝罪し、「現在、事件になっている方と知り合いだったということで、今、世間を騒がせているんですけど。個人としては現在起きている事件にはまったく関与してないですし、10年前にそういう環境で知り合いだった」と説明した。

兼近の言葉を受けてりんたろー。は、「兼近が想像を絶する境遇にあったにせよ、そういう世界に居場所を感じてそれを選ばざるを得なかったにせよ、そこが彼の弱さだと思うし、浅はかさだったところだとも思っている」とコメント。

りんたろー。は、兼近はその環境の中で、加担していない強盗の罪もなすりつけられそうになったと説明。「そこに気づいて、このままじゃいけないと思って関係性、環境と決別するために、自分を死んだことにして東京に来た」と思いを代弁した。

2人は17年にコンビを結成。りんたろー。は、兼近の過去の過ちを理解した上で組むことを決めたという。「彼と出会った時に、彼の中の芯みたいな部分を見たので、何か起こった時は2人で受け止めようと思ってコンビを組んだ」と明かした。

それだけに、「（容疑者として）名前が挙がっている方々に関しては、そういう相手、仲間に出会えなかったのかな」とも。「兼近は隣にいて支える人間に。芸人という素晴らしい仲間に出会えたから、過去から目を背けたりせずに、逃げたり隠れたりせずに、今という現状をあきらめずにいろんな声を受け止めながら、活動とか発言で見せていかないといけない」と、涙声で決意を口にした。「それが2人で決めたことなので、これからもそういうことがでできるように活動していきたい」とも話した。

兼近は1日のYouTubeチャンネル配信で、兼近はフィリピンの入管施設に収容され、各地で相次ぐ広域強盗事件に関与したとして日本が身柄引き渡しを求めている渡辺容疑者との過去の接点に言及。「今仲がいいとかは一切ない。でも過去に知り合いだったのは事実」とした上で、今回の一連の強盗事件とは「一切関係ない」と説明していた。

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