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山本陽子、手放したくない30年来の愛車 「友人であり、恋人」 

山本陽子、手放したくない30年来の愛車 「友人であり、恋人」  (全7枚)

2023年で芸歴60年を迎える俳優の山本陽子さん(80)が、歴代の愛車と共にこれまでの人生を振り返りました。

1963年21歳の時に第7期『日活ニューフェース』に合格し、芸能界入りして以来、数多くの映画やドラマ、舞台で活躍してきた山本さん。私生活では、数々の名車を乗り継いできた芸能界屈指の車好きとしても知られています。たとえば、月賦で買ったという初の愛車が『トヨペットコロナハードトップ』。30代になると『ポルシェ911S』、40代では『シボレーコルベット』などスポーツタイプの車を選んできました。

■「手放したくない」30年以上所有し続ける愛車

山本陽子、手放したくない30年来の愛車 「友人であり、恋人」 

山本さんが40代の時に購入し、現在も所有し続けている愛車が、『デイムラーダブルシックス』。優れた乗り心地と、静粛性、高度なハンドリングを持つ『ジャガーXJ6』の姉妹車、『デイムラーソブリン』のV型12気筒エンジン搭載モデルとして1972年に登場。1979年には、シリーズ?へ発展し、ルーフラインを高めるなど、エクステリア、インテリアを細かく改良。さらに、1981年にはエンジンをHE型に変更し、パワーアップと同時に燃費も改善されました。山本さんは1989年頃に購入し、30年以上所有し続けているといいます。

山本さんは、この愛車について「(当時)これ故障してずっと乗ってなかったの。ずっと車庫にしまって置いたのを、きれいにリフォームしました。高速道路を走る分にはいいんだけど、ノロノロ運転や、カーブを曲がるときに止まることがある。だから、マネジャーが『危ないから乗っちゃダメだ』と言うの。自分で運転したのは20年前」と、悲しげな顔で吐露。

すると今回は、私有地の中ということでマネジャーから了承を得て、約20年ぶりに運転してみることに。久々に愛車のハンドルを握った山本さんは、「静かで、軽い。(走り出しが)スーッと行く感じ」と乗り心地を懐かしみました。

ダブルシックスを所有し続ける理由について、山本さんは「(見た目が)ボロボロで、欲しいという人がいて、10万円で買うと言われた。30万円で買うという人もいたけど、(当時)1300万円で買ったので売るのはやめました。しばらく車庫に入れっぱなしでしたけど、マネジャーがメンテンスをしっかりやってくれて。自分で運転はできないけど、手放したくないです。すごい好き」と、愛車への思いを明かしました。

■愛車での失敗談

山本陽子、手放したくない30年来の愛車 「友人であり、恋人」 

山本さんが40代に所有していたセカンドカー『マツダペルソナ』。当時、人気が高かった4ドアで、マツダが、車側面でドアを保持する柱・センターピラーを取り払ったハードトップのカテゴリーへ参入すべく、『マツダカペラ』をベースに開発したモデルで1988年に登場。“INTERIOR-ISM(インテリアイズム)”をキャッチコピーに、後部座席は“ラウンジ型リアソファシート”を装備。バブル期を象徴する独創的で豪華な内装が話題となりました。

ホテルのラウンジにあるような、後部座席を目にして、「(当時の私はここで)お酒でも飲んでいたのかしら?」と笑顔でおどけた山本さん。またトランクスペースを確認すると、「広〜い。(趣味の)ゴルフバッグが十分に入る」と、うれしそうにコメント。さらに、大好きな趣味について、「マージャンも大好き。テレビ番組のマージャン大会で優勝したことがある。ガッツ石松さんと2人で組んだ時は、3回も優勝した」と明かしました。

愛車で移動したときの思い出について、山本さんは「私は車の中で1人で、セリフを覚えることが多いんですけど、一度、東名高速道路から小田原厚木道路に行きたかったのに、通り越して裾野の方まで行ってしまいました」と過去の失敗談を明かしました。

また運転の醍醐味(だいごみ)について、山本さんは「私は運転している時、音楽をあまり聞かない。自分だけの部屋を動き回っているような気分になって、無心で運転するのが好きなんです」と明かしました。

■50代で転機を迎えた俳優人生

50代になり、あるドラマへの出演で、俳優としての転機を迎えたという山本さん。「今までは自分が主演だったから私が座る場所に、照明を当ててくれていたけど、ドラマ『月の船』の撮影では若い俳優さんが主役で、自分は脇役になって(環境が)全然違っていた。後ろから撮られたり、映る機会も少なくなりショックを受けました」と振り返りました。

そこで山本さんは、共演者の平幹二朗さんに悩みを打ち明けたそうで、「(平さんに)『陽子ちゃんねそういうことを経て、そこからが本当の役者になるんだよ』と言われました。自分が(主役を)やっている時は、みんながそうしてくれていたんだから、いま私は、“私の芝居をすればいいんだ”と気がついて、つかえていたものがスーッと落ちた感じで、気持ちがよかった」と、先輩の一言に救われたことを明かしました。

■山本陽子さんが乗ってみたい1台

山本陽子、手放したくない30年来の愛車 「友人であり、恋人」 

これまで、約60年間で20台以上の愛車に乗ってきた山本さんが、いま乗ってみたいという1台が、『ジャガーF-TYPE』。2020年に登場した2代目モデルは、ヘッドライトなどエクステリアデザインを大幅に見直し、より洗練された走行性能とインテリア機能を装備しました。5リットルV型8気筒DOHCスーパーチャージャー付きエンジンは、最高速度285キロを記録。爽快なパフォーマンスや、最新のテクノロジーによる的確なハンドリングで、ドライバー思考の自在な操作感を堪能できるピュアスポーツカーです。

久しぶりにスポーツタイプに乗りたかったという、山本さんは「これはメンズな感じ、インテリアも男っぽくて、レーシングカーみたい」とコメント。しかし、アクセルを踏んだ山本さんは、「スムーズ!もっと、いかついかと思ったけど、誰が乗ってもいいかもしれません。とても運転がしやすいです」と絶賛しました。

最後に、山本さんにとって“車とは?”と質問すると、「“友人であり、恋人”。一人で乗っている時、恋人と一緒にいるみたい。自分の城の中で、恋人と2人だけで心の会話ができている感じ」と、車への愛を明かしました。

(2月11日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成) 山本陽子、手放したくない30年来の愛車 「友人であり、恋人」  外部サイト 芸歴60年、山本陽子が見初めた歴代愛車「何の不安も抱かず、即決乗車」 元光GENJI・内海光司マニアックな“車のパーツ”へのこだわり熱弁「車間距離保ちつつ見てたい」 黒木瞳車は“永遠のボーイフレンド”人生と共に歴代の愛車を振り返る 「芸能ニュース」をもっと詳しく

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