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「空耳アワー」出演歴16年「とりあえず全裸で待機して…」ベテランVTR俳優が明かした、初撮影での“不思議な洗礼”

お笑いコンビ「ダンサブル」の有田久徳。そう説明しても、ピンとこないかもしれない。だが、『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」に出演する空耳俳優、尻男優の有田久徳――と説明すれば、「あ!」と膝を打つ人は少なくないはずだ。

【画像】「空耳アワー」出演歴16年…尻男優・有田久徳さんの「意外な副業」を見る(全11枚)

一度見たら忘れることができない、あの名演はどのようにして生まれるのか?そもそも、有田久徳とはいかなる人物なのか?

芸人を志したきっかけ、空耳出演にいたる背景を訊いた。(全3回の1回目/続きを読む)

「空耳アワー」出演歴16年「とりあえず全裸で待機して…」ベテランVTR俳優が明かした、初撮影での“不思議な洗礼”
©文藝春秋

◆◆◆

――本日は、「有田久徳とはどんな人物なのか?」という点を伺っていければと思います。その前にお聞きしたいのが、コロナ禍で空耳俳優事情も変わったのではないかということです。たとえば、紙芝居だったり指人形だったり、感染対策を意識した作りが増えている気がするのですが。

有田久徳(以下、有田)それはあると思います。実際、僕がロケに行く機会も減っていますから。と言っても、僕の場合はコロナだけではなくて、最近、コンプライアンスがちょっと厳しいみたいで。

ありがたいことに、僕は「空耳アワー」(以下、空耳)でひんぱんにお尻を出していたことから“尻男優”と呼ばれるまでになったのですが、お尻がなかなか出せなくなっているみたいなんです。男性でも、お尻のほっぺの部分は出してもいいけど、割れ目の部分は出しづらいとか、お尻事情があるみたいで。

――そんなコンプラお尻事情が……。

有田僕が空耳に登場するときって、だいたい露出が多いですからね。それにしても、インタビューが僕なんかで大丈夫なんですか!?僕、尻しか出してませんよ。売れてませんよ!?

空耳俳優の知られざる過去

――全然、大丈夫です!空耳ファンからすれば、有田さんはスターですし、聞きたいことがたくさんあります(笑)。有田さんは、普段はお笑いコンビ・ダンサブルとして活動される芸人です。94年デビューですから、芸歴は29年。芸人を志したきっかけは何だったのでしょうか?

有田うちの相方(朝倉淳二)と高校1年生のときに同級生だったんですよ。2年生、3年生は別のクラスだったんですけど、3年生のときに急に電話がかかってきて、「親を捨てる気はあるか?」っていきなり質問されたんですね。僕の親はすでに離婚していて、たらい回しにされている感じだったので、「もう捨てられてるよー」みたいなことを言ったら、「じゃあ、芸人になろう」と誘われまして。

どうやら相方は、他の人を誘っていたらしいんですけど、その人の親御さんが厳しかったみたいで、断られたと。それで、自由に動ける人間を探していたらしく、僕に電話をかけたみたいです。

『元気が出るテレビ』オーディションへ

――第2志望みたいな感じで、有田さんに誘いがきたわけですか。

有田そうなんですよ(笑)。そもそも僕は、テレビっ子じゃなかったから、お笑いに関しても詳しくなかった。高校生のときに、さまぁ〜ず(当時はバカルディ)さんにハマって、コントの真似事みたいなことをしたくらい。だから、今でもあこがれはさまぁ〜ずさん。

相方に誘われるがままに、高校在学中に、渡辺プロダクション(ナベプロ)のネタ見せに行ったら、当時は学生服を着て参加する人なんていなかったから、珍しかったみたいで「来週からまたおいで」って声をかけられまして。

その後、卒業したぐらいのときだったかな、物は試しだと思って、(ビート)たけしさんがお笑い芸人を育てるみたいな企画を行うということで、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』のオーディションへ行ったんです。そしたら、「若い」というのが引きが強かったみたいで、僕らとカラテカだったと思うんですけど、その2組が残ったんですよ。1期がグレチキ(グレートチキンパワーズ)さんだったので、僕らは2期になる。

前途洋々かと思いきや…

――グレチキの後輩……まさかデビューが『元テレ』だとは思いませんでした。

有田そしたらナベプロが、「契約しましょう」ということになって、所属することになったんです。当時、グレチキさんの人気がすごかったので、「俺たちもあんな感じで売れちゃうの?」ってワクワクしていたんですけど……3回出たくらいで、番組が急に終わっちゃったんですよね。グレチキさんみたいになるものだと思い込んでいたんですけど、まさか29年も経って、お尻を出しているとは思いませんでした(笑)。

――とは言え、ナベプロ所属じゃないですか?新しいチャンスがめぐって来そうな気もするのですが。

有田同期が、ふかわりょう君とかやるせなす。すぐ後輩に、ビビるなんかがいた。彼らのレベルについていけませんでした(苦笑)。みんながきちんとネタの完成度を高めていく中で、僕らはネタ見せでも落ち始めていって。ダンサブルって、ふかわ君とやるせなすの3組でずっと合同ライブをやっていたんですよ。一緒にやっているとなおのことわかるんですけど、彼らはものすごく頭が良くて、ネタもしっかりしている。

一方、僕らは学生のノリのまま……そういうことしかできなかった。所属してから5年くらい経っても結果が出ないので、「事務所を辞めようか」と相方と話し始めるようになって。それで、最後に単独ライブをやることにしたんです。もし事務所の方がちょっとでも「良かったよ」と言ってくれたら続けようって。でも、事務所の方は誰も見に来てくれませんでした(笑)。

ただ、自分たちで初めて単独ライブを開催してみて、初めてお笑いが楽しいと思えたんですよね。僕は、いじられて笑いが発生するタイプですから、何から何まで自分たちでやるということが新鮮で面白かった。変な話ですけど、やめる気持ちになって、はじめてお笑いが面白いものとわかってきたというか。

――それでその後、アミー・パーク所属になると。なぜアミー・パークに?

有田『(タモリの)ボキャブラ天国』にちょっと引っかかっていたサービスパンダというコンビがいまして。その一人が、ナベプロ時代の同期だったんです。サービスパンダって、ナベプロとアミー・パークの混成コンビで、最終的にアミー・パーク所属を選ぶんですけど、当時のアミー・パークってお笑い部門にぜんぜん人がいなかった。サービスパンダとしては、芸人が増えて一緒に合同ライブができるようにしたかったから、「来てくれ」と誘われまして。それでアミー・パークに所属させてもらうことになったんです。

コンビ解散の危機、相方の返事は…

――2000年前後といえば、東京に大手プロダクションがお笑い養成所を構えていく時代です。そういう状況下で、ほとんど芸人が所属していない事務所に行くというのはなかなかの決断だと思います。

有田スーパー弱小でしたね(笑)。僕らとサービスパンダしかいないから、お笑いをやりたいという子たちに片っ端から声を掛けていきました。実際に、僕らがネタをしているところを見てもらって、そのまま勧誘するみたいな。そんなことを続けていたら、ふとっちょ☆カウボーイが入ってきてくれたり、じゅんいちダビッドソンが入ってきてくれたりして……二人とも当時はピンじゃなかったけど、やっとこさライブができるようになったんです。

ただ、やっぱり地道なことが続いていたから、30歳を目前にして、「もうダメかな」と思いました。さすがにこんなに芽が出ないんだったら、芸人としてダメなんじゃないかと思って、相方に「もう辞めたい」と言ったんですよ。そしたら、相方から「俺はまだ本気を出してない」と言われまして。

――「親を捨てる気はあるか」とか「本気を出してない」とか剛腕すぎます(笑)。

有田「遅くねぇ?」って思いましたよね(笑)。誘っておいて、10年経っても「まだ本気出してなかった」って何だよ!って。でも、そう言われたら、もうちょっとがんばってみようかなって思っちゃって。

そしたらどんどんメンバーが揃ってきて、2008年にはU字工事が『M-1グランプリ』の決勝に進出したり、事務所としても盛り上がってきた。でも、自分たちは一向にオーディションに受からない。「受かんねぇな、何でだろうなぁ」みたいに悩んでいて、何でもいいからテレビに出たいと思っていたら、空耳のお話が来たんです。

「空耳アワー」が心の支えに

――それは何年くらいだったんですか?

有田今から15年ぐらい前かな。2006年とか7年とかだったと思います。何でもいいからとりあえずテレビに出ることが大事だと思って出演してみたら、「見たよ」って言ってくれる人がたくさんいて。それがすごいうれしくて、空耳への出演が僕の支えになっていったんですよね。

――U字工事が『M-1グランプリ』の決勝に進出した時代と、有田さんが空耳で爪痕を残していた時代が重なるってドラマティックですよ。

有田空耳のオファーは、最初は事務所にエキストラとして参加できないかみたいな感じで来たんです。元々、アミー・パークに役者志望の芸人がいて、彼らが空耳に出ていた。それをきっかけに、事務所の中で他に出れそうな人がいないか……ということで、僕が行くみたいな。

自分で言うのもおこがましいんですけど、僕はすごく座持ちのいい芸人なんです(笑)。空耳に出演するようになって、スタッフさんと仲良くなってくると、そこからは毎週1回くらいは呼ばれるようになっていきました。

初出演で受けた洗礼

――最初に出演した、記念すべきファースト空耳というのは、覚えていらっしゃるんですか?

有田おそらく1発目は、「フルチンを蒸らす」という空耳だったと思います。右も左もわからずに現場へ行って、「おはようございます」って挨拶したら、「あ、じゃあ、ちょっと脱いでおいて」って言われまして。現場はSMクラブみたいなところだったんですけど、何をどうしていいかわからないから、とりあえず全裸で待機して。

しばらくして、「はい、じゃあ、有田さん、お願いします」って急に縛られると、SM嬢っぽい方が出てきて、僕の股間の上に熱々のおしぼりを乗っけていくというネタでした。2回ぐらい乗っけられた後に、「熱いリアクションとって!」と言われてリアクションしたら、「はい、オッケーです!」と言われて終了という感じでした。

――よくわからないまま?

有田よくわからないまま。基本的に、空耳って慣れていくしかないんです。当時は、ラジカセに空耳の曲が入っていて、「ここからが『フルチンを蒸らす』って聞こえるからね。聴いてね」と言われて、「はい」って返して。「叫び声と一緒に口を開けてください」とかディレクションされるので、即興で合わせていく感じです。もう慣れていくしかないんです(笑)。

写真撮影=橋本篤/文藝春秋

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(我妻弘崇)

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