女優、木村文乃（３５）が一般男性と結婚することが１１日、分かった。関係者によると、夫は同世代で、古くからの友人。互いをよく知り、自分らしくいられることから決断した。また、第１子を妊娠しており、初夏に出産予定。５月に出演映画の公開を控えるなど仕事も絶好調で、女優とママの?二刀流?で進化を誓う木村はサンケイスポーツに「沢山のありがとうとごめんねを伝えていける関係です」と幸せいっぱいのコメントを寄せた。

清純派の殻を打ち破り、主演作「七人の秘書」シリーズで強い女性を演じるなど役者道にまい進する木村がひそかに愛を育み、待望の母となる。

木村はお相手について長年の友人で心を許せる人物だと明かした上で本紙にコメントを寄せた。「沢山のありがとうとごめんねを伝えていける関係です」と告白し、「日々の何でもない会話を愛おしい時間だなと今でも毎日思わせてくれることに感謝しています」と信頼の厚さをつづった。

さらに幸せを後押ししたのが小さな命。初夏に待望の第１子を出産予定で、子宝に恵まれたことを一緒に喜んでいるという。

女優デビュー１０年目で連ドラ初主演となった２０１５年の「マザー・ゲーム〜彼女たちの階段〜」でシングルマザーを演じた際、本紙の取材に「今回母親役をやって子供がほしいと思った」と語っており、８年越しでママになる夢もかなえた。今後も女優業は続け、挙式・披露宴は体調を見ながら決めていく。

木村は１６年に年上の一般男性と結婚するも、多忙な生活によるすれ違いで１９年に離婚。２０年にはＮＨＫ大河ドラマ「麒麟がくる」で主人公・明智光秀（長谷川博己、４６）を支える正室の煕子を好演するなど着実にキャリアを磨き、今回の結婚で公私ともに彩り豊かな人生を迎える。

役者として下積みも糧にしてきたスター女優は、育児と仕事を両立させる構えだ。すでに撮影済みの出演映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」（主演・高橋一生）が５月２６日に公開され、その後も大型配信映画への出演が控えており、出産後の秋冬もスケジュールが決まっている。人生の変化でさらに演技の幅が広がることも期待される。

また、自身のインスタグラムで定期的に品数豊富な手料理を公開することでも知られており、９日の投稿ではサバの一夜干し、ホウレンソウのお浸し、雑穀米など栄養バランスを考えた６品を紹介。良妻賢母としても?実力?を発揮しそうだ。

■木村文乃（きむら・ふみの）１９８７（昭和６２）年１０月１９日生まれ、３５歳。東京都出身。２００４年にヒロインオーディションで選ばれた映画「アダン」（０６年公開）で芸能界デビュー。１１年にＮＴＴドコモのＣＭで注目され、１２年に出演したＮＨＫ連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で全国区に。ドラマ「殺人分析班」シリーズなど代表作多数。昨年、主演映画「ＬＯＶＥＬＩＦＥ」がベネチア国際映画祭に出品され、公式上映に出席した。１６４センチ。

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