ＮＨＫ連続テレビ小説「舞いあがれ！」の第１２３話が２８日、放送され、岩倉悠人（関ジャニ∞・横山裕）から望月久留美（乃木坂４６・山下美月）へのプロポーズに、朝ドラファンが沸いた。

大阪府東大阪市と五島などを舞台に、主人公の梅津舞（福原遥）がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。３１日の放送が本編の最終回になる。

舞の兄で投資家の悠人は、かつて敏腕投資家として世間の注目を集めていたが、株取引での大損を挽回しようとインサイダー取引に手を出してしまい、裁判で執行猶予付きの判決を受けた。不正が発覚した当時、マスコミから逃げ回って雨のなかで倒れていた悠人を舞の幼なじみの久留美とその父、佳晴（松尾諭）が救助。これがきっかけとなり、悠人は望月親子との親交を深めるようになった。そこから徐々にお互いの想いが募り、第１１２話（１３日放送）でついに悠人が告白。久留美もこれを受け入れて、交際が始まった。

悠人から意外な直球プロポーズ

ドラマは最終週「私たちの翼」（第１２２〜１２６話）が放送中で、長崎県の病院でフライトナースとして働く久留美が休暇で同市に帰省。悠人と久しぶりにデートし、実家近くの公園のベンチに腰かけ、近況を報告しあった。遠距離恋愛中の２人はなかなか会うことができていなかったが、久留美は「私も忙しいしな、１人でも楽しくやれる」と強がった。悠人も「どうせ人間なんか１人で生まれて、１人で死んでいくねん」と言いつつ、「そやけど…長い人生、５０年くらいは２人で生きんのも悪くないかもな」と続けると、久留美が落とした手袋を拾った流れで、ポケットから婚約指輪を取り出して、久留美の手のひらにのせた。悠人は「一緒に生きていきたい。結婚しよう」とストレートにプロポーズ。いつもひねくれた物言いばかりする悠人のまっすぐな言葉に、久留美は「ズルいねん。こんな時だけ直球って…」と戸惑い、「『はい』って言うしかないやんか」と笑顔で答えた。いつもとは逆に悠人が久留美に「ひねくれてんな」とツッコむと、久留美に指輪をつけてやり、優しくハグした。２人はその足で、それぞれの家族のもとへ出向いて結婚を報告し、皆から祝福を受けた。

「舞は梅津に、久留美は岩倉に」

２人が結ばれる展開に視聴者は大興奮で、ツイッターでは「悠人兄ちゃん」「久留美ちゃん」といったワードがトレンド入り。悠人の直球プロポーズにときめくファンが続出し、「お兄ちゃんナイスストレート」「キュンの致死量浴びた」などのコメントが殺到した。早くから自活して、仕事や縁談をめぐって苦労してきた２人だけに、「自立心が強かった２人が、これからは一緒に生きる...本当幸せになってほしい」「この２人ほど幸せになってくれと思うカップルいない」「親戚のおばちゃん状態で見守っています」といった応援のメッセージが多く寄せられた。

交際し始めた時にも言われていたが、「関ジャニ∞横山裕と乃木坂４６山下美月が結婚する世界線」「中の人アイドル同士なのめっちゃええな」と人気アイドルである横山、山下の姿を重ねる声が見られたほか、「舞ちゃんは梅津になったし久留美ちゃんは岩倉になるのか」「幼なじみ３人が本当に家族になったよ」など、悠人と舞のきょうだいを中心に幼なじみが縁戚関係になったことを面白がる書き込みもあった。

プロポーズの場所は、舞が元カレの柏木弘明（ＳｎｏｗＭａｎ・目黒蓮）と別れ、夫の貴司（赤楚衛二）と思いを通い合わせた、朝ドラファンの間で「柏木公園」と呼ばれるおなじみの公園。ドラマの重要な場面で繰り返し使われてきたことから、「また柏木公園…」「ここの公園しかないんかーぃｗ」とのツッコミも散見された。

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