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庵野秀明監督「シン・仮面ライダー」続編構想「タイトルも決めています」

庵野秀明監督「シン・仮面ライダー」続編構想「タイトルも決めています」

公開中の映画「シン・仮面ライダー」の舞台あいさつが9日、都内の丸の内TOEIで行われ、庵野秀明監督は出演者の池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、森山未來と登壇。制作中の秘話に、今後の予定、さらに「シン・仮面ライダー」続編の構想をたっぷり語った。

【写真】第0号のイラスト、仮面ライダーマスクをお披露目した庵野秀明監督、主演の池松壮亮ら

最初に一人で登場した庵野監督は「僕が司会進行をやります」と宣言し、池松らを招いたが、ほどなくして出演者から庵野監督への質問攻めへと趣旨が変更。淡々と衝撃のエピソードを語り続け、出演者からも驚きの声が上がった。

映画オープニングで描かれた仮面ライダーの登場シーン。演じた池松は「何回撮り直したか…言いたくない」と語ると、庵野監督は「撮影して見たら(イメージと)違っていた。その度に撮り直して、池松くんのスケジュールが許す限り撮っていました」と述べ、柄本は「マスクを外した池松くんの顔が、だんだんライダーに似てきました。ほぼ同化してましたね」と過酷な撮影を振り返った。

仮面ライダー第2号を演じた柄本は、ライダースーツの腕などに入るラインに対する庵野監督のこだわりを披露。柄本が「衣装合わせで1ミリ細くしたり、2ミリ太くしたりとかで全然印象が違う、と監督が話されていて、正直僕は違いが分からなかった」と述懐。庵野監督は「最後に完成したものもマジックで数ミリ太く、補足したりしている。あれが肝なので」と明かした。50年前のテレビシリーズの効果音が使われたことには「他の音も入れようとしましたが、オリジナルの音には勝てなかった。仕方ないですね。つくった人が60過ぎなので」と答え、「50年前に近づきすぎても、50年前から離れすぎても面白くない。初めて見た人でも違和感を感じない50年前の面白いところえを、どう混ぜ合わせていくか、そのバランスは最後の最後まで苦労しました」と総括した。

司会者だった庵野監督に、次第に出演者から質問する流れに変化。「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」と人気特撮シリーズの映画化は今回で終了のメドが立った。アニメ「シン・エヴァンゲリオン」も21年に完結させた庵野監督は「次回作は何も決まっていません。30数年ぶりに白紙の状態。(温めていたものも)全部白紙にしちゃった。もう働きすぎて、今は休みたいですね」と話した。

今作のラストシーンを踏まえ、柄本は「続編はあるんですか」と尋ねると、すかさず池松が「今、『ない』って言ったよね」とツッコむが、庵野監督は淡々と、プロットまで続編の構想を語り出した。

「脚本を書いてるときから、続編が可能なものにすることを意識しました。現在は白紙ですけど、構想は残っている。東映さんが『やってくれ』って言ってくれればある話です」と告白。さらに「続編タイトルも決めています。『シン・仮面ライダー仮面ノ世界』で、『仮面ノ世界』と書いてマスカーワールドと読む。石ノ森先生の原作を読んでる人はすぐ分かると思います」とタイトルを披露。かつて開催された「石ノ森章太郎生誕70周年記念特撮英雄展『仮面ノ世界(マスカーワールド)』」を意識したとみられ、続けて「プロットは日本政府がショッカーと同じレベルの人工知能・ブレインを開発してですね、ショッカーに入った政治家や官僚がいろいろやろうとする。それと戦う一文字隼人を描く。(今作に登場した)政府の男と情報機関の男が、さあどうする、というのも考えています」と、途中で出演者から「そんなこと言っていいの?」と驚かれながら一気に打ち明けた。

今作のラストシーンへのこだわりも明かした。「最初からやりたかったのが、あのラストシーン。地元(山口)で撮影をしましたが、脚本を書いているときから、あの場所の夕日で、と考えていた。僕は映画では、エンディングに切り替わるところが好きで、今回も切り替わるシーンにこだわりました」と語った庵野監督。エンドロールでは3曲、テレビシリーズの楽曲が使われ「自分の好きな3曲です」と語った。オープニングで池松が歌唱したテーマ曲が使用される予定だったが消滅。「古くさいという意見があり、多数決で負けました。オープニング曲はなくなりましたね」と説明した。

「ゴジラ」「ウルトラマン」に続く人気特撮シリーズの映画化。庵野監督は「自分の周りの反応で面白いなと思ったのは、シン・ゴジラとシン・ウルトラマンのときは全く感想をよこさなかった友達が、今回はすごい熱量でメールをくれるんです。三者三様で3本とも(好みが)違う人に、何かが引っかかったことは良かったと思います」と語った。

森山が演じた仮面ライダー0号のイラスト、仮面ライダーのマスクがお披露目され、舞台あいさつを終えた庵野監督。「現場は本当に大変だったので、こうして直接お礼を言える機会があって良かった。ありがとうございました。監督としては、こうしてご覧いただき、いい感想をいただき、つくって良かった。僕の場合、何かつくるといろいろ言われて、正直ツラいんですけど、直接お礼を言えて良かった。僕個人として心が救われました」と、改めて感謝を口にした。

(よろず~ニュース・山本鋼平)

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