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若手実力派コント師・かが屋は「消えた天才だった!」NSC時代の逸話、月100本ネタ作りの原動力とは

若手実力派コント師・かが屋は「消えた天才だった!」NSC時代の逸話、月100本ネタ作りの原動力とは

テレビ、YouTube、CM業界などの放送作家として、数々のコンテンツを作り出してきた澤井直人(32)。今、ほかの誰よりも「人間」に興味がある平成生まれの彼が、「話を聞きたい!」と思う有名人と対談する、好奇心と勢いだらけのインタビュー企画『令和にんげん対談』!

第9回は、お笑いコンビ・かが屋が登場!『キングオブコント2022』でファイナリストに選ばれ、ライブチチケットが即完売になることでも定評のある2人。加賀と澤井はNSC大阪で同期だった縁もあり、NSC時代の青臭い話から近況までを語り尽くし、対談は大盛り上がり!一方で、お笑いに対するスタンスを語り合うなど熱い場面も。共に下積み時代を知る同志だからこそ披露できた赤裸々なトークをお届けします。

【写真】炎上覚悟!?『かが屋』の2人が『かぐや様は告らせたい』のコスプレに挑戦

澤井直人(以下、澤井):加賀くんとは最近もご飯に行ったよね。

かが屋・加賀(以下、加賀):そうだね。その時が2〜3年ぶりくらいの再会だったかな。

澤井:そうね。確かその前は、コロナ禍あたりでご飯行ったのが最後だよね。

かが屋・賀屋(以下、賀屋):2人はもともと大阪NSCの同期なんですよね。こうして再会して対談してるのも面白いな。

「センターマイクを愛でる」衝撃の初ネタ

澤井:実は賀屋さんとも、共有の知り合いが何人かいるんですよ。例えば、放送作家の細川(拓朗)くんとか。

賀屋:はいはい!『ザ・ベストワン』とか『あらびき団』とかやってますよね!

澤井:結構、一緒に仕事していて。

賀屋:やっぱ近い界隈にいると実感しますよね(笑)。加賀とはNSC時代から面識あったんですか?

澤井:当時7クラスぐらいあったけど、割と喋ってたよな。

加賀:仲良かった人は少なかったけど、澤井くんはそのうちの1人よ。

賀屋:え、まじか!アツ!僕は当時の加賀を知らないけど、どんな感じだったんすか?

澤井:いや、もう天才ってかんじで……

加賀:おい!恥ずかしいからやめて!

賀屋:え〜〜!ウチの相方天才だって!(加賀の方を見て)うっわ、めっちゃ恥ずいこと言われてるじゃん!!(笑)

澤井:最初のネタ見せの時、加賀くんはピンでさ。そこでひたすらセンターマイクを愛でるネタをやって爆笑をとっていて、周りから「なんだこいつやべえやん!?」って感じだったな。

賀屋:うわ、周りからそんな風に思われてるのは知らなかった!

加賀:ちょ、やめてくれ(笑)。まあこれには訳があって。もともとNSCは友達に誘われてて、そいつとコンビ組む予定だったんよ。それが入学直前に「やっぱ大学行くわ」って言われてさ。こっちからしたら「マジかよ」って感じで。もう学費も払っているから後に引けなくて、そのままピンでやることになって。

澤井:よくあんなネタ思いついたよな。

加賀:僕的にはもう全然手応えなくてさ。当時は素人だから、何が面白くて何がスベるかもあんまわかってないわけ。半べそでネタやったの覚えてる。

賀屋:あ〜そっか。ゆりやんさん、からし蓮根さん、ガンバレルーヤさんとか。

澤井:そんな中で加賀くんがカマしたんよ。「ダークホース現る!」的な感じで、ネタ終わった後の反響すごかったもんな。当時はまだみんな相方を探している状態で、加賀くんの周りに人集まってたもんな。

賀屋:まじか!俺組めてるの奇跡!

岡田康太きっかけで再会

澤井:でも、加賀くん急にNSCからいなくなったよな。なんで?

加賀:いやーシンプルにネタが作れなくなって。何が面白いのかもよくわからなくなって。でも澤井くんがネタ褒めてくれたのは覚えてて嬉しかったけど、どうしても作れなくなって。

澤井:“消えた天才”みたいな扱いだったよ。

賀屋:うわ!本のタイトルじゃん!めっちゃ言われて〜〜

加賀:もういいって(笑)

澤井:まあでも心残りだったな。その後に2人はコンビ結成するんだよね?

加賀:NSC辞めた後に上京して、たまたまバイト先が同じで。

賀屋:お互いコント好きで意気投合してみたいな感じで。

加賀:逆に澤井くんは、卒業後なにしてたの?

澤井:俺、卒業する時にはもう放送作家になろうと決めてて。それで上京して、岡田康太さんと新宿バティオスとかで企画ライブ的なことをしてたり。

賀屋:え〜じゃあやっぱ当時から近いところにはいたんですね!

澤井:そうそう。岡田さんのYouTubeチャンネル(「岡田を追え!!」)で出てくる3万7000円の部屋あるじゃん。あそこに住んでた時期もあったから。

賀屋:え〜まじすか!?あの港区の!

加賀:だって澤井くんと再会したのも、岡田さんきっかけだよね。

澤井:そうそう!岡田さんの誕生日会だよね。

加賀:いや、あん時は再会したの嬉しすぎて、主役の岡田さんそっちのけだった(笑)

澤井:あれは思い出に残っている誕生日会だったね!

加賀:でも、もともと澤井くんの存在は知っててさ。上京したての頃に、下北のミネルヴァで若手芸人のネタコンテストみたいな大会があったのよ。そのチラシを見たら、審査員のところに「澤井直人」って書いてあってさ。「え、あの澤井くん!?」ってなって。それでTwitterで調べたら、ビジュアルがNSCの時の2倍ぐらいあって。同一人物かどうか半信半疑だったんだよ(笑)

澤井:いや確かにNSC時代から30キロぐらい増えてたかな(笑)。

加賀:澤井くん当時はシュッとしたイケメンだったんだよ。

賀屋:いや30キロ増えるってなにがあったんすか。

加賀:しかも当時のコンビ名「アビーロード」よ。あのビートルズの横断歩道のジャケットで有名なアルバムの。

澤井:(笑)。やっぱ昔の話されるの恥ずいな(笑)

賀屋:めっちゃ王道な名前じゃないすか!いかつっ!

澤井:まあそれで再会した後も、加賀くんとはちょくちょくメシ行ったりして。

賀屋:いや〜大阪NSCの同期が東京で再会はいいすね。どんなこと話すんすか?

澤井:結構、真面目な話するよな。当時はお互いに今より仕事なくてさ。加賀くんはめちゃくちゃネタ書いてて、俺はがむしゃらに企画書作ってて、どうやったら仕事増えんのかなみたいな。

加賀:澤井くんとかどういう時間配分なの?ってぐらいバンバン企画出してたよな。

常に新しいものを取り入れる

澤井:かが屋も月100本ぐらい書いてたもんな。すごいよな。

加賀:その時はバイトが嫌すぎて、バイト中にネタのシチュエーションとか考えてたな。もうバイトが嫌っていうエネルギーをネタ作りの原動力にしてた(笑)。

澤井:ちょいちょいバイトのネタとかあるもんな。あれとか実際に日ごろ感じたこととかをネタにしているわけよね。

加賀:もう当時は、数打たないと面白いものは出てこないと思ってたからさ。

澤井:企画もそんな感じよ。やっていくうちにヒットの法則が見えてくるというか。実際の体験談を混ぜて喋ると面白くなりやすいとか。

賀屋:いや、企画もネタも同じっすね。

澤井:もう毎週ある定例会議で、レジェンド級の作家や演出に企画出しに行くプレッシャーといったら。会議室に死ぬほどスタッフおるし。

加賀:俺らからしたら、毎週、松本人志さんにネタ見てもらうようなもんよ。

賀屋:週1でキングオブコントやるような感じじゃん!そりゃ30キロ太るわ(笑)

加賀:ウチらは、僕がアイデア出して、そこから2人で詰めていくみたいな。

賀屋:そうそう。最終的には一緒に作って。当時は毎日ライブ出てて、毎回違うネタやろうと決めてたよな。

澤井:企画も昔のを使い回さずに、常に新しいものを宿題に入れるようにしてる。

加賀:あとやっぱ同じネタやると飽きられるじゃん。特に一般の人はめっちゃ面白いネタでも一回観たら流し見しちゃうみたいな。僕ブラマヨさんのネタ大好きで、テレビの録音して、寝る前に擦り切れるぐらい何度も聞いてて。でもお母さんは「あ、またこのネタやってるじゃん」みたいな感じで。「え、こんなにオモロいのに!?」って怖くなったもん。

コロナ禍を経て「より強くライブをやりたくなった」

澤井:2人のコント見ていると演技力とか間の取り方もすごいって思うんだけど、それは場数をこなしているから?

加賀:演技の面で言うと、ウチは両親が離婚した関係で、おばあちゃんの家で暮らしてた時期があったの。その時におばあちゃんがお菓子とか出してくれるんだけど、大体おかきとか濡れせんで、子どもが思っている美味しいお菓子とはズレてるんすよ。

いや嬉しいんだけどさ、やっぱポテチとか食べたいじゃん。でもおばあちゃんの善意も無駄にできないし。だから本心からは喜べないんだけど、とりあえず喜ぶ演技しているみたいな。

澤井:そんな悲しいルーツが……(笑)

加賀:お菓子出された時は「ぅぅうやったああ……!!」みたいな。表情はひきつってる感じで(笑)。

賀屋:あとおかんが5日連続で同じ料理出す時とかな。台所に作り置きのでかい鍋があるだけで憂鬱になる(笑)

加賀:わかるわ〜。そういうところで無理して喜ぼうとしている中に、(演技の)ルーツがあるのかも。

澤井:確かに!ちょっとシュールな感じというか、気持ちのすれ違いみたいなところはかが屋らしいよな。これまでコントの話ばっかしてきたけど、今年はどう?

賀屋:自分はコントもやりつつ、結構テレビにも出ていきたいすね。

加賀:僕はコロナ禍を経て、より強くライブでコントをやりたいと再確認したかな。

澤井:そういえば4月からライブ(4月8日〜5月7日まで、全国4都市を回る単独ライブ「瀬戸内海のカロカロ貝屋」を敢行)もあるもんな。

加賀:今年は気合入ってます!今年は、個人的にやりたいネタとか、これまでもずっとやってたけどあまり表向きにやらなくなってたことを原点回帰でやるつもりです!

澤井:それ2人からしたらめっちゃ楽しいんじゃない?

賀屋:でもめっちゃスベるかも(笑)

澤井:有観客でライブできるのは嬉しいよな。前にメシ行った時も、コロナ禍でお笑い界の熱量が上がってるって話もしてて。

気になる今年の目標は?

加賀:ほんとにコロナ期間で配信がもうのすごい充実したから、お客さんも目が肥えてきてるんですよね。

澤井:結構、テレビ局員さんも配信系の会社に転職したり、独立する人も増えてるもんな。そういう意味でコロナでだいぶ変わったよな。

賀屋:本当にこの勢いに乗っていきたいよな。

澤井:やっぱ今年の目標には、キングオブコント優勝も?

賀屋:もちろんそれもありますよ!

加賀:そうね、でも優勝したいと言うのは簡単なんすよ。いや〜キングオブコントな〜

賀屋:500点取るか(笑)

加賀:いや〜そりゃ優勝したいと言うのは簡単だけど。ここ数年で取らなきゃという感覚もありつつ、僕らが完成するのは来年再来年あたりな気もしていて。(今年の目標が優勝と言われると)難しいなあ……。

澤井:キングオブコントも毎回違うネタ披露してるもんな。そこもすごいよな。

加賀:いや〜う〜ん……キングオブコントなあ……。

賀屋:めっちゃ考えてるじゃん。逆に、澤井さんの目標はなんですか?

澤井:めっちゃアホなこと言うんだけど、この連載の延長線上で日本全国にいる人、全員、いや日本国民全員と対談したい!放送作家の仕事の醍醐味も、普段会えないような人に会えるところだと思ってて。上京当時は1日3人と必ず会うようにしていて。

賀屋:月100人か。俺らが作るコントの数と同じじゃないですか。そんなに人に興味持てるのすごいすよね。

加賀:う〜ん……

賀屋:お前はいつまで考えてんだよ(笑)

加賀:(今年の目標)決めた!

澤井:お!

加賀:今年の目標は……キングオブコント優勝です!!

(一同拍手)

加賀:実際、来年再来年あたりだと思うんすよ。勝てそうな気がするのは。でも今年のうちに優勝して、600万持って帰りたいですね!

賀屋:おい、なんでそこ500万ずつで山分けじゃないんだよ!

澤井:めちゃくちゃいいオチ。2人とお仕事したくなりました!今日はありがとう。久々に同世代の芸人とたくさん喋れて嬉しかったです!

加賀&賀屋:こちらこそありがとうございました!ぜひ番組やりましょう!

聞き手・澤井直人(さわい・なおと)
1990年生。テレビの放送作家として活動。
『まつもtoなかい(フジテレビ)』『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ(フジテレビ)』『NEOべしゃり博(フジテレビ)』『タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって!(テレビ東京)』『ダウンタウンvsZ世代ヤバイ昭和あり?なし?(日本テレビ)』『サウナノフタリ(YouTube)』『コブクロ公式チャンネル(YouTube)』などを担当。

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