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露出の限界、AIグラビアの台頭…グラドルに転身した「東北No.1アナウンサー」が抱える7年目の葛藤

露出の限界、AIグラビアの台頭…グラドルに転身した「東北No.1アナウンサー」が抱える7年目の葛藤

フリーアナウンサーの塩地美澄が6冊目となる新作写真集「Pearl」(講談社)を12日に発売した。秋田朝日放送時代には秋田朝日放送で「東北No.1アナ」と呼ばれ人気を博し、フリー転身後の2016年にグラビア活動を開始して以来、活躍が続いている。そんな塩地だが、新作撮影前にはグラビアへの葛藤を抱えていた。雑誌グラビアの変化に、AIグラビアの台頭――。変化の激しいグラビアの世界で、塩地が見つけた活路とは?【徳重龍徳/グラビア評論家】

【写真14枚】「エチケットとして体つくりには挑んでいます」と語る、塩地美澄のボディライン

塩地がグラビアに転身してから7年がたった。グラビアは秋田朝日放送時代とは180度違う世界だからこそ「心配させた人を納得させるために、長く続けるか結果を出すしかない」と覚悟を決めた挑戦だった。

2016年にファースト写真集「みすみ」(ワニブックス)がヒットすると、今回発売された「Pearl」まで6冊の写真集を発売した。写真集を出したいと願っても1冊も出せないグラドルが多い中で6冊は異例の多さで、グラビアでの人気ぶりを物語る。

しかし塩地は今回の写真集を作る直前には、グラビアへの葛藤を抱えていたと明かす。

「グラビアって王道グラビア、コスプレグラビアであったり、いろいろなカテゴリーがある。私はグラビアを始めた当初からセクシーグラビアのカテゴリーにいると思っているんです。おかげさまでファースト写真集から反響をいただいて今に至るんですけど、やっている中でセクシーグラビアの市場のニーズ、お客さんが何を求めているかが見えてくる。そこに応え続けるのは大変だと思ってきていたんです」

ファンの欲求は正直だ。最初は強い刺激に感嘆しても、次はもっと強い刺激を求めていく。その中で求められるがまま露出を増やしていき、結果精神がすり減ってしまうグラドルは少なくない。

「周りにもそういう悩みを抱えてるグラビアの子がとても多くて。一方でなまじ社会人経験があることから現場の裏方さんであったり、事務所であったり、何よりお客さんの声にはなるべく応えたいと考えてしまう。そのためには自分もある程度身を削って、頑張らないといけないと思っちゃっていて。事務所の社長からは『そこまで考えなくてもいいよ』とは言われているんですけど。なので、今回の写真集もどこまでできるのか不安もあって、一度は保留させていただきました」

仕事に対して真面目なタイプだからこその葛藤だった。しかし若い女性編集者の熱量がそれを溶かした。

「20代の編集者の方で、事務所に直接来ていただいて『今までの塩地さんのグラビアは保ちつつも、ナチュラルさ、ヘルシーさを出していきたいんです』と熱いプレゼンをしていただいて。若いしすごくエネルギーを感じたんです。情熱を受け取ると頑張りたいという思いに変わって、今回お話を受けました」

露出の限界、AIグラビアの台頭…グラドルに転身した「東北No.1アナウンサー」が抱える7年目の葛藤 グラドルとしての活動をはじめて7年の彼女が感じた“変化”とは――(写真・徳重龍徳)

アナウンサーのキャリアが活きた撮影

塩地自身、考えすぎるタイプだと自覚している。その一方で、アナウンサー時代に視聴者、出演者、スポンサーに対しテレビ局の看板としてうまく調整することを心掛けてきた。今作の撮影ではそんなアナウンサー時代の感覚、居心地の良さを感じた。

「グラビアへの葛藤を乗り越えた胆力がついた気がしています。その経験であったり、自分がグラビアでやってきたことの自信、そして周囲への信頼もあって、今回の写真集の撮影現場ではアナウンサーのときと同じスタンスで気持ちよくいられたんです。アナウンサーとグラビアは対局の位置にあるといえますが、アナウンサーとして培ってきたキャリアがグラビアで活きたのは不思議でした(笑)」

写真集は昨年11月に伊豆で撮影された。テーマは「彼女と旅行なう。」。塩地との甘いラブラブ旅行が楽しめる内容だ。

「グラビアって妄想させるのが大事。今回はストーリー仕立てなので、より妄想に没頭していただける最高の仕上がりになっています。普段はなかなか見せられていない地の天真爛漫な部分、屈託のない笑顔であったり内面が全部出ているのを見てほしい」

セクシーさも健在で、水着やランジェリー姿からのぞく美しい体のラインも見どころだ。

「若さ、美しさのベースでは勝負できないので(笑)。この人は真剣にグラビアに取り組んでいるなと見る人に伝わる、エチケットとして体つくりには挑んでいます。胸やお尻は体を絞りすぎると落ちてしまうので頑張ってキープしていますね。そう臨む姿勢が、響く方には響くのではないかなと思っています」

“ヘルシー化”する業界とAIへの脅威

もともとニュースや情報番組を担当していたこともあり、グラビアの世界の変化、トレンドについても常に情報を収集している。

「私がグラビアを始めた時は、30オーバーだったこともあって、温泉でしっとりというセクシーグラビアでやらせてもらってたんですが、最近は週刊誌のグラビア自体が傾向がナチュラルで、ヘルシーというふうになっていると思っています。あまりどぎついものを見られない。読者もお疲れの方が多いのか、グラビアに関しては、さわやかさを求めてらっしゃる方が多い感じがしています。週刊誌も女性にもグラビアを見てもらいたいと変わっている気がしていて。今回の写真集はそこら側のアプローチでやらせていただいたんですが、今後どういうふうに自分を売っていくかは今の悩みかもしれません」

最近台頭するAIグラビアにも脅威を感じているという。

「自分たちの好きな顔のタイプ、体型のAIのグラドルを作られると、自分たちの存在意義はなんなのと思っちゃいます。でも、生身の人間だからこその魅力があると思うのでそこを追求していきたい。要はその人のストーリーだと思うんです。その人がどういう人生を歩んできたか、どういうことに悩んできたか。そこに共感してもらえるだけで、AIとは差別化できると思っています」

ファン層は幅広い。最近もこんなことがあったそうだ。

「20代の男の子がイベントにきてくれたんです。ずっと私のグラビアを見ていて、甘えたいお姉さんのように思ってくれたらしく、就職して初任給が出てグラビアが買えるようになったから来たと言ってくれて。もうお姉さんとしては本当にキュンとなりました(笑)。実際に会って、本当にいるんだって感じてもらえる。それはAIではできないことですよね」

今年2月からは音声プラットフォーム「AuDee」で、ラジオ「塩地美澄のふくろとじらじお」もスタートさせ、時に同業のグラドルをゲストに迎えながらグラビアを中心に様々な話題をしゃべっている。

「アナウンサーになったきっかけは声を褒められたことだったんですが、ラジオを始めたことでファンの方に声を褒めてもらえる機会が多くなりました。アナウンサーをやって、グラビアをやってと仕事をしてきた中で、私の声が一番の武器だと気づいたんです。だから自分の声をブランド化していく動きをしたいなと今は思っています。声はグラビアとは対極にあると思っていたんですが、グラビアをやることでラジオの仕事に繋がり、声の大切さに気づいた。すべてが無駄じゃなくつながっていくんですね」

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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