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にしおかすみこ 80歳の母が認知症で実家がゴミ屋敷に。掃除をしたら「死んでやる!」と叫ばれて。ダウン症の48歳姉、酔っ払いの父と送る家族4人生活とは?

にしおかすみこ 80歳の母が認知症で実家がゴミ屋敷に。掃除をしたら「死んでやる!」と叫ばれて。ダウン症の48歳姉、酔っ払いの父と送る家族4人生活とは?

1年ぶりに実家に帰ると、散らかった汚部屋に母がポツンと座っていた――。15年ほど前、女王様キャラのSMネタでお茶の間を賑わせた芸人のにしおかすみこさん。彼女が家族との壮絶な日常を赤裸々に綴り話題を呼んでいます。いったいどんな生活なのでしょうか(構成=上田恵子撮影=大河内禎)

【写真】「にしおかぁ〜すみこだよ〜!」でブレイクした当時のにしおかさん

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母の言葉を聞いて涙が止まらなくなった

もともと私の母は、看護師でした。父は会社勤めをしていたものの、とにかくお酒が好きでお給料を飲み代に使ってしまう。人づきあいなどもあったとは思いますが、母が家計も子育ても担ってくれました。酔っぱらって帰宅する父と、母との夫婦喧嘩は日常茶飯事でしたね。

1歳上の姉はダウン症で、障がい者向けの就労施設に通っています。姉の世話は認知症になった今でも母がしています。

私はSM嬢に扮してムチを持ち、「にしおかぁ〜すみこだよ〜、あーっ!」と叫ぶ芸で世に出たお笑い芸人です。

SM嬢は芸のひとつとしてやっていたものですが、母には理解できなかったみたいで。当時は「薄着で人を叩いたり、悪い言葉を使ったりして失礼じゃないの。そんな娘に育てた覚えはない」という電話やメールが、毎日のようにきていました。

母の言動がおかしいと気づいたのは、1年ぶりに千葉の実家を訪ねた2020年の6月。「ただいま」と家に上がると、昼間だというのにカーテンが閉め切られ部屋が暗い。

さらにお惣菜の食べ残しや箸が突っ込まれたままのカップラーメン、変色したバナナの皮などがあちこちに放置され、わが家はちょっとしたゴミ屋敷と化していました。

なかでもビックリしたのが、床を歩くと足の裏が砂でジャリジャリしたこと。部屋を片づけ始めた次の瞬間、私の顔面に何かが飛んできました。座椅子にポツンと座っていた母が投げた砂埃まみれのクッションです。

さらに、「余計なことするんじゃないよ、何様なんだよ!キィィィ!」という怒号まで飛んできました。

驚きましたし腹もたって、母にクッションを投げ返すと、向こうもそれを拾って投げつけてくる。汗だくで投げ合った後、母は「上等じゃねえか!頭かち割って死んでやる!」と叫びながら2階に上がっていきました。

え?今、死ぬって言った?恐る恐る後を追うと、母は布団に横になっていました。寝るの!?

母のあんな言葉を初めて聞いた私は、居間に戻ると涙が止まらなくなりました。すると背後から、「最近、よく言うんだよ。口癖なのかな」という父の声が。

……そこにいたの!?口癖かな、じゃなくて!溢れていた涙が一瞬で止まりました。

毎朝5時に起き、家族の食事を作り置き

当時、私はコロナ禍で仕事がゼロになり、家賃が安い部屋への引っ越しを決めていたんです。荷作りを終え、食器も段ボール箱に詰めてしまっていました。だから「久しぶりに実家に行ってご飯食べさせてもらおうかな」と軽い気持ちで帰ったら、こういう状態だったわけです。引っ越し業者にはすでに依頼していた状況でした。

でも、母が気がかりです。賃貸契約はキャンセルして引っ越し先を変更し、二十数年ぶりに実家に戻ることにしました。

母は認知症かもしれない。今後のためにも、まずは医師に診てもらわなくては。何度説得しても絶対に医者には行かないと言っていた母がある時、「煮るなり焼くなり好きにしたらいいさあ!出るとこ出て、腹かっさばいて散ってやらあ!」。まるで侍のよう。

でも、あ、行く気だ!と思い、母をタクシーに乗せて精神科へ連れて行きました。

医師の診断は、初期のアルツハイマー型認知症。以前実家に帰った際、そういえば会話が一方通行になることもあったかなあと感じることはありましたが、それだって診断がついた今だから思うだけ。穿った見方だという気もしますし、一方通行の会話なんて私自身もあります。なんともいえません。

その後のメールでのやり取りも今までと変わらなかったので、対面するまでは認知症を疑いもしませんでした。

母は今言ったことはすぐに忘れてしまいますが、反対に昔のことは覚えています。よくお風呂を面倒くさがって入りたがらないけれど、入る時は介助なしで入浴できる。トイレも問題ありません。ちなみに姉もお風呂がイヤで、2週間以上入らないことも。

夜、姉が何時になっても寝ないと、「明日、朝起きられないでしょ!」と母が怒り出し、酔った父が「怒ったら余計に寝ないだろ!」と母を怒鳴りつけ、姉は歌を歌い出す、という事態になります。カオスです。

現在私がしているのは、掃除、洗濯、食事の支度、洗いもの。母は毎朝5時に起きるので、私も5時に起き、仕事に行く前に1日ぶんの家族の食事を作り置きするのが日課になっています。

母になるべく温かいものを食べてほしいため、朝は作りたてを一緒に食べるんです。母はラーメンが好きなので、朝から野菜たっぷりのラーメンを食べたりもしていますよ。昼と夜のぶんは1人前ずつ小分けにしてタッパーに入れる。それを3人ぶん、昼と夜で予備も入れて9個か10個くらいですね。

野菜もたんぱく質も摂ってほしいから、お鍋などをよく作ります。レンジは使えるので、食べる際に「チンしてね」と言っています。

こういう話をすると、「介護は大変でしょう?」と言われたりするのですが、そのたびに恐縮しています。これって介護なのかなあ、介護はしていないんだよなあ、家事にジタバタしているだけかなあ、と。

私はずっと一人暮らしをしてきて、子育ての経験もありません。主婦の方々が日々こなしていることを私はできなくて、ピーピー言っているだけかもしれない。よくわからないけど、でもなんか毎日しんどいなあと思ったりです。

本当は、まだ母も簡単な料理はできる気がします。私も「やっちゃダメ」とは言わないようにしていますが、うちは家が古いしガスなので、もし母や酔っぱらった父が私の留守中に調理して、火事になったらと思うと怖くて。つい作り置きを用意してしまうのです。

認知症の人は、まだできることはやったほうがいいと聞いたりします。なんでもかんでも代わりにやってしまうと認知症の進行が早いとも。私も、なんでもはできません。

お互いのためにも、母が今までやってきた中でもしできることがあるなら、少々危うくても頑張って、と思います。ただ、火のことは心配……と迷うところです。正解がわかりません。

<後編につづく>

にしおかすみこ 80歳の母が認知症で実家がゴミ屋敷に。掃除をしたら「死んでやる!」と叫ばれて。ダウン症の48歳姉、酔っ払いの父と送る家族4人生活とは? 外部サイト にしおかすみこ「一番しんどいのは認知症の母自身。家族3人の面倒は介護?誰にも頼れないけど、無理せず自分ファーストで」 矢部太郎「特別養護老人ホームで働いていた母に背中を押されて。漫画化をきっかけに、両親と〈老い〉や〈介護〉に向き合えた」 村上ショージ「僕の人生、仕事も結婚も離婚さえも、全て明石家さんまさんについていきました。恩返しは一生かけてもできない」 「認知症」をもっと詳しく

ピーコ万引きで逮捕されたか…報道に絶句する声続出 対策しないと危険…若年層に急増中、スマホ認知症予防法も紹介 行方不明報道のピーコ、おすぎと同様に認知症の症状あった?

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