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MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」

MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」 (全4枚)

女優でタレントのMEGUMIさんが待望の美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)を発売した。インスタライブでの発売告知が話題になり、発売前に大型重版が決定するなど早くも話題騒然。今年42歳になるとは思えない美しさを保ち、「キレイ」にますます磨きがかかっていると評判のMEGUMIさんが「美容本」にこめた思いとは…。(構成◎吉田明美撮影◎初沢亜利)

【写真】シートマスクでカフェタイムのMEGUMIさん

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私の美容の原点

今回の本は、私の生きざまなどは語ったりせず、徹底してみなさんが知りたい「美容法」についてストレートにお知らせしようと思って作りました。

私がこれまでに試した1000種類以上の美容法の中から、本当によいと思ったものだけを厳選して、その情報を提供しているんです。

最初に私の美容の原点として「シートマスク」を使い続けることを紹介していますが、これをすれば誰も気付いてくれなくても、3日で自分自身が自分の変化に気付きます。そして1年継続しているうちに人から「最近きれいになったんじゃない?」なんて気付かれるようになる。そしたらどんどん自信がついてきます。

女性の自己肯定感は「キレイ」で上がる

日本は、残念なことに女性の自己肯定感が突出して低い国なんですよね。一方で、20代から50代の女性たちには、お肌がキレイになった時に幸せを感じるというご意見も多くあったそうです。お肌がキレイになると自分に自信が持てる。これ、実感です。

私は20代の時に一度「どん底」を見てるんですよね。

若い頃は肌荒れしたこともなかったので、自分の肌は誰よりも強いんだと過信していました。グラビアアイドルになってからも、太陽の光をいくら浴びても平気だったし、お化粧を落とさずにそのまま寝ることもありました。

でも、数年そんな無理を続けていた結果、気付いたときにはほうれい線がくっきり!肌はただれるし、くすみも出てきてしまい、ネットには「MEGUMI老けた」「MEGUMIほうれい線」の文字ばかり。検索しては自分の劣化を突き付けられて愕然として、落ち込みました…。くすみを隠すために、メイクも濃くなっていくばかり。もうコンプレックスの塊です。

だんだん写真を撮られるのがいやになり、人に会うのもいや、外に出るのもいや、とどんどん引っ込み思案になって、本来の私からかけ離れた性格になっていってしまいました…。そのときはまだ30歳前。この先自分はどうなってしまうんだろう?このままじゃ仕事もこなくなる、私はこれでいいのか?と悩みまくりました。そうしたら知り合いのヘアメイクさんがいろいろな美容法を紹介してくれたんです。

それまでも美容には関心がなかったわけではありません。でも、そのときの私は切実です。もうあっという間に美容にはまりました。とにかくキレイになりたい、その一心です。ありとあらゆる美容法を試して、コンプレックスを克服したい。いいと言われることはなんでもやりました。

失敗もありましたよ。なんの効果もないのにお金ばかりかかったことも。でも、努力を重ねるうち「私のお肌、少し変わったかも」と思い始め、試行錯誤を繰り返していたら、1年経ったころには人からも「最近、キレイね」と言われるようになってきて、8年目にはほうれい線は消えていました。

そして、失っていた自己肯定感がぐんと上がったんです。

40代、「怖い人」にはなりたくなかった

20代で一児の母となったMEGUMIさんは、美容にとどまらずさまざまなことに関心が高く、かつては子供服のプロデュースをしたことも。現在は、女優業はもちろん、石川県産の食材を生かしたCAFEを金沢で経営したり、日本のショートフィルムやCMを海外に届けるために複数の作品をプロデュースするなど、実業家としても活躍している。

40代になったときに「怖い人」にはなりたくないと思っていました。人って疲れていると表情が険しくなって、どうしても怖い表情になりますよね。そうすると話しかけにくくなる。それは避けたかったです。

年を重ねると立場に重みが出てくるし、私はプロデュースや社長業もやっているから、いろいろな場面で意思決定しなければならないこともあり、どうしても厳しい表情になることも。だからこそ「MEGUMIさんは怖い」と言われるよりは「MEGUMIさんは話しやすい」と言われたい。そのためには「キレイ」でいるほうがよくないですか?

美容マニアになったことで、お肌の整え方、メイク方法など、自分なりのものを取り入れて楽しんでいますが、いつの間にかウキウキとご機嫌な自分がいることに気がついた。自分の好きなことをやっているから、なんですね。

「話しやすい人」って、やさしそうで話しかけたら受け入れてくれそうな人ってこと。顔がキレイなだけじゃなくて、態度も穏やかで、いつもご機嫌っていうことですよね。そして、姿勢もよくて、はつらつとしているほうがいい。そのためには体も鍛えないといけません。私はなるべくジムにも行くようにしているし、ウォーキングもしています。40代に入った今、運動習慣をつけておくって大切だと思うんです。

食事にも気を遣っています。家族のために、そして自分のために、なるべく家で食事を作るようにしているし、旬の野菜も欠かしません。食べないで痩せるとパワーも落ちるし不健康な感じになる。ちゃんと食べて、体を動かして、代謝して、体型を整える努力をしていかないと、戦闘力がなくなっちゃうんですよ(笑)。毎日が楽しくて、ご機嫌でいられるのは幸せなことです。

もちろん、仕事をしていれば腹が立つこともあれば、むかつくこともあります。「そのぐらい自分で決めてよ!」と思うこともあれば、次から次へと判断して決定していかなくてはいけないプレッシャーもあります。そんなときは自分の気分転換の方法を知っておくことが大事。

私の気分転換は、瞑想です。目を閉じて呼吸に集中する…これによってますますクリエイティブな感覚が研ぎ澄まされるようになりました。もともと心配性な私ですが、瞑想のおかげで心の整え方もわかるようになった。また自分を客観視できるようにもなりました。自分の気持ちを数値化し、調子のいいときを100とするなら、さっきの私は20だけど、ちょっと落ち着いたから60に上がってきたな、とかね。

美容にはまったことで、お肌が整ったら、次は運動を取り入れて、食べ物や生活に気を付けるようになり、体が整い、心まで整ってきた。この本を読んだ方にもそんなふうに、どんどん自分の扉を開けてほしいと思います。

MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」
見ているだけでも美しくなれそうな、MEGUMIさんのメイク道具やスキンケアグッズの写真も楽しめる1冊。『キレイはこれでつくれます』(著:MEGUMI/ダイヤモンド社)より〈撮影:217..NINA〉

スケジュール管理は美容の基本

とにかく女性は忙しいですよね。仕事を持っていてもいなくても、毎日は時間との闘い。自分のことが後回しになるのはわかります。でも大人になったら、自分をかまってあげられるのは自分しかいないんですよ。どうか自分を大切にしてかまってあげてください。
お肌を整えていいコンディションに保つには、継続が何よりも大事。たまにやるのではなく、毎日の生活の中に美容を取り入れることが必要です。
そしてちゃんと時間を捻出すること。私はスケジュールをきちんと管理して、常に微調整しながら動いています。

毎日基本的にフル回転で仕事中心。その前後や合間にジムに行く、ウォーキングをする、お風呂は湯船にきちんとつかる。その他、美容クリニックにも顔を出したいし、コスメチェックもしたい、食事に家事、息子ともゆっくり話したい。あれやこれやをすべてきちんとスケジュール管理しなければ、とてもこなせません。「ここではぼーっとする」なんていうリラックスタイムも、きちんとスケジュールとして組み込んでいるんですよ。(笑)

子どものころからやりたいことが多くて、時間を捻出する癖がついていたのかもしれません。習いごとも、そろばん、お習字、プール、バトントワリング等々、親に頼んで常に週に5日入れていました。やりたいことはがまんせずに、できる方法を考えながら続け、生活を豊かにしていくのが好きなんですね。

子育てまっさかりの頃は、ジムにもサロンにも行けないし、家事も大変だし、体型も変わってしまう。「どうして女の人だけがこんなに大変なんだろう」と焦りや怒りを感じたこともありました。でもイライラするだけじゃ何も回っていかない。他人も子どももわかってくれないんだったら、わかってもらおうと期待せずに、あきらめて、美容の雑誌を見たり、いい香りのクリームを使ったり、と美容で気分転換していました。

一人息子は思春期まっさかり。母親の私がうっとうしくなる年ごろです。「うるせえ」なんてしょっちゅうだし「若作り!」と言われることも。どうやら私の美容にはまったく関心がないようです。(笑)
息子のことは今でも大好きなのに、これからますます手を離れていくと思うと寂しいですが、私のこのパワーが全部息子に行ってしまったらお互いのためにならないので(笑)仕事を持っていてよかったと思っています。

MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」
(写真撮影:初沢亜利)

どんな年代の人にも手にとってほしい

美容にはまって以来、いつかは本を作りたいなと思っていたら、実現できました。
それぞれの年代でそれぞれのお悩みがあるでしょうから、それぞれの方々がご自身のかまい方を見つけてほしい。この本がそのヒントになればこんなにうれしいことはありません。私が紹介したことは全部、時間がかからないことばかり。
シートパックも3分だし、歯を磨くように美容を毎日の生活に取り入れていってほしいと思っています。

美容は常に進化していますので、アップデートしなければならない。でも、それぞれの人が自分なりの美容法を習慣づけていればベースができます。そのうえでご自身の力でキレイをつくってほしいです。

私自身のことを考えると、これからも役者として認めていただけるようにがんばりたいし、プロデューサー業も社長業も全力で取り組みたいと思っています。
そんな中で力をくれて心身をUPしてくれるのが、私にとっての美容です。

生きざまなど入れずに作ったつもりの本でしたが、結局は私の「哲学」「生き方」のようなものも詰まっているかもしれません。
これからどんどんマニアック美容法にもはまっていきます。またみなさんにご提供しますから、楽しみにしていてください。

MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」
(写真撮影:初沢亜利)

MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」 外部サイト 奈美悦子「免疫不全の難病に襲われ、56歳で3度目の結婚を決意。寝室は別が1番、《家庭内別居》で自分の時間を作れば上手くいく」 宝塚卒業後の人生CHIHARU「男役からヘアー&メイクアップアーティストの道へ〈わたし、宝塚になる!〉と宣言、中3で合格してタカラジェンヌに」 専門家6人が教える、美容家電の選び方。ポイントは《続けられるかどうか》おすすめ美顔器4選 「MEGUMI」をもっと詳しく

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