さとう珠緒さんは常にアイデア商品を思案中「いつか企業に作ってもらえたら」

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さとう珠緒さんは常にアイデア商品を思案中「いつか企業に作ってもらえたら」

2023-05-15 10:14

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【死ぬまでにやりたいこれだけのこと】

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さとう珠緒さん（俳優、タレント／50歳）

◇◇◇

「ぷん！ぷん！」のギャグでブレークし、ぶりっ子キャラだったさとう珠緒さんも50歳に。死ぬまでにやりたいことはアイデア商品の発案。結婚観も語ってくれた。

「こんな物があったらいいよね」って発明品を死ぬまでに作れたらといつも考えています。アイデア商品とかを私が発案して、企業さんに作っていただきたいと。

まだ妄想の段階ですけど、その日の自分の美容についてアドバイスしてくれる鏡とか。

体重計でわかる数値って美容とはほぼ関係がない、重さだけじゃないですか。でも、その鏡は「今日は顔がむくんでる」とか「昨日よりほうれい線が濃くなった」「目が垂れた」と見た目の気づきにくい点を教えてくれるんです。全身を映すと「微妙に太ったよ」と。鏡を毎日見ているとちょっとの変化がわからない。自分で気づいたり、周りの人から「ほうれい線が濃い」と言われた時は遅いですから（笑）。

「今日から3日、スクワット30回で元どおり」とアドバイスしてくれるとなおいい。顔色が悪いと「ビタミンCを2錠とれ」とか。

もっと進化すると、メークのアドバイスもしてくれる。私が「今日は川口春奈ちゃん風」と設定すると、「眉毛5ミリ長くしよう！」とか言ってくれる。今はYouTubeを見てメークする若い子が多いと思いますが、いろんなメークのやり方が内蔵されている鏡。なおかつ出かける前に「今日もかわいいね」と褒めてほしい（笑）。それでテンション上げて出かけたいです。

今日の顔のダメなところを言うのは、いい時の顔のデータが鏡に残せればできそうですよね？そこはメーカーさんに頼むとして、私は発案者として会議に参加したい。

他には、ペットの友だちペットロボット。私の犬が寂しがり屋で、私が仕事の時に相手してくれる犬型のロボットが欲しいんです。心臓の音が聴こえたり、動きやしぐさがリアルなペットロボットがいたらいいなあと。友だちワンちゃん。子犬を飼ってる1人暮らしの女性は多いから、需要は多いと思いますよ。これは現実的な商品。

私、家でお酒を飲んでいると、どれだけ飲んだかわからなくなるんです。そういう時に「○杯で○○ミリリットル飲みましたから、アルコールを○％摂取」と教えてくれるグラスも欲しい。かきピーとかおつまみをお皿に盛り、食べてる途中で「食べ過ぎだ！これじゃ洋服入らないぞ」と叱ってくれるお皿も。かなり私の妄想が入ったアイデア（笑）。でも、音声で叱られると、「もうやめよう！」と思えるはず。カロリーを教えてくれるだけではやめられないから。

結局「もう飲むな」とか「食べるのやめろ」と言ってくれる人がいないってことですよねえ。ハハハ。

でも、もし恋人ができたり結婚しても「もう3杯目だよ」と言ってくれる人かどうかわからないですもん。だったら、グラスやお皿に言ってほしい。グラスは裏切らない（笑）。

つい最近、同年代の独身女性と会った時、「ずっと独身だよね」と話したんです。「どんな人となら結婚したいか」を考えたらこういう人がいいという理想が一個も出てこなかった！結婚したり結婚願望が強い人はたくさんありますよね。年収とか子供の人数とか、生活スタイルとか理想像が。私はゼロだった。「これが敗因か！」と。

私は一人時間が大切なタイプなので、やりたいことに「結婚」は入ってこない。諦めではなくて、ご縁があり、タイミングが合えばとは思っています。

他には料理の歌があれば便利だなと。レシピ本やYouTubeを見ながら料理していると「大さじいくつだっけ？」とわからなくなり、動画をストップさせ、料理の手が止まる。だから、ドラえもんの絵描き歌みたいに「料理歌」になっていればと。中華丼なら「卵を2個溶いて〜」と歌いながら作れます。

「さとう珠緒の肉じゃがの歌」とか作詞・作曲をしたい。これなら、妄想じゃなく実現できそう。50代はもっとちゃんとした大人を想像してましたけど、自分は全然ダメでした（笑）。今の自分の現実を受け入れて、発案など新しいチャレンジをやりたいです。

（聞き手=松野大介）

▽さとう珠緒（さとう・たまお）73年1月、千葉県出身。88年デビュー。バラエティーで活躍。競馬番組を長年務める。