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千鳥・大悟の下品ないじりが物議「日本のお笑いの問題点」とは

千鳥・大悟の下品ないじりが物議「日本のお笑いの問題点」とは

◆千鳥・大悟の発言に物議
お笑いコンビ、千鳥の大悟の発言が問題になっています。5月4日放送『テレビ千鳥』(テレビ朝日)の私服を買う企画で、人気ブランド「ジョンローレンスサリバン」のデニムを試着した際、前側にファスナーのラインが入ったデザインを「正面チャック2枚ち◯ぽ出し変質者」と表現して茶化す場面があったのです。

これにブランドのデザイナー、柳川荒士氏が激怒。「ブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られたことが本当に悔しい」と自身のインスタグラムで心境を語りました。

22日にテレビ朝日は、大悟の発言に至る演出がブランドとの間で合意を得られていなかったことを認めて謝罪しましたが、ネット上では賛否両論、様々な意見が飛び交っています。

大悟の表現自体のまずさ。それをそのまま放送してしまった制作サイドの姿勢を批判する声の一方で、そもそもあのデザイン自体がおかしいだろうとか、ギリギリのラインを攻めるのが千鳥の笑いだと擁護するコメントも見受けられました。

◆“ギリギリのライン”があまりにも幼稚

筆者は、大悟のキャラを全面に出すという身内の論理で押し切りすぎだと感じました。“ち◯ぽ”以外にも裾丈を余らせたデザインの別ブランドのデニムを“包茎”と表現したのは、さすがにアウト。レトリックもアイデアもないただの下ネタは、コンプライアンスとか倫理観以前の問題でしょう。

そのうえで考えたいことがあります。それはこの一件であらわになった、いびつな日本のお笑いです。大悟の話芸は中学生の放課後、よくても大学生の飲み会レベルの悪口です。“ギリギリのライン”とする設定が、あまりにも幼稚なのではないかと感じるのですね。

今回はあからさまに男性器を持ち出したために問題になりましたが、それでもこの種の直接的で安易な表現を、視聴者も含め珍しく感じていないふしがある。

◆「誰よりも素早く爆笑をとること」が重要視されすぎ?

なぜ日本のお笑いは刹那的な言葉の応酬が主流になってしまったのでしょうか。

その理由のひとつに、価値観を真剣に問わなくなってしまった社会の空気を挙げたいと思います。核となる思想や精神がないので、それをひっくり返す表現としてのお笑いが成立しにくくなっている状況です。誰よりも素早く爆笑をとることが唯一の存在価値になってしまったのですね。

そのため、いじめやハラスメントに近いだべり芸に向かうか、シュールさやリズムネタで奇をてらうか、それとも賞レースで漫才やコントの技術を採点競技にするしかなくなってしまう。

その中でも優劣はあるのでしょう。しかし、それはどこまで行っても内輪ウケ。“芸人”とか“バラエティ”という狭いコードの中でしか通用しない技芸なのです。

◆「日本のお笑いのレベルが低い」わけではないけど

こう言うと、“日本のお笑いのレベルが低いのか”と思われそうですが、そうではありません。第一線の芸人は、皆頭の回転が早く、矢継ぎ早にトークのバトンを渡していく。その瞬発力にはしばしば圧倒されます。

けれども、そうしたテクニックや反射神経が際立つほどにお笑いが形骸化しているのではないか。真に笑うべき対象も定められないまま、言葉が大量に消費されていく徒労感。魂がごっそりと抜け落ちているのですね。

では、本来お笑いにあるべき考え方の核とはどんなものなのでしょうか。

◆お笑いが本来果たすべき役割とは?

イギリスのコメディアン、ジャック・カレンは<人生のほとんどはジョークだ>と語り、その理由をこう指摘しています。

<コメディは社会におけるあらゆるイベントが不条理だと人々に思い知らせるためのものだ。兵士とは合法的な殺人者で、儲けは盗みと同じ。結婚は集団的“ごっこ”だ。人は一生をかけて自分がその中で死ぬためだけに家を買う。でもブリトニー・スピアーズかヒトラーでもないかぎり、100年後には誰も君のことなど覚えてはいない。>(『WhyBeing“TheFunnyFriend”IsNotAllIt’sCrackedUpToBe』ファッションサイト『MRPORTER』2022年9月15日筆者訳)
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デニムいじりをめぐりテレビ朝日が謝罪千鳥の芸風に苦言を呈する声も 千鳥・大悟の「デニムいじり」でテレ朝が対応検討「誠意をもって対応」 大悟のイジりに激怒も…有名デザイナー「被害者アピール」は逆効果?

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