5月24日に放送された日本テレビ系「上田と女が吠える夜」でのピー音トークが、不評の嵐だ。若槻千夏（39）が過去、生放送で先輩のグラドルから足を踏まれ続けるといういびりを受け、スタジオでは実名を暴露した。

ずん飯尾が暴露した「最悪女優兼モデル」の“サービストーク”が思わぬ展開に

その際、オンエアでは「ピー音」になっていたことで、別の番組共演者から「あれ、誰だったの？」と聞かれて、ついつい「ここだけの話ですよ」と答えてしまうというエピソードトークを披露した。その時も「ピー音」が入った。

それを受けて安めぐみ（41）も、「グラビアのロケで、一緒に行って撮影した時にあいさつしたら、下からグイッて見られて『フンッ』ってやられてフル無視されて」と告白し、スタジオは大いに盛り上がっていたが、結局該当タレントの実名が公表されることはなかった。

これについてネットでは、

《ピーを入れるような事でしか、注目や視聴率を集めることができなのですかねー。番組の中だけで笑いが起こり、見ている方はイラッとして不愉快》

《最近、スタジオだけで楽しんでるような番組が増えたように思う》

《こんな身内だけ盛り上がる、同じような番組ばっかり作るから、テレビは衰退した。YouTubeなんかははっきりするから、そりゃみんな配信系を見るわ》

と、すっかり「ピー音」トークが嫌われているようだった。

■ずん飯尾の“暴露”はYouTubeだったにもかかわらず不評

「ロンブー淳さんの『私に盾付いたら干すから』といった女性の先輩芸能人や、ずんの飯尾さんの食べ方が汚い女優さんの実名を言わずに匂わせるトークは、媒体がYouTubeだったにも関わらず、匿名だったことで同様に不評でした。一方的な言い分を元に、誰かを槍玉にあげ、犯人探しが始まる『いじめ』のような状態になることも視聴者が拒否反応を示す一因だと思います」（バラエティ番組制作関係者）

一方、25日放送の日本テレビ「ダウンタウンDX」では、「総勢26名実名公開イニシャルトーク」と題して、集まった芸能人がイニシャルトークをして最後に実名を明かす企画を行っていたが、しっかり実名を明かしたことで否定的な意見が噴出することはなかったようだ。

「昔のイニシャルトークは、そこそこわかるギリギリのラインを攻めてたから面白かったですし、今は割とネットや暴露系YouTuberが発達し、ちゃんと知りたいことが知れるのに、『テレビでは知ることができない』となることで視聴者のストレスが大きくなっているでしょう。“実名暴露します”とCMを入れて引っ張るくせに、放送ではピー音を入れるのは視聴者にとってはバカにされている、裏切られたと思う人もいるかもしれませんね」（同）

イニシャルトークやピー音トークは、視聴者の興味を引かせる手段として確かに有効かもしれないが、期待した分だけ白ける確率も高くなる、諸刃の剣となってしまっているようだ。

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