芸能ニュースなどの芸能情報から掲示板で雑談!

芸能速報チャンネル ごしっぷる

両足を失った車いすモデル、歌舞伎町でナンパされ気づいた衝撃的な事実

「足がないことより絶望した!」16歳で交通事故に遭い、両足切断した“車いすモデル”(25)が手術後に“最もショックを受けたこと”から続く

16歳の時に事故で両足を失い、車椅子で生活するモデル・インフルエンサーの葦原海(あしはらみゅう)さん(25)。TikTokやYouTubeを中心に、SNS総フォロワー数は70万人超を誇る。2022年秋にミラノコレクション、2023年3月にはパリコレクションのランウェイを歩き、“両足のないモデル”として世界的にも注目されている。

【画像】パリコレのランウェイを歩いたことも…16歳で両足切断した“車いすモデル”葦原海さん(25)のグラビアをすべて見る

ここでは、そんな葦原さんが自身の“生きざま”を語り尽くした著書『私はないものを数えない。』(サンマーク出版)より一部を抜粋。彼女が歌舞伎町でナンパされて“気づいたこと”とは――。(全2回の1回目/2回目に続く)

両足を失った車いすモデル、歌舞伎町でナンパされ気づいた衝撃的な事実
葦原海さん(『私はないものを数えない。』より/撮影=SumiyoIDA)

◆◆◆

旅館で「できないこと」だけを書いて炎上

私のSNSにはいわゆるアンチがほぼいないのに、1回だけ炎上したことがある。

旅館に出かけたときの初期の動画で、「これは使いにくい」とか、「ここの幅はギリギリ通れる」とか、宿泊するときの車椅子ユーザーの目線を知ってもらいたいという内容だった。

「文句ばっかり」

「できない、できないと言うなら、他の便利な旅館に泊まればいい」

「車椅子って不便で大変だね」

同情してくれる人もいたけどアンチコメントもたくさんあり、「確かにな」と思った。私は車椅子ユーザーしか気がつかない点を伝えたかっただけで、批判するつもりはなかった。だけど伝え方がまずくて、自分の思いと違う表現になってしまった──そう反省して、コメント1つひとつに返事を書いた。

自分で考えた工夫も添えて投稿するように

「批判ではなく、改善してもらえたらうれしい点を挙げたかったんです。気分を害してしまったなら申し訳ないです」

それからは注意して、「できない」で終わらせず、必ず「ここが不便、でもこうしてもらえたらありがたい」と改善策を付け加えることにした。

〇ドアからベッドまでの動線

〇トイレやお風呂のドアの幅

〇クローゼットのハンガーの位置

〇ミニ冷蔵庫の上のコーヒーやお茶の位置

お風呂のシャワーもそうだけど、車椅子ユーザーには高くて届かないものは結構ある。いいホテルの素敵なバスローブも、普通にかかっていたら外せない。

「届かないから困る!思いやりがない!」じゃなくて、「低い位置に移動していただけると助かります、たとえばこんなふうに……」と、自分で考えた工夫も添えて投稿した。

自分なりのルールを決めて「もっとよくなるヒント」を提案

やがて宿泊施設の関係者から、コメントをもらうようになった。

「私はホテル勤務で、車椅子のゲストも対応させていただいています。でも、お部屋でどう過ごしているかはわからないから、とても勉強になりました」

私はそこまで考えていなかったけど「そうか!」と思った。ホテルや旅館で私も配慮してもらうけれど、入口、フロント、レストランだけで、荷物を運び入れたあと、部屋の中で一緒に過ごすことはない。

こっちが発信しないと、部屋を車椅子ユーザー向けにセッティングする側も、どうすればいいサービスになるか、知るきっかけがないと気づいた。

「車椅子ユーザーがちゃんと言わないとダメなんだ」と投稿を増やした。もちろん私は「車椅子ユーザー代表」じゃない。感覚がないけど足がある人もいるし、「バリアフリー」と一括りにまとめようとしても、何がいいかは人によって違う。

〇あくまで1つの意見として言おう

〇自分が正しいとか、自分中心で発信するのはやめよう

〇いつも「反対側の立場だったらどうだろう?」と考えよう

自分なりには、こんなルールにしている。

宿泊施設でもレストランでも駅でも、「障がいがあるから、なんとかしてください!」と一方的に要求されたら、困ってしまうだろう。

ルールや安全性、責任を意識しなければいけないサービスする側の人のことも考えながら、「もっとよくなるヒント」を提案していきたい。 

キャバ嬢スカウトと歌舞伎町のナンパ

あちこち出張し、日本はバリアフリー先進国というわけじゃないと感じた。

私は快適に過ごしているけど、車椅子だと行きにくい場所も残っている。

何より人の心の中のバリアは、まだあるんじゃないかな。

「障がいがある人を見つけたら、どうしたらいいかわからない」とか、健常者同士の差別や偏見とか、いろんな壁がある。

だから私は、それをぶち壊す仕事を当分は続けるつもりだ。

誤解しないでほしいのは、“立派な海ちゃん”が上から目線でお説教しているわけじゃないということ。

“クソ生意気な16歳の姫”の頃より大人になったけど、私はまだ25歳だ。

「ホストやキャバは障がい者に興味ない」と決めつけていた

大人になったつもりだけど世間知らずなところもあり、たとえば自分のSNSのフォロワーにホストやキャバ嬢がいることに気づいたとき、正直、驚いた。夜職というだけで下に見る人もいるけど、そういう意味じゃない。

相当に考えて努力している人が大勢いるのを、友だちを通じて知っている。家庭の事情で進学できず、お金に苦労しながらがんばっている人もいるし、いろんな経験をしたぶん、心が豊かな人もいる。

それなのに驚いたというのはなぜか──理由は、「ホストとかキャバとかは、障がい者に興味ないやん。別世界やん」と決めつけていたから。

それでふと思い出したのが、社会人1年目の出来事だ。

あの頃、歌舞伎町付近に何度か用事があり、「ちょっと怖いよね」と思いながら人があふれる一番街を通過していた。そのとき、ナンパされたのだ──ホストではなさそうだけど、いかにもチャラい感じの男の人に。

中学生くらいから、地元で声をかけられることはよくあった。高1のデートで張り切って大人っぽい服装と濃いメイクで出かけた帰り道は、なんとキャバクラにスカウトまでされた。

「顔が気に入った」とナンパしてくる人も

スカウトは論外だけど、ナンパも会釈してスルー、一度もついて行ったことがない。一途にしかなれない性格だから、彼氏がいたら無理だ。彼氏募集中のときも好きじゃないとダメで、軽く遊びたくても遊べない。

だいたい車椅子ユーザーになったとき、「人生経験として、ナンパ相手とお茶くらいしておけばよかった」とちらっと考えたのは、「これからの私の人生は、もう誰からも声をかけられない」と思ったからだ。

ナンパは外見だけで判断するから、車椅子という時点で除外されるはずで、「うるさく声をかけられず、ラクに生きられてええやん」という感じだった。

それでも、歌舞伎町のチャラ男は普通にナンパしてきた。

その日だけじゃなく、別の人にもナンパをされた。歌舞伎町以外でも「顔が気に入った」とナンパしてくる人もいた。

衝撃だった。

「車椅子ユーザーはナンパされない」

勝手にそう決めつけて、偏見があったのは私のほうだったのだ。 

差別よりつらいのは「知らない」で終わること

ナンパはやっぱりお断りだけど、声をかけていただくのは、とてもうれしい。

小学生や中学生に、「TikTok見ました〜」「わー、ホントにみゅうちゃんだ!」なんて言ってもらうと、SNSをやっていてよかったと思う。

この間も「中1です」という2人組の女の子に声をかけられたけど、たぶんその子たちは、街なかで車椅子ユーザーに話しかけるのは初めてだったと思う。

福祉や障がいは、「知ろう」と自分で思わなければ知ることができない。

身内に障がい者がいるとか、医療関係者を目指すとかじゃなければ別世界だ。同じ世界に存在して、生きているのに。

くだらないことで笑って、好きなことをして喜んで。

くやしくて悲しんで、恋をして泣いて。

理不尽なことに怒って、それでもまた笑って。

障がいがあってもなくても、不完全なこの世界で、自分なりの役目を果たそうと、もがいている。

それなのに障がい者だけが、まるで透明人間だ。

「こんにちは」は心のバリアフリーにつながる1歩

差別や特別扱いをする以前に、「知らない」で終わっている。

それが健常者と障がい者に壁ができる大きな原因だ。

だけど、知れば、世界は変わる。

車椅子に乗っているとか障がい者とか関係なしに、声をかけてくれる。

義務感で「お手伝いしましょうか?」じゃなく、「こんにちは」って。

私も車椅子ユーザーとしてではなく、葦原海として「こんにちは」と答える。

これって心のバリアフリーにつながる1歩じゃない?

そう思えたとき、世界の中で「私の役目」を果たす、そのスタートラインに立った気がした。

(葦原海/Webオリジナル(外部転載))

両足を失った車いすモデル、歌舞伎町でナンパされ気づいた衝撃的な事実 外部サイト 【続きを読む】「足がないことより絶望した!」16歳で交通事故に遭い、両足切断した“車いすモデル”(25)が手術後に“最もショックを受けたこと” 【画像】パリコレにも出演した“車いすモデル”葦原海さん(25)のグラビアをすべて見る 仕事を干され、激しい絡みやヌードを披露、“添い寝写真”流出も…“恋多き女”水野美紀48歳の紆余曲折 「モデル」をもっと詳しく

「25歳過ぎてロリータとかイタい」40歳看護師がモデルでい続ける勇気とは ロイ、速度超過道交法違反で起訴活動を一定期間自粛 アディダスが発表した水着モデルの写真に波紋、米では不買運動が勃発

この芸能ニュースに関連する芸能人

  • +お気に入り登録

関連芸能ニュース

あびる優、会えぬ娘の誕生日に思いを吐露「いつか会える事を信じて」

あびる優、会えぬ娘の誕生日に思いを吐露「いつか会える事を信じて」

タレントのあびる優(37)が5日、第1子である長女の誕生日を祝福するメッセージを自身のインスタグラムに投稿している。長女は現在、元夫の才賀紀左衛門(35)と暮らしており、あびるは親権者でありながら娘の誕生日にも自由に会うことができない状況が続いている。 【この記事の他の写真を見る】 2022年7月...
渡辺満里奈「19回目の結婚記念日」に名倉潤と幸せSHOT公開「憧れ」の声

渡辺満里奈「19回目の結婚記念日」に名倉潤と幸せSHOT公開「憧れ」の声

タレントの渡辺満里奈(53)が5日、自身のインスタグラムを更新し、結婚記念日を報告した。 渡辺は「本日19回目の結婚記念日!」と書き出すと、夫の「ネプチューン」名倉潤とフルーツが乗ったプレートの前で笑顔で乾杯するショットをアップ。 「あっという間のような気もするし、それなりに長かった気もする」...
みちょぱ バス利用で?貴重な体験?と感慨も…「ニュースにすんなよ」「コメントで叩かれる」

みちょぱ バス利用で?貴重な体験?と感慨も…「ニュースにすんなよ」「コメントで叩かれる」

みちょぱこと池田美優が5日放送のニッポン放送「#みちょパラ」に出演。普段やらない「貴重な体験」をしたと語った。 みちょぱはこの日、冒頭から夕飯の買い物のあとに「バスで家に帰った」と嬉々として報告。歩くことも人ゴミも嫌いで、至近距離でもタクシーを使うことが多く、学生時代以来のバス利用だった...
「だまされてる」女優と結婚の箱根ランナーが疑心暗鬼も 妻はSNS駆使し「私を知ってよ大作戦」

「だまされてる」女優と結婚の箱根ランナーが疑心暗鬼も 妻はSNS駆使し「私を知ってよ大作戦」

箱根駅伝で活躍した青学大出身のマラソンランナー・下田裕太と妻で女優でタレントの金久保芽衣が5日、テレビ朝日・朝日放送系「新婚さんいらっしゃい!」に出演。下田に一目ぼれした金久保の“結婚大作戦”の内容が明らかになった。 2人は今年3月31日に挙式。出会いを聞かれると、金久保はたまたま初めて見...

コメント(0)

名前
コメント
※必須
http://scoopire.net